料理研究家・有元葉子さんが、近年、夢中になっていると話す「高知」の魅力を、次女のくるみさんがご案内! 『国友農園』の国友昭香さんが研究を重ねて生み出したという「りぐり山茶」は、本当に香りが良いと有元さんもうっとり。くるみさんが訪れて分かった『国友農園』の魅力を早速ご紹介。
国友農園
人里離れた山に自生する芳しいお茶
岩山の急斜面にこんもりと、緑濃いお茶の木が自生する幽玄な景色。その山道にしつらえた東屋で、素敵なバティックを敷いて、骨董の茶器でお茶をいれてくださる。“このかたはただ者ではない……”と『国友農園』の国友昭香さんに惚れ込んだ瞬間でした。
かつてアパレル業界にいたという国友さんは、生家を継いで林業と土木事業を主軸とする国友商事の代表に就任すると、同時に山茶づくりをいちから始めた人。「昔からこのあたりに自生していた香り高いお茶を、もう一度蘇らせたいと思って」10年間研究し、化学肥料はいっさい使わず、無農薬で山茶を育てることに。手作業の釜炒りなど昔ながらの手法でつくられる国友農園の「りぐり山茶」は、本当にうっとりする香りのよさ。5煎目ぐらいまで楽しめる、繊細でありながら力強いお茶です。
りぐり山茶の中でも有元さんのお気に入りは「風蘭香」(30g)、「宙」(50g) 各1,080円。「香りがすばらしく、ちょっと台湾のお茶を思わせる風味」。国友さんは農園を訪れる客人を山の上の古民家に招き、お茶や地元の素朴な総菜をふるまう、おもてなしの名人。
土佐弁で「りぐる」とは「こだわる」の意味。国友さんの「りぐり山茶」は、自生する茶樹を香り高いお茶に仕上げるべく、古書を取り寄せ、日本・中国・台湾の産地を訪ねて研究した、まさにこだわりのお茶。電話注文、ウェブで購入可。
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「この2皿さえあれば。」
私が食べたい季節の味
有元葉子