築50年近い実家を建て替えた、uka代表・トップネイリストの渡邉季穂さん。プライベートの時間が充実し、おもてなしのアイデアも盛りだくさんなご自宅を拝見。
■DATA
延べ床面積:約168.65㎡
築年数(居住年数):1年(1年)
築50年ほどの実家を庭や塀の一部を残し、建て替えた。それを機に東京の拠点である賃貸マンションを少しダウンサイジングし、コンパクトな暮らしに。夫と愛猫2匹と暮らす。設計施工はSame Picture Companyに依頼。
大人数でも宿泊できるようスタンバイ。バーベキューとサウナでおもてなし
時間や気持ちの切り替えをうまくできるように
家を建てるにあたり、夫からリクエストされたのがドライサウナを作ること。水風呂もある本格的なものだ。
「海が近いので、週末になるとサーフィンをしてサウナに入り、すぐ隣にある寝室で眠るのが夫のルーティンに。『もうずっとこっちで暮らしたい!』といっているくらいです(笑)」
ワーカホリックだった渡邉さんも、この家に来たいからと、スケジュールを調整。プライベート時間も大切にし、少しずつだが時間の使い方を変えられるようになってきたという。
「東京にいると、たとえ仕事の予定のない週末でも『あそこでイベントをやっているな』とか『買い物に行こうかしら』と心がザワザワしてしまう。でも東京から離れてここに来てしまえば、やることは料理か掃除か、サウナに入るか映画やYouTubeを見るくらい。選択肢が少なくなるせいか、心穏やかに過ごせます。仕事のことも考えなくなるし、考えたとしても頭がクリアになるんです。東京では常に人と一緒に過ごしていて、それはそれでとても楽しいことなのだけれども、少し疲れることも。私の長年の課題であった、自分自身の時間の使い方や、これからの働き方を考えるためにも、このタイミングでこの家ができて、とてもよかったなと思っています」
新たな暮らしが、次のステージへのシフトチェンジを導いてくれたようだ。
テラスに面した心地のいい寝室。サウナで整ったらそのまま寝室に移動し、熟睡できる。ベッドにかけたブランケットはトゥモローランド ホームで購入したTEKLA。クッション類はザラホームやザ・コンランショップで購入
座り心地がよく、東京の家のリビングで長く愛用していた、ザ・コンランショップのレザーのアームチェアを寝室に。ベッドはMUJIで、ナイトランプはザラホームで見つけた
寝室の横には自然光の入るゆったりとしたパウダールームが。洗面ボウルを2つ設置し、夫婦それぞれスペースを分けて使用。壁の丸いタイルと丸い鏡がアクセントに。お気に入りのワッフル地のバスローブはHAY
夫の希望で実現したドライサウナと水風呂。冷たさをキープするために水風呂横には製氷機を設置。サウナ後にテラスのチェアでくつろぐのも至福の時間。
サウナストーンに水をかけるロウリュが楽しめる本格的なドライサウナ。高めの温度が好みの夫は、完成後さらにベンチを上に足したそう。「私は高温の中、何もせずにじっとしているのが実は苦手で(笑)。友だちと一緒におしゃべりしながら入るのは楽しいですね」と渡邉さん
渡邉さんのお父さまがこの家にいるときに、いつも座っていたという思い出のソファ。イメージを伝えてオーダーで作ったカバーをかけ、蘇らせた。手前の本棚には家族の思い出の写真やグッズが並ぶ。来客時には寝室としても使用
こちらも来客用の寝室。大人数にも対応できるよう、布団を用意している。やはりお父さまが愛用していたソファに、オーダーしたグレー生地のカバーをかけてシックな雰囲気に変え、窓辺に置いた
1階のバスルーム&パウダールーム。いくつものタイルのショールームに出向き、選んだタイルは床・壁と色を変えて。洗面台はコンクリートに石を混ぜ、磨き上げて仕上げている
思い出の梅の木を残し、好きをつめ込んだ家に。「家づくりは楽しい時間でした」
エントランスホールの正面の壁には平澤まりこ作の手を描いた作品を飾った。「手招きしているようでもあり、私自身が手にまつわる仕事をしているのでご縁を感じて」。オーク材を用いた下駄箱は床から浮かせ、軽やかに
妹さんが亡くなったときにお父さまが植えた見事な梅の木(写真手前)をはじめ、庭の大きな木はすべて残し、以前の家とレイアウトを変えずに建て替えた。レンガを積んだ塀も昔のまま