本と読み手を結ぶ書店員のかたがたが、ぜひ、読んでほしい本をリコメンド! 今回は、紀伊國屋書店 グランフロント大阪店 小泉真規子さんと有隣堂 アトレ恵比寿店 酒井ふゆきさんのおすすめ本を紹介。
『ふたりの窓の外』
深沢 仁
東京創元社 ¥1,760
「火葬場で出会った男女が春夏秋冬に一度ずつ会い惹かれあう。時間に追われる現代だが、ゆっくり関係を深めるふたりの姿が美しく、胸が温かくなった」
『あなたの四月を知らないから』
青山ヱリ
朝日新聞出版 ¥1,760
「この作品について語ることはとてもむずかしい。独身女の生き様でも教訓でもない。“自分”を“自分”たらしめているものは何かと常に問いかけられていた」
『ありか』
瀬尾まいこ
水鈴社 ¥1,980
「主人公と母の葛藤が描かれているが、一方で“家族”にはいつからでも誰とでもなれる、幸せとはそこかしこに転がっていると教えてくれている気がした」
『彼女たちに守られてきた』
松田青子
中央公論新社 ¥1,980
「かわいい表紙だが内容は切り口鋭いエッセー集。著者が取り上げた本を自分も読んでいると“こんなふうに感じるんだ”と新鮮。本や映画への興味が広がる一冊」
『よい人生は「結果」ではない―世界最高のアドバイザーが贈る後悔しない人生の法則』
マーシャル・ゴールドスミス、マーク・ライター 斎藤聖美/訳
日本経済新聞出版 ¥1,980
「“結果”をゴールにするとプロセスや“今”がおろそかになるのかもと教えてくれた本。私たちは自分だけでなく周囲にも結果を求めがち?と気づかされた」
『恋恋往時』
温 又柔
集英社 ¥1,980
「4つの物語を収録した作品集。台湾で生まれ日本で育った著者は、ほかの人にはなくて自分だけがもっているらしい“もの”の存在に気づいているのだと思う」