メンズコスメ・ジェンダーレスコスメが増え、つるぴか美肌の韓流男優たちが大人気。そんな世の流れに、わが夫たちも乗りまくったり乗らなかったり……。妻であるJマダム®たちの素朴なギモンを、アラフィー男性の美容事情に詳しいプロが解決!
①頑固一徹!こだわりが強い夫の美容事情
肌や髪のお手入れを熱心にしているから応援したい! でも、そばで見守る妻には、ちょっとこだわりが強いように見えることも。この行動はなぜ? どう対応すればいい?
Q.お気に入りのコスメや歯みがき粉をレジ袋いっぱいに買いだめ。ムダにならないか気になる。(夫:会社員・53歳)
A.年月がたつうちに新成分も出るし肌も変化。新しい情報を伝えよう
「具体的な数字をあげると、ストックの目安がわかって納得しやすいかも。化粧品は、直射日光に当てず未開封の状態で3年保管できるのが一般的。一緒に製造年月日を確認し、古いものは処分するように伝えてみては。また、服と同じで化粧品にもトレンドがあるし、同じ商品名でも成分や処方がアップグレードすることも。男性の肌も年齢とともに変化していくので、“今”に目を向けると新しい化粧品に挑戦しやすくなりそう」
Q.薄毛をおそれて、高額な頭皮ケアローションを次から次へと買い替え……。(夫:会社員・58歳)
A.成分を一緒に調べ、これぞ!という一本を
「いろいろなものを使うと頭皮に刺激となり、かえってマイナスになるリスクが。髪の手ざわりや香りが不満であれこれ試しているのかもしれないので、まずは何が気になるのか聞いて、一緒に問題を整理しよう。そのうえで成分を調べ、これぞ!と思う一本に絞って3カ月ほど試してみては。医薬品かそうでないかで使える成分や処方がだいぶ違うので、最初の一本は医薬品から始めるのがおすすめ。もちろん医薬品でなくても、これがないと不安だと感じるようなものがあるなら、それでOK」
こんなアイテムがおすすめ!
グリチルレチン酸など6種のスカルプ成分が頭皮環境を整え、発毛成分ミノキシジルの効果を最大限に発揮。リアップX5プラスネオ(第1類医薬品)60ml ¥7,753/大正製薬
Q.化粧水と乳液を年に一本のペース。本人は満足そうだけど、これって意味ある?(夫:会社員・55歳)
A.必要量を手に出して見せてあげよう
「必要量が足りていないとあまり効果が期待できないのは確か。ただ、保湿習慣があるのはすばらしいことなので、まずはそこは認めたうえで、用量や用法の話につなげよう。トリセツを一緒に読み、具体的に必要な量を手に取り出して“見える化”するとわかりやすい」(藤村 岳さん)
Q.オーガニックと聞くとすかさず購入。もう少し吟味してから買っては?(夫:会社員・49歳)
A.妻のほうが詳しいなら、成分など具体的に教えてあげよう
「オーガニックを認定するのは国ではなく第三者機関。日本でオーガニックをうたっている化粧品の中には、オーガニック成分が1%にも満たないものも紛れている可能性が。そんな事情を伝えれば、納得して慎重になるのでは。そして、気になる化粧品を見つけたら買う前に私に相談してと声をかけ、見極めを手伝ってあげよう。一緒に調べてみると妻にとっても新しい発見があるかもしれないし、夫婦で共通の話題になれば楽しそう」(藤村 岳さん)
Q.眉毛を勝手にカットし、まるで麿。アイブロウペンシルを買ってあげたが、やってくれない。(夫:会社員・55歳)
A.明確な仕上がりのイメージがないのかも。一緒に整えてあげて
「眉は女性でもむずかしいのでは? 理想がわからないままカットしているのかもしれないし、好きな眉とできる眉と似合う眉が同じともかぎらない。だから一度、美容室などでプロの手にゆだねるのも手。骨格診断してもらい、なりたいイメージも伝えて、自分に似合う基本の眉をデザイン。そのうえで、必要なアイテムやコスメをそろえ、自宅で再現するアドバイスをしては。最近は男性も太めの眉がトレンドで、グレー系のペンシルで毛のすき間をうめるくらいがおすすめ。2週間に一度のコミュニケーションタイムとしてぜひ」(藤村 岳さん)
こんなアイテムがおすすめ!
