手指がこわばったり、スムーズに動かないだけでなく、強烈に痛んだり、変形してしまう手指の症状は、不安なもの。更年期の症状なのか、違う病気なのか、どのように対処すればよいのかなど、アラフィー世代に降りかかる手指問題の疑問に専門医がお答えします。
もっと知りたいQ&A
Q.手に違和感があるときは、安静にするorストレッチするどっちがいいの?
A.痛みがひどいなら安静。軽めならストレッチを
「痛みがひどいときは炎症が強いので安静にして病院へ。症状がまだ出はじめならストレッチをして動かすと筋肉の緊張がとれ、悪化を防げます。まだ症状がない人はAのストレッチを行うと予防になります。ばね指や手根管症候群にはB・Cのような指の体操を。また、湿布で冷やしてもいいかどうか聞かれることがありますが、湿布の効果は冷やすことでなく消炎鎮痛剤で炎症を抑えること。痛みがあるときに効果的です」
Q.日常生活で気をつけることは?
A.スマホやパソコンを使う際の手指の使い方に注意
「まずは手指の酷使を避けることが大切。近年はスマホの使いすぎで症状がひどくなる人も増えています。スマホは片手で打つとより指に負担がかかるので両手を使いましょう。また、ドケルバン病はパソコン作業などで親指を外に開く動きを繰り返すとなりやすいのですが、最近、指に負担がかかりにくい湾曲した形のキーボードもあるので、取り入れるのもおすすめです。そのほか、手指の冷えも症状を悪化させるので冷やさないこと」
Q.遺伝するって本当?
A.遺伝がかかわっていると疑われている病気も
「手指の病気に遺伝がかかわっているかどうかはわかっていませんが、へバーデン結節やブシャール結節などの変形性関節症は、遺伝がかかわっているのではないかといわれています。親など血縁者に手指の病気の人がいたら、手の酷使は避けるなど注意を」
Q.変形性関節症は、リウマチとはどう違うの?
A.リウマチは全身の関節の痛みや微熱などの症状も
「リウマチの場合、手指の第2関節に腫れや痛みが出やすく、触ると比較的柔らかいのに対し、変形性関節症は硬いのが特徴。全身の関節に症状が出たり微熱や倦怠感がある場合も。血液検査で調べられます。最近はよく効く薬があるので早めに受診を」
教えてくれたのは…
まえだ整形外科・手のクリニック
前田利雄先生
医学博士。昭和大学病院整形外科学講座兼任講師。手外科・整形外科専門医として診療にあたる。肘から手までのさまざまな病気に精通。