自分の利益を最優先に、本当に正しいかなどは考えず、ひたすら主張してくる人には、『ほかの人がどう考えるか』とか『世間の常識に照らし合わせて』といった言葉が有効だそう。精神科医・片田珠美さんに教えてもらいました。
教えてくださった先生
相手を意地悪な目で分析し、プチ悪人になるのが有効
対策の締めくくりに、敵と対峙する際のポイントを会話集で紹介。カギは、相手を分析&プチ悪人になること。
「相手と同じ土俵に立つと、感情と感情のぶつかり合いになり、疲れるだけ。第一、『自分は正しい』と信じて疑わない人に、どんなに反論しても勝ち目はありませんし、説得しようとしてもムダです。それより、相手を持ち上げながら、素直に聞いているふりをして、心の中で舌を出しているほうが賢明です」(片田さん)
可能なら、時には戦う姿勢を見せて。「簡単に言いなりにならない」「厄介なヤツだ」と思わせられれば、今後カモになる危険性はぐっと低くなるはず!
【Case5】強く出ることで、こちらの要求をのませようとする相手に
相手 「私はフルタイムで忙しいから、マンション管理組合の役員は絶対ムリ! 仕事をしていなくて、時間が自由になる人がやるべきだと思うわ」
あなた 「お考えはわかりました。ただ、役員は持ち回りと決まっていますし、これまでフルタイムの人もやってきたので、○○さんの意見に皆さんが納得するかどうかはちょっと……」
こうした利得型には、感情ではなく理論で対応を。要求や考えは一応聞いたけれど、それが認められるかどうかは別と、冷静に告げて。「1対1で説得するのはむずかしいと思うので、『ほかの人がどう考えるか』とか『世間の常識に照らし合わせて』といった言葉が有効です」。