物の値段が上がる一方で、この先私たちの暮らしはどうなっていくのか不安………、そんな誰にも聞けなかったお金に関する悩みや疑問を抱えたJマダム®の4人が経済アナリスト・森永康平さんに質問攻め!
マイルで海外に行こうと航空運賃を調べたら、燃油サーチャージが8万円くらいしたのであきらめました――A子
B絵 私はチーズが大好きで、最近の値上がりに驚いています。
D美 そうそう、近所で買えるおいしい明太子も急に高くなって。
A子 私はコロナがいったん落ちついたときに、東南アジアにいる友だちのところに行こうと航空運賃を調べたんです。マイルで安く行けるはずが、燃油サーチャージが8万円くらいだったのであきらめました。
C代 あらゆる値段の高騰、いつまで続くのでしょうか……。
森永康平さん(以下、敬称略) ウクライナ情勢やコロナが落ち着くか、政府が対策を打たないかぎり続くでしょう。小麦価格が上がれば、2~3カ月後にパンやパスタの値段が上がるので、来年も厳しそう。
値上がりに驚く声多数。私たちがすべきことは?
B絵 不安です……。コロナ禍では、コロナ給付金を1人10万円もらいましたが、それ以降は特に国民全員にフォローはないような…。
森永 本当はお金をどんどん刷って配ってもらい、国民がいろいろなものに使ったほうが、経済が回ると私は思っているんですけどね。フランスでは、コロナ禍やウクライナ情勢でエネルギー価格が高騰したため、大きな補助金を出して貧困家庭を助けるなど、政府が柔軟に動いています。
D美 そうなんですね。日本もがんばってほしい! 私たちが国に働きかけるとしたら?
森永 選挙に行くのも大切です。先日の参院選(※)では、5割近くの人が投票していません。選挙に行かないのは「どんな政治をされても従います」という意思表明。政治と経済はつながっているので、経済を勉強して、よい政治家がわかって選挙にいくと、投票の質が上がり、政治レベルも上がります。
(※)参院選投票率
’22年7月10日に行われた参院選の投票率は、総務省のデータによると、全体で52・05%だった(ちなみに東京では、男性56・15%、女性56・93%)。前回の投票率48・80%からは上がったものの、約半数にとどまる。
C代 選挙、大事ですね。日本がお手本にすべき国は……?
森永 経済政策は、アメリカが上手です。アメリカの経済学者は「ジャパナイゼーション」という言葉を使うんです。つまり「日本みたいになるな」と悪いお手本にして、逆の経済政策で成功しています。私たちが使うアップル社製品もYouTubeやAmazonもアメリカ発。世界中から優秀な人が集まって、経済発展がさらに進んでいます。
A子 私も子供をアメリカに留学させたくて、小さいころはインター校に入れ、今は英語の家庭教師を。お金はかかりますが……(汗)。
森永 私も子供が3人いますが、将来海外で働けるように英語を学ばせたいと思っています。
(お金の教室・中編へ続く)
森永さんからのアドバイス
いろいろなものの値段が上がっていますが、ウクライナ問題やコロナの感染状況が落ち着くか、政府が対策を打たないかぎりしばらく続きそう……。国を動かすなら、選挙に行くことも大切ですね。