「みんなで飲むときはおしゃべりを、ひとりで飲むときは“ひとりの時間”を味わう」。有元流、シャンパーニュの美しい“泡時間”の楽しみ方をご紹介します。
ひとりシャンパーニュ時間も素敵ですよ
「一日を終えて、リラックスしたい気分のときに、私はビールをあまり飲まないのでシャンパーニュを開けます。でも量はたくさん飲めないから、小瓶をいつも冷蔵庫に入れてある。
バルコニーで元気に育つ植物を眺めたり、その向こうに暮れてゆく空を眺めながら、ひとりでゆっくりと泡の立つお酒を飲むのは、なんともいえず豊かな時間です。
開けたボトルを飲みきれないことも多いけれど、お料理に使うので問題なし。リゾットにアクアパッツァ、白ワインを使うところをシャンパーニュにすると、ごちそうができてしまうというわけです」
ロブマイヤーがある有名和食店のためにつくったという、脚の短いシャンパーニュグラスを愛用(右)。泡から赤ワインまで楽しめるトラベル用のグラス(左)もロブマイヤー製。
同じくロブマイヤーのピューターの栓(手前)は、重みで瓶の口にぴったりはまる。カニの爪のような封切りカッター、シャンパーニュ専用栓など有元さん愛用。
シャンパンのリゾット
材料(2人分)
米……1カップ
残ったシャンパン……1カップ
チキンスープ……3カップ
バター……たっぷり
オリーブオイル……大さじ1/2
パルミジャーノのすりおろし……たっぷり
作り方
1.米は洗う。
2.鍋にバター大さじ3、オリーブオイル大さじ1/2を入れて火にかけ、バターが溶けたら米を入れる。中火ぐらいの火かげんで、木べらで混ぜながら米を炒める。
3.米が透明になってきたら、シャンパンを加える。火を少し強めてアルコール分を飛ばしながら煮る。
4.鍋底に水分がなくなってきたら、スープを1カップ加え、やや強めの火で煮る。鍋底にくっついた米を先が平らな木べらではがす程度にして、あまりかき混ぜずに煮る。
5.水分がなくなってきたら、スープを1カップ加え、ときどき、鍋底にくっついた米を木べらではがしながら煮る。
6.水分がなくなってきたら、スープを1カップ加え、ふたをして弱火で10 分ほど煮る。
7.バター大さじ1、パルミジャーノふたつかみを鍋に加えて混ぜ、味をみて、足りなければ塩少々を加える。バターやパルミジャーノを好みでさらに加える(たっぷり入れたほうがおいしい)。皿に盛り、パルミジャーノをすりおろす。
アクアパッツァ
材料(2人分)
金目鯛……1尾
アサリ……10個ぐらい
ミニトマト……10 個ぐらい
残ったシャンパン……100 ㎖ぐらい
オリーブオイル……適量
にんにく…………2~3片
赤とうがらし……1~2本
塩……適量
イタリアンパセリのみじん切り……適量
作り方
1.アサリは塩水につけて冷蔵庫にひと晩おき、砂出しをする。
2.金目鯛は軽く塩をふっておく。
3.小さな土鍋にオリーブオイルをひき、芯芽をとって半分に割ったにんにくを入れて火にかける。中火にかけて、オイルににんにくの香りをじっくり移し、にんにくが軽く色づいたら、2の金目鯛の水気をペーパーでふき取って鍋に入れる。赤とうがらしをちぎり入れ、アサリを入れて、ヘタをとったミニトマトも加える。
4.3にシャンパンをふり、土鍋のふたをする。アサリの口が開いたら、塩をパラパラとふり、最後にイタリアンパセリを散らす。