どんな場面、局面においても“私”を貫くには、いったいどんな心構えが必要? 「長年住みたいと思っていた街へ引っ越すか迷っています」というお悩みに、キャスター・安藤優子さんとミュージシャン・野宮真貴さんが本音で答えてくれました。
〈お悩み〉長年住みたいと思っていた街へ引っ越しをしようか、迷っています。それほど遠方ではないのですが、体力、気力が心配。でも、今が最後のチャンスかとも……。(55歳・主婦)
安藤さん いいじゃないですか。でも、実行するなら早いほうがいいですね。引っ越しも、新しい土地でコミュニティーになじむのも、相当なエネルギーが必要になりますから。もし完全に今の場所から離れるのがむずかしいのなら、二拠点生活という手もあります。ですが、50歳から一応二拠点生活をしている身で本音をいわせていただくと、大変以外の何ものでもありません! 確かに、行くとすごく気分転換になりますが、メンテナンスもあるし、経費の問題もあるし……特に、家の中をなるべく完璧にしておきたい私にとっては、行くたびにメンテナンス疲れになって、「いったい何しにきたんだろう?」となることもしばしばです(笑)。そういえば周囲でも、年代的に早めの“終活”だといって家や物を処分して地方へ引っ越した人がけっこういますが、案外、すぐに東京に戻ってきます。だから、大事なのは、その時々の状況に合わせて判断して動ける、ということなんでしょうね。
野宮さん お引っ越し、いいと思いますし、きっと最後のチャンスでもないと思います。自分が60代になってから50代を振り返ると、当時は「老けたなぁ」と感じていたけど、あのころは全然若かったし元気だった!と思うんですよね(笑)。いろいろ予想して心配しても、状況は逐一変わっていくものですから、それならば、その時々に楽しめることをやったほうがいい。誰でも、今が一番若いんですから。
’13年、上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科グローバル社会専攻博士後期課程を単位取得満期退学、’19年博士号取得。『自民党の女性認識――「イエ中心主義」の政治指向』(明石書店)などの著書がある。
▼こちらの記事もチェック