家時間を大切にしているクリエイターたちが、インテリアづくりで心がけていることとは? 自分らしい心豊かな暮らしを実現している料理研究家・生活空間プランナーの行正り香さんに話を伺った。
椅子とテーブルでコーナーを。アートや照明も大切な要素
行正さんが大切にするルールが、大きなソファを置かないこと。かわりに座り心地とデザインのいい椅子と、コーヒーテーブルを置いたコーナーを数カ所つくり、シーンや気分によって過ごす場所を変えて楽しんでいる。簡単に動かせるから、模様替えが気軽にできるのも魅力だ。そしてコーナーには必ず美しい照明も。
「照明やアートもインテリアの大切な要素です。照明は比較的気軽に、しかも大きく印象を変えられますし、アートがあるのとないのとでは大違い。空間の質、空気感が違ってきます」
自分の“好き”を見極め、インテリアを整えたら、花を生け、食卓をしつらえる。そんな日々の積み重ねが美しい暮らしを育み、心地よさへとつながっていく。美しいと思えるものだけに囲まれた暮らしは、またさらなる美しいものを引き寄せるのだ。
ローズウッドのダイニングテーブル&チェアは、行きつけのインテリアショップ、『ルカスカンジナビア』で購入。座面は使い込むほどに味わいを増すヌメ革。深紅のラグはギャッベ、ペンダントランプはルイスポールセンのPHアーティチョーク。
1枚目の写真のガラスブロック奥に位置する部屋。グレーの絨毯は同じだが、LDKとは雰囲気を変えて壁をイタリアンスタッコ塗りの薄いブルーグレーにし、ブルーとオレンジをさし色にして美しくまとめている。
「訪れた記念に」と旅先でオブジェやアートを購入することも。ベトナムの仏像も旅先で。
「ローズウッドのテーブルは、和食器ともとても相性がいいんです」。柿右衛門窯の器や古伊万里など、器はネットオークションなどで購入。
LDKのピアノの横につくられたもうひとつのくつろぎのコーナー。チェア、クッションとさし色の赤が効果的にあしらわれている。
座面のペーパーコードが白いYチェアは最近見つけたもの。もともと持っていたYチェアと並べて使用。ラグはパキスタンのもの。
窓辺には寝転んだり、くつろぐのに最適なベンチシートをつくった。下にはCDやプレイヤーなどさまざまなものを入れる収納を確保。
アクセントとなっているクッションはトルコで見つけたもの。
お教室開催時に大活躍の10人は座れる大きなテーブルは、Yチェアと同じハンス・J・ウェグナーのデザイン。シャンデリアはベネチアで購入した。「テーブルには花やキャンドルを欠かしません」と行正さん。