墓じまい代行・終活サービス業の小西正道さんに、最近関心が高まっている「散骨」について、詳しく教えてもらった。
関心が高まっている「散骨」という選択
お墓をもたない方法として注目の散骨だが、実際はどんなものなのだろう。「散骨に法律的定義はありませんが、厚生労働省のガイドラインでは、焼骨を遺骨とわからない程度の粉状に砕くことが求められています。自分で行ってもかまいませんが、時間も労力もかかるため、業者に依頼するのが一般的です。多くはありませんが、粉骨サービスを行っている火葬場もあります」
散骨場所は海のほか、山や森林などが候補になるが、当然ながら他人が所有する土地はNG。民間霊園や寺院の敷地内にまくケースが多い。海に散骨する場合も、港や沿岸にある公園施設、養殖施設や生け簀(す)があるような場所は避けるのがマナーだ。
ちなみに海洋散骨に決まった形式はない。どの地点に散骨するかや船上セレモニーの方法など、依頼主の要望に応じたオーダーメイドが主流だ。「当社の場合は、海のどの地点に散骨したかを記した『散骨証明書』を出していますが、すべての海洋散骨業者がしているわけではありません。業者ごとの特徴を比較し、料金も含めて納得いくところを選んでください」
写真提供/縁
小西さんが運営する「散骨想」は相模湾や東京湾での散骨が主体。プライベート散骨は1体分の遺骨粉末化込みで17万円~