直感的に使えるなめらかな描き心地。ウォータープルーフ。
ボーイ ドゥ シャネル アイブロウ ペンシル 204 ¥5,500/シャネル
軽やかなペンシルと毛流れをキープするジェルコートのWエンド。
SHISEIDO メン アイブロウ フィクサー デュオ BLACK¥2,750/SHISEIDO
髭にも使えるマスカラ。白髪をカムフラージュする効果も。
コバート ディフィニション ツール(フォーアイブロウズ&ビアード)04 ¥4,400/FIVEISM×THREE
Q.肌や髪にはこだわるのに、眉毛だけは絶対に整えない。なんで? (夫:医師・55歳)
A.失敗が怖いか、眉の変化に気づいていないのかも
「どうすればいいのかわからない、失敗が怖い、やっている姿を見られたくないなど、理由はいろいろありそう。やりすぎてもメイクでフォローできるから気軽に、と伝えてみては。男性は40歳を過ぎると、頭髪は薄くなるが眉から下の毛は濃くなる傾向があり、自分でそれに気づいていない可能性も。芸人さんや著名人できれいな眉の男性を見かけたら、さりげなく話題にしてみては」(藤村 岳さん)
「夫の美容を高所から見ないで、隣に寄り添って一緒に考えよう。ナゾが解けるし、夫婦仲も深まります!」(藤村 岳さん)
②もっとやってほしくてヤキモキする夫の美容事情
夫なりにお手入れはしていても、妻としてはもうちょっと気遣いがほしくて……。じれったい思いをため込んでいるJマダムたちに、藤村さんが男性目線でアドバイス!
Q.日焼け止めを塗ってほしくてBBクリームを渡したが、被膜感が耐えられず無理と却下された。(夫:会社員・55歳)
A.皮脂吸着剤入りのサラッとした日焼け止めを
「BBクリームはファンデーションの役割も兼ねるので、どうしても被膜感が。色のつかないシンプルな日焼け止めがおすすめ。パウダーインや皮脂吸着成分入りなら、肌のサラサラ感が続くので慣れやすいはず」(藤村 岳さん)
こんなアイテムがおすすめ!
白残りせず強い紫外線もカット。SPF50+/PA++++。
ニベアメン UVプロテクター 40ml ¥968(編集部調べ)/ニベア花王
植物由来成分が皮脂と毛穴の目立ちをケア。SPF50/PA++++。
クワトロボタニコ ボタニカル オイルコントロール&UVブロック 50g ¥2,475/リ・ブランディングジャパン
Q.サーフィンで肌がボロボロ。日焼け止め以外に保湿ケアも必要なのでは?(夫:会社員・52歳)
A.もちろん必要です。年齢に見合ったブランドをすすめよう
「化粧品を買うことに抵抗があるようなら、気軽に入れるドラッグストアのコスメでもOK。ただし、年齢に見合ったブランド選びを。例えば同じマンダムでも『ギャツビー』は若者向け。アラフィーは『ルシード』を」(藤村 岳さん)
Q.頭皮とぜい肉のケアは熱心。ニオイも気にしてほしいのだが。(夫:会社員・55歳)
A.女性向けのニオイ対策シャンプーを、家族で使ってみては
「加齢臭はとてもセンシティブなテーマ。明るくさりげなく枕カバーなどのニオイをかいでもらって、本人に気づいてもらうといいかも。シャンプーやボディソープを夫婦で使っているのなら、こっそり女性用の加齢臭対策のものに替えてしまうというのもアリ」(藤村 岳さん)
Q.美顔器や顔ヨガでたるみを引き締めてほしい。本人は男には不要というが。(夫:会社員・58歳)
A.こめかみを引き上げ、今の肌を鏡で見せるとやる気になるかも
「男性は皮脂の分泌が活発なので、たるみ毛穴になりやすい。また、男性の皮膚は厚く弾力繊維も多いので長く若々しさを保てるが、がんばれなくなると一気に下垂して老け顔に。本人は毎日鏡を見ているから気づいていないのかも。鏡の前に座ってもらい、妻が後ろから両手でこめかみを引き上げ、顔の変化を見せてあげると納得しやすい。化粧品よりもギア系のほうがとっつきやすいなら、顔のたるみに働きかける美顔器などはどうでしょう。夫婦で使えるものも多いのでぜひご一緒に」(藤村 岳さん)
こんなアイテムがおすすめ!
