「小さな文字が見えにくい」「目がショボショボ」「疲れ目がひどい」など、目の不調やトラブルが増えるアラフィー世代。その原因を、眼科医の平松先生に教えていただきました。
〜エクラ世代の視力、こんなに不便です!〜
目の筋力の低下とドライアイがアラフィーの不調の原因です
教えてくれたのは…
なぜアラフィーになると目の不調が増えるのか? その主な理由は「ピント調節機能の衰え」と「涙の質の低下」の2つだそう。
「私たちの目は遠くよりも近くを見るときにより力を必要とします。そのため、目のピント調節機能が衰えると手元が見えづらくなるのです。加齢がひとつの要因ですが、それだけではありません。現代人はパソコンやスマートフォンなどで目を酷使しているため、加齢による自然な衰えに拍車をかけているともいえます」
QOLをも左右する目の不調はセルフケアで改善できる!
もうひとつの『涙の質の低下』は、いわゆるドライアイのこと。「肌と同じで目も加齢によって乾燥しやすくなりますが、単に水分が減るということではありません。涙は本来水と油が混ざっていますが、油が不足してくると涙そのものは出ているのに目が乾く、ゴロゴロする、疲れやすいなどの症状が出てきます。油が減るのは『目の冷え症』とでも呼ぶべき状態で、目の血行不良によってまぶたにある油が冷えて固まり、涙に溶け込まなくなってしまっているのです。
目は一度悪くなったらよくなることはない、と思っている人も多いかもしれませんが、目の筋肉をしっかり休ませ、血流をよくして涙の質を改善してあげれば、必ずよくなります。目の不調は見え方だけにとどまらず、頭痛や肩コリ、疲労、イライラなどその他の部分にも波及してしまうもの。程度が軽いうちに対策を始めれば、効果も出やすく、クリアな視界も戻りやすい。さっそく今日から始めてみましょう」
〈正常な目〉
毛様体筋が収縮することでレンズである水晶体の厚さを調節。目の奥にある網膜の中心で像を結ぶことができ、ものがはっきり見える。
〈老眼の目〉
加齢で毛様体筋の働きが衰えたり水晶体が硬くなると、網膜の奥で焦点が合わない。そのためボンヤリとしか見えなくなってしまう。