久しぶりに会う友だちと行きたい、とっておきのレストランをピックアップ。今回は、極上のステーキが味わえる創業37年の名店「Tullio(トゥリオ)」を紹介。
Tullio《トゥリオ》
ビステッカの先駆店で名匠の焼く肉を堪能
創業は’86年、2度の移転を経て延べ37年の歴史を重ねる名店。まだ牛肉のごちそうといえばすき焼きやしゃぶしゃぶだった時代、イタリアでビステッカに魅了され、その味を日本に広めてきたのが猪狩英嗣シェフだ。
骨つき肉を切り出し、専用のグリルでしっかりと焼ききる。うま味も肉汁も逃がさず閉じ込めた焼き上がりは香ばしく、食感はどこか軽やかで、噛みしめて味わううちに塊がするりと胃に収まる。
王道がそろう前菜やパスタもシンプルかつ高貴な味で、極上のビステッカとともに味わうにふさわしい。食べ慣れた大人が集(つど)う店の雰囲気も艶(つや)がある。
開業時から取り引きする北海道白老町の牧場から仕入れる黒毛和牛を、使い慣れた炭火のグリル台で焼き上げる
「骨付き牛ロースの網焼き」100g ¥3,800(オーダーは写真400g~)。黒毛和牛特有の脂っぽさは皆無で、完全に焼ききっていて「焼き」の味を存分に楽しめる
「トマトとモッツァレッラのスープ仕立て」¥2,750
「ゴルゴンゾーラのリゾット」¥1,800。チーズのリッチな風味にワインがすすむ
店内には、イタリアらしい装飾があちこちに
猪狩シェフ。まだ現地で修業する料理人がほとんどいなかった’80年代にイタリアに渡り、知られざる現地の味を伝えてきた。肉焼きの世界ではもちろん、イタリア料理界の重鎮でもある
南青山にある現在の店舗は、’15年から。一日2組限定、サービススタッフとふたりで切り盛りする
Data
東京都港区南青山7の14の6南青山TCビル2F
☎03・6450・5957 18:00~22:00LO
㊡日曜(ほか不定休あり) 要予約 コース¥14,300~、アラカルトあり サ10%別 14席