親が施設に入居するにあたり、気になることや押さえておきたいことをピックアップ。施設探しのエキスパートのアドバイスを参考に、親も子も幸せな入居先を見つけて。
教えてくれたのは…
Q.施設入居を拒む親をどう説得すればいい?
A.大切なのは「親の感情を理解する」こと。認知症の場合は“優しい嘘”も必要
「高齢者にとって環境が変わるのは不安なもの。払拭するには、デイサービスなどを利用し、快適な場所だと実感してもらうのが一番。担当医やケアマネージャーなど、親が信頼する人に進言してもらうのも効果的です。なお、認知症の場合は、『ヘルパーさんが来られない間だけ』など、"優しい嘘"をつくのも一案。施設側が適切に対応してくれるので、親もだんだんなじんでいきます」(岡本さん)。「まずは、親の感情に寄り添って。拒否する理由がわかったら、解決のための選択肢をひとつに絞らず、複数提示し、親にとってのメリットも伝えましょう。それで前向きになる場合も」(小菅さん)。
Q.子供世代が早めにできることは?
A.家族のコミュニケーション頻度を高め、親の現状を客観的に把握すること
「親にとって介護は避けたい話題。聞く耳をもってもらうには、日ごろからコミュニケーションをとるのが不可欠。年1回の里帰りより、週1回5分電話するほうが、親も心を開きやすいのではないでしょうか。また、介護関連の本を1冊読んでおくと、親の今後について心構えができると思います」(小菅さん)。「入居条件に要介護認定をあげている施設もあるので、親の自立が不安になってきた時点で、すぐに要介護認定を申請するのが得策。なお、入居時期は、親の意向とともに、客観的な状況も判断材料にしましょう。下記の5つの視点で親の現状を採点、3以下が目立つなら考え時です」(岡本さん)。
自宅形態…住まいはバリアフリーで老後生活に適している?
生活環境…自宅周辺の生活環境は便利?
医療・介護環境…近くに病院や介護事業所が複数整備されている?
家族事情…老後生活を支えてくれる家族はいる?
資金状況…資産と収入は必要額がある?
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