早稲田大学国際文学館 村上春樹ライブラリーで開催されている山本容子さんの版画展、エクラ編集部企画のギャラリーツアーに参加させて頂きました。
今まで全くご縁のなかった早稲田大学に今回初めて訪れました。
有名な大隈記念講堂
大隈重信像
気になる建物があちこちにありましたが、会場の「国際文学館 村上春樹ライブラリー」に向かいました。
隈研吾さんによりリニューアルされた建物です。
2階へのエレベーターでJマダムのt.Shocoさんが声をかけて下さいました!
村上春樹さんの作品が大好きで、もちろん山本容子さんも大好きとおっしゃるt.Shocoさんのお陰でリラックスして楽しむことが出来ました。
山本容子さんは黒のニットにブラックジーンズ、ローファーのカジュアルスタイルでしたが、大人の女性らしさが溢れた本当に素敵な方でした。
すでに展示については沢山の方が書かれているので、私は山本さんのお話を伺って感じたことを中心に書かせて頂こうと思います。
開始早々に山本さんが
私は私が感じたものを私らしく表現している
そこに私があって、私らしくなければ意味がない
とすぐ間近でおっしゃるのを聴いて鳥肌が立つ感覚でした。
自分が知らない時代の作品の挿し絵を書く場合は当時の音楽からイメージしたりと、その作品の世界を自分のものにされる努力や工夫をされているとのこと。
シェークスピアのソネットは、全貌は把握しきれないことから、節穴から覗いた世界として表現されたそうです。
節穴の形の銅版画の版
誰もが知っている作品の挿絵を描く場合には、従来のイメージに引っ張られず、自分なりの解釈で、とことん自分らしい表現を追及されていました。
山本さんが物語のキーパーソンと考えた白雪姫を助けた狩人。
狩人のイメージを基点に小人たちのイメージも決まったそうです。
自分らしい表現を造り出す課程を事細かにお話下さり、山本さんのものの見方や感じ方に触れることが出来て、本当に貴重な機会でした。
生き生きとした人間らしさを追及した赤毛のアン
ギャラリーツアーの後は、サイン会と撮影もしていただけて感激!
絵の大好きな娘宛てに、サインをして頂きました。
今度は娘を連れてゆっくり鑑賞したいです。
ギャラリーツアーの後は、山本さんを囲んでの懇親会がありました。
参加者の皆さんからの質問に、山本さんが答えてくださったのですが、山本さんが幼少時代、どのように感性を育まれたのか?という質問の答えは、絵が好きでその道に進みたいと思っている娘を持つ私にとってとても興味深いものでした。
幼い頃から見たものを見たまま書くのではなく、自分なりの解釈を持って表現されていたことを伺い、お話の中で出てきた、山本さんの子供時代を描いた絵本「おこちゃん」が気になって購入しました。
沢山の家族に囲まれて育って、様々な価値観に触れてきたことや、色々な人が色々なことをいい、色々な答えが出る環境で育ったことが山本さんの豊かな感性を育んだと伺い、多様性に触れることの大切さを感じました。
また、山本さんのお話の中で印象的だったのが、イメージすることの大切さでした。
今世界で起こっている紛争も、相手が生活している様子をイメージ出来れば弾を撃ち込むことは出来ない筈
というようなお話を伺って、人として感性や想像力を磨くことは平和に繋がることなのだと感じました。
作品を鑑賞するだけでなく、ご本人がその作品を造り出す課程や視点について、すぐ間近で肉声で聴くことができる本当に貴重な機会でした。
美しい装丁の世界文学館全集
新生エクラのテーマは
「心のラグジュアリー」
今回の企画に参加させて頂いて、まさに「心のラグジュアリー」を体感しました。
忙しない毎日を過ごしていますが、感性や想像力を大切に、「心のラグジュアリー」を常に意識して、過ごしていきたいと改めて思いました。
展覧会は5月27日まで開催されているので、今度は娘を連れて訪れたいと思います。
おまけ その1
ご一緒させて頂いたt.Shocoさんがサインをしてもらっていた山本容子さんの著書、「パリ散歩画帖」
今は新本は手に入らないのですが、パリ大好きな私はたまらなく欲しくなって、古本を見つけて購入しました。
山本さんの視点でのパリの旅の記憶が描かれていますが、中でも私が気に入ったのはスーパーなどで手に入る日用品を描いたページです。
私は山本容子さんの作品の中でも日常生活を切り取った作品が好き♡
すっかり忘れてしまっていたのですが、もう20年近く前に三越で開催されていた山本さんの展覧会で、東京の風景を描いた本「東京五十景」を購入したことを思い出しました。
どこかにある筈…と思って探したけど見付からず。
この本も新本では手に入らないので古本で手に入れようかしら…
おまけ その2
ギャラリーツアーの日は3月8日、ミモザの日でした。
雪も降った寒い日でしたが、どうしても春らしいコーディネートかしたくてミモザをイメージしたイエローのスカートとカーキのニットに初下ろしのトレンチコートで出掛けました。
おまけ その3
今回参加できるのは抽選で20名との事だったので、ダメ元で申し込みしました。
他のメンバーの方から、参加案内メールが届いたと聞いた時に、私の所にはメールが届いていなかったので、落選か…と残念に思っていたところ、開催前にリマインドメールが届きました。
どうやらメールを見落としていたようで、当選していたの?とその時初めて知りました。
そんなこともあり、夕方に予定を入れてしまっていたので最後ゆっくり出来なかったのが少し残念でしたが、こんな素晴らしい会に参加させていただけて本当に感謝しています。