人気茶藝館オーナーが町家を改装して開いた台湾茶のサロン&ギャラリー『小慢』【京都、素敵な主がいるお店】

台湾の人気茶藝館のオーナー、謝小曼(シャシャオマン)さんが町家を改装して開いた台湾茶のサロン(教室)&ギャラリー「小慢(シャオマン)」。大手百貨店でバイイングにかかわり、台湾の美意識の高いお茶の世界に魅了されてから十数年、各地で中国茶のレクチャーを行う彼女が催すサロンは、たくさんのセンスが学べそう。

人気茶藝館で極めるセンス、美意識、所作

『小慢(シャオマン)』

謝小曼(シャシャオマン)さん

京都御所北側の閑静な住宅街に小さな表札だけを掲げる台湾茶のサロン(教室)&ギャラリー。台北の人気茶藝館のオーナー・小曼さんがひと目見て気に入った町家を和紙や左官などの5名の職人に依頼し改装した、凛としたモダンさの漂う和空間だ。

「京都は伝統も現代のものも受け入れながら、生活の中に美を見出そうとする意識がとても高い街。台湾茶の文化を日本で伝えるなら京都でと思って」と小曼さん。日本の大学を卒業後、大手百貨店でバイイングにかかわり、台湾で美意識の高いお茶の世界に魅了され、活動を始めて十数年。台北を拠点に、東京、上海、京都を行き来し、『京都小慢』では毎月3日間、中国茶のレクチャーを行っている。

「どこにいても朝はお茶で目覚め、自然の素材だけで暮らすようにしています。お茶は体にいいだけでなく、心を豊かにしてくれるもの。身のまわりにあるものを生かす目やセンスを養い、暮らしや生き方の意識を高めてくれます」。日本や台湾、韓国の陶芸家たちと茶道具の展覧会を催し、料理研究家と組んでお茶会も企画している。

この場所に足を運んでこその特別な時間。お茶の世界を通じていくつものセンスが学べそうだ。

『小慢』

毎月1週間京都に滞在し、展覧会の企画も手がける小曼さん。工芸やアート、ファッションへの関心も深く、自然や暮らしに息づく美を大事にしている

『小慢』

年間通して学ぶコースでは最終月を迎える生徒が亭主となり、自分で選んだ茶葉や茶道具を使ってお茶のひと通りをおさらいする

『小慢』

ギャラリーでは日本と台湾の作家が制作した中国茶藝の中で最も古い作法「潮州工夫茶」の茶道具展を開催中

『小慢』

益子の作陶家・郡司庸久、慶子の茶器セット

『小慢』

黒糖の寒天に豆腐羹をのせた茶菓子。茶会の亭主を務めた生徒さんの手製

『小慢』

店内では台湾茶や中国茶を販売

『小慢』

小さな表札を掲げるだけの控えめなたたずまい

『小慢』
京都市上京区幸神町313
☎不掲載
12:00~18:00 ㊡火~木曜
講座や展覧会の詳細はFacebookかInstagramで確認を
撮影/福森クニヒロ 取材・原文/西村晶子 ※エクラ10月号掲載

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