小さい店ながら客足の絶えなかった三軒茶屋『鈴しろ』の閉店から約1年半、渡邊大将さんが白金高輪で再始動した。旬の滋味が体に行き渡るような、心地よい食後感はなかなかない。
『白金高輪 わたなべ』
和食店には珍しく、カウンターは厨房から独立したアイランド型。調理後、厨房を出て目の前から料理を出す。この“一拍”が、ゲストの期待と集中力を高める装置になっている。
野菜も魚も季節のとびきりがそろい、最短距離でピークの味を引き出す仕事はますます冴える。炭火でじっくりと焼いたタケノコは、だしさえ含まず塩だけで、甘味を楽しませる。炙った太刀魚と、目にも春らしい生あおさのあんも、互いの風味を引き立て合う組み合わせだ。お造りも、端正な包丁仕事が生むよどみなき味。「味のクリアさ」を基準に選ぶ、日本酒やワインも料理のよき伴走役に。
旬の滋味が体に行き渡るような、心地よい食後感はなかなかない。
渡邊さん。’14年から5年間、三軒茶屋で『鈴しろ』を営んだ
白金高輪駅からすぐの好立地
淡路産の天然真鯛のお造り。みょうばん不使用の生うにと黄身しょうゆを添えて。器はオールドバカラ
日本酒は長く扱う蔵のものを、ワインは和食に合うブルゴーニュ、日本ワイン中心
白木の一枚板のカウンターがすがすがしい
太刀魚の炙り。熊本産生あおさと京菜花のあん添え
東京都港区白金1の29の9 ライオンズマンション白金東1F
☎03・6277・1733
17:00~24:00(要予約) 不定休
コース¥18,000~