お寺「精進料理」を味わう
「町田駅」から車でいくこと約15分。
駅前の賑やかさが嘘のように、のどかな里山が広がります。
娘の大学受験も終わり、この日は前から訪れたいと思っていた「東向山 簗田寺」の精進料理を食べに母娘で伺います。
お寺の前には広めの駐車場が完備され、そこから精進料理「ときとそら」が見えていました。
余計なものがないお寺の静けさが、心地よく感じられます。
東向山簗田寺(とうこうざんりょうでんじ)は寛永6年(1629年)に建立
店内は、木のぬくもりを感じるテーブル席、開放的なテラス席、そして足を伸ばしてくつろげるお座敷があります。
私たちは、お座敷を選びました。
冬の柔らかな日差しが差し込み、日常の緊張がとけて穏やかな気持になれます。
穏やかな空間には2月の花「椿」と干支「馬」が飾られいました。
まず運ばれてきたのは、食前酒の甘酒。
ひと口含むと、お米の粒がしっかりと感じられ、丁寧に作られたことが伝わる素朴な甘みが広がります。
この後の精進料理も、さぞかし素材が生かされているであろうと期待感が高まります。
精進料理と汁物。飾られた柊が季節を思わせます。
2月は「椿寿御膳」
・発酵玄米
・白米 白椿ご飯
・稲荷なます
・セロリとこんにゃくの生ピーナッツ炒め
・柊の鬼遣らい
・うち豆ポテトサラダ イモカタバミ草添え
・りんごと生姜の天ぷら
・椎茸の甘煮
・菜の花のからし和え
・香の物 沢庵
・汁物 六質汁
メニューをざっと書き出してみましたが、体に良いものが使われていることが一目瞭然。
食事を引き立てる、きれいな食器たちと色とりどりのおかず、
味もやさしく、運ばれてきた時は「お腹に足りるかしら」なんて思っていましたが食べ終わる頃には、満腹でした。
稲荷なます をいただきます
お食事の最後を飾るのは、椿を思わせる可愛らしい練り切り。
メニュー名:「良弁椿(糊こぼし風)とお釈迦様の花供曽」
なんと右に添えられたあられは、お釈迦様のはなくそとの名前がついていました!
椿の練り切り。優しい味わいでした。
窓の外にはのどかな風景が広がります。
窓の外に広がるテラス、里山の風景と実っているオレンジ。
なんとも言えず風情ある風景を眺めていると、日常の喧騒が遠いことのように感じられます。。
テラス席には、翌月以降に提供される食材が天日に干されていました。
丁寧な作り込みに、お料理への誠実な準備を感じます。
ちなみに吊るされているのは ゆべし だそうです。
店内の様子。テーブル席とお座敷席
食後は、境内を散策。
お寺の裏手には池や里山の傾斜を活かした庭があります。
2月で庭園はまだ冬の装いですが、梅の花や桜(?)がひっそりと咲き、僅かに春の気配も感じられました、
SNSで話題のログハウスカフェへ
次に向かったのは、SNSでも話題の「beans cafe」。
お寺から車で約10分、おしゃれなログハウスの外観が遠目に見えてきます。
到着した時はたまたま、お待ちになっている人もおらず、お店脇の駐車場に停めることができました。
ところが、店内は満席。そして予約もいっぱいなんだとか。
運良く増設スペースに案内していただけることになりました。
やっぱり予約は必須ですね。
入口向かって右側の増設スペースに案内していただきました。
お目当ては、童話の世界から飛び出してきたような「小人のプリン」
プリンの上に乗ったアイスに目がつき、コーンの帽子!
一見、手作りで硬めのプリンに見えますが、口に入れると適度なやわらかさ、マイルドな口当たりでとても美味しいかったです。
プリンの上にはアイスの顔、そして三角ワッフルのとんがり帽子。
店内には、暖炉もありました
私たちがお店を出る頃には、外の椅子が待機のお客様でいっぱいに。
「いいタイミングで入れたね」と、小さなラッキーを喜び合いました。
遠くへ行かなくても、東京近郊を車で少し走るだけで、こんなにも豊かな景色と味に出会える。そんな「小旅行」が、今の私には何よりのリフレッシュになりました。