「株」の買い方&売り方を公認会計士・税理士の足立武志さんが伝授。実際に株を売買するときに具体的にすべきこと、気をつけるべきポイントとは? 初心者がつまずきがちなポイントを押さえながら詳しく解説。
※原則的に、情報は’22年1月5日時点。情報は変わることがありますので、詳細はHP等でご確認ください。
※本記事は情報提供を目的としており、特定商品への投資を推奨するものではありません。投資で損失を被った場合でもいっさいの責任を負いかねますので、株式や金融商品等の購入はご自身の判断・責任でお願いします。
教えてくれた人
株価チャートを見れば売買の時期がわかる
買ってみたい株があったらどう考えたらよいか、その基準は?
「下記の図の流れで考えましょう。証券会社のHPにある株価チャートを見て、株価が上昇トレンドか、下降トレンドかをチェック。下降トレンドや横ばいのときは、買ってから下がる可能性があるので避けて。買うべきは、上昇トレンドのときです」
買った株を売るときも、株価チャートを見ながら判断を。
「上昇中は『早く売って利益を出したい』と思いがちですが、その後3倍、5倍と伸びたらもったいないこと。上昇トレンドのうちは保有し、下降トレンドになったタイミングで売るのがおすすめです。また、上がると思って買った株も、下がって“含み損”が出てきたら、事前に決めた損切り価格(例:10%下がった金額等) に下がったタイミングで売りましょう。これらの判断のため、株を買ったあとも、トレンドがどちら向きか、ときどきチェックしておきましょう」
株の売買の基準はこう考えよう
【買いの場合】
買いたい株が見つかったら、株価チャートを見ながら判断を。「上昇トレンドになり、すぐのタイミングで買うのがベスト。ただし、上昇中でも短期間に安値から5倍、10倍のスピードで大きく上昇していれば、会社の実態以上に株価が上昇している可能性が高いので、買うのは見送るのも手。買ったあとはトレンドの変化がないか、定期的にチャートの確認を」。
【売りの場合】
売るかどうかは、まず“含み損”の確認を。「買った株価よりも下がり、損が出ている状態の“含み損”があれば、事前に決めた損切り価格まで下がったら売却を。含み損がなければ、下降トレンドになってすぐ売るのがベスト。上昇中なら保有したいですが、大きく上昇すれば一部を売ってもOK」。
※参考文献/足立武志著 『ファンダメンタル投資の教科書』(ダイヤモンド社)
実際の株価チャートを見てみよう!
ソニーグループ(6758)
※出典/楽天証券ホームページ(’22年1月5日時点)
株価チャートを見ると、トレンドがわかる。「上のように長期間上昇しているものや、短期的に上がってまた下がるものも。ぜひ売買の参考にしましょう」。
Point
「話題のモノやサービスを販売しているから」「有名な会社だから」といっても、株価が上がり続けているとはかぎりません。チャートの確認は大切です。
株価のトレンド
上昇トレンド
株価の方向性が上向き
下降トレンド
株価の方向性が下向き
横ばいトレンド
狭い範囲で株価が上下しており、明確な方向性がない
横ばいトレンド
時間がたつにつれ値動きの幅が小さくなっている
※参考文献/足立武志著 『ファンダメンタル投資の教科書』(ダイヤモンド社)