頭皮、顔、肩のコリをほぐす。写真右は背面、左は側面。
エレクトロン デンキバリブラシ¥198,000/GMコーポレーション
イオンの働きで保湿成分をより肌に浸透させるシェーバー。
スキンケアシェーバー¥25,000(編集部調べ)/パナソニック
ワンタッチ装着で効率的に筋肉を刺激。
メディリフト プラス(専用ゲルつき)¥37,180/ヤーマン
口にくわえ表情筋を鍛える。
フェイシャルフィットネス パオ¥14,080/MTG
+αアドバイス
40歳から変化するのはたるみだけじゃない!
代謝が落ちて顔がむくみやすくなるし、ビールなどで体の深部が冷え、体温を上げようとして体の表面だけがほてってしまう隠れ冷え性も。食事や運動を夫婦で一緒に見直そう。
③やりすぎていてモヤモヤする夫の美容事情
やりすぎて逆効果なこともあれば、使い方を変えるだけで解決すること、いやいやそれでOK!なことも。夫婦円満にもつながる夫美容の処方箋とは?
Q.入浴とその後のケアが念入り。顔や頭皮をパンパンたたく音が響いてくるが、長時間洗面所を独占するのはちょっと。(夫:大学教員・52歳)
A.タッピングのやりすぎは控えたい。マシンを提案してみては
「やりすぎだと批判するのではなく、長時間のタッピングは頭皮や肌のダメージにつながると教えてあげて。手でするよりマシンのほうが、強さや時間のコントロールがしやすいと伝えよう。そのうえで、歯みがきや保湿ケアなどをリビングでできないか相談すれば、洗面所は早く空くかも」(藤村 岳さん)
こんなアイテムがおすすめ!
シャンプー時に使う頭皮ケアマシン。引き上げ洗いとつかみ洗いの機能を1台に搭載。
頭皮エステ¥22,000(編集部調べ)/パナソニック
美顔器機能を搭載したヘアドライヤー。温感と振動で頭部や顔の筋肉をほぐす。
リフトドライヤー¥55,000/ヤーマン
Q.肌が弱く、髭剃り前後の保湿ケアが念入り。クリームは週に1個のペースで使いきる。プチプラといえどもお金がかかりすぎ!(夫:会社員・52歳)
A.必要経費だから許してあげて。脱毛する手も!
「髭のケアは奥が深く、剃りたての髭、伸びてきた髭でコスメを使い分ける人も。プチプラなら必要経費と割りきり、許してあげて。肌が弱いならレーザー脱毛をするのもおすすめ。長い目で見ればコスパがいいのでは」(藤村 岳さん)
+αアドバイス
脱毛するなら医療系サロンで!
医療系サロンはその他に比べて使える機材が違うし安心感も。髭の脱毛で約20万円が目安。最近は若い男性の脱毛が常識になりつつあり情報が豊富なので、一緒に調べてみて。
Q.海外赴任歴が長い夫。香水=マナーと思い込み、出張帰りは香水のニオイがモアーッと部屋中に……。(夫:会社員・52歳)
A.香りのまとい方を変えてもらおう
「欧米では香水はファッションを完成させる最後のピースといわれるほど重要。海外での仕事が多いなら、香水をやめさせるのはむずかしいかも。同じ香りでもコロンなど香りの持続時間が短いアイテムに替えてもらうか、つける部位を腰、膝の裏、内くるぶしなどにすると、香りのたち方が落ち着くはず。布につけるといつまでも香りが残りやすいので注意が必要」(藤村 岳さん)
「今の夫に必要な美容を夫婦で見つけて習慣にしていこう!」ーー藤村 岳さん
男性美容の知識を増やし一緒に解決していこう!
Jマダムたちのアンケートから見えてきたのは、ただ基本的なケアをして清潔感を保ってくれればいいだけなのに、不可思議な夫の美容法やこだわりにとまどい、いいたくてもいえないジレンマを抱えている妻の姿。ところが藤村さんいわく、「そもそものスタンスが間違っている!」とのこと。
「男だから高価な化粧品は必要ないとか、髪が薄くても誰も気にしないのに、なんて発想はやめてほしいですね。自分の体の何を気にするかは男女関係なく人それぞれ。夫の悩みや考えを認め、友人に接するように一緒に考えていく姿勢でいてほしいと思います。また、男性特有のおしゃれや体の変化を知っておくと、ナゾやモヤモヤが減るのでは。髭の整え方には何種類もあるし、男性のエイジングサインは40歳を過ぎていきなりやってくるんです……! 夫婦がお互いを尊重し、一緒に美容を楽しめるといいですね」(藤村 岳さん)
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