まだ介護は必要ないけれど、ひとり暮らしの親が心配な人へ、おすすめの施設&探す際の秘訣を、専門家がアドバイス!
CASE.まだ介護は必要ないけれど、遠距離でひとり暮らしの親が心配
手ごろな費用&安心な生活を重視するなら、自立者向けサ高住。終(つい)の棲家(すみか)にしたいなら、看取りまで行う有料老人ホームがおすすめ
本人の状況、予算、地域を考慮して選択を
「施設選びの指標となるのは、本人の状況、予算、地域の3要素。介護が必要ない状況なら、入居条件に要介護認定をあげている施設は対象外となり、候補は、自立者向けの有料老人ホームとサ高住、シニア向け分譲マンション、一般型ケアハウスに絞られます」と、岡本さん。
費用は、ケアハウスが最も手ごろだが、待機人数が多いという難点があり、シニア向け分譲マンションは、まとまった資金が必要に。有料老人ホームは、施設によって差があり、なかには入居時数億円に加え、月額利用料数十万円という施設も!
「予算を抑えつつ、安心で快適な生活を望むなら、自立者向けのサ高住がおすすめ。入居時に必要なのは家賃3〜6カ月分程度の敷金のみで、安否確認と生活相談が義務づけられているので、安心して暮らせると思います。介護や医療が必要になったときは、外部の介護事業所や近隣の医療機関を利用します」(岡本さん)
ただし、要介護度が高くなったり、日常的に医療的ケアが必要になった際は、再度住み替えが必要なケースも。「終の棲家にしたいのなら、自立から入居でき、重度の介護まで対応してくれる有料老人ホームを検討しては? 最近は看取りまで行う施設も増えていますから」(岡本さん)
小菅さんも、多種多様なタイプがある有料老人ホームを推薦。
「高齢者施設にネガティブな印象を抱いている親御さんもいると思いますが、有料老人ホームの中には、共用スペースが充実していたり、レクリエーションが盛んなところが多数あるので、親御さんの好みに合ったところが見つかりやすいと思います」
地域は、希望地だけでなく、にぎやかか閑静かなど、環境も考慮したい。「元気な親は、住み慣れた場所や出身地などゆかりのある地を希望する傾向が強いですね。とはいえ、頻繁に顔を見にいけたり、ホームからの呼び出しに応じやすいよう、家族が通いやすいエリアを選ぶのが安心かもしれません」(岡本さん)
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