「ドメーヌ・ドゥ・リル ロゼ2019」は、ブイヤベースやエスニック料理に似合う、フランス、コート・ダジュール生まれのワイン。チェリーやハーブ、そして潮風の香りを感じるイケてる一本をご紹介。
バカンスで出会った、日射しが似合うあの人
Domaine de L’Ile
ドメーヌ・ドゥ・リル ロゼ
チェリーやハーブ、そして潮風の香り。グラスから立ちのぼるのは、確かに、夏の匂いだ。柔らかなロゼ色が、夕暮れの海辺を思い起こさせる。「ドメーヌ・ドゥ・リル ロゼ2019」。なんてフェミニンで、涼やかなワインなのだろう。
生まれはフランス、コート・ダジュール。サントロペの沖合に位置するポルクロール島がこのワインの故郷だ。20世紀初頭、一代で財を成した実業家が妻のために島を購入、ふたりの“楽園”とした。するとここには、ブドウが豊かに実っていたのだ。のちに彼らの孫がワイナリーを成功させたが、引退にあたり、彼はこの美しい島の新たな物語をシャネル社に託した。現在は、シャネルのワイナリーのチームがロマンチックな味わいのワインを生み出している。
料理を合わせるなら、ブイヤベースやエスニックがいい。豊かなミネラルが優しく料理に寄り添い、上品なマリアージュを楽しませてくれる。夏の午後なら、きりりと冷えたワインだけでも十分。美しいロゼ色に気分が上がり、ふと、浜辺のカフェで出会った魅惑的なマダムを思い出す。サングラス、日焼けした肌、足もとにはエスパドリーユ。南仏の風が、彼女の香水をふわりと運ぶ。軽やかな酔いを覚えたら、夕刻まで午睡を。まどろみの中、しばし、バカンス気分に浸っていたいのだ。
フランス、コート・ド・プロヴァンス。サンソー、ムールヴェードル、シラー、グルナッシュなどをブレンド。メロンや塩のニュアンスとさわやかな酸味。フルーツタルトやチーズにも。ブドウはオーガニック栽培。ラベルに描かれているのはポルクロール島。750ml ¥5,148/ピーロート・ジャパン