おいしい日本酒とあわせて食べる鍋は格別。日本酒専門店『にほん酒や』の店主・高谷謙一さんに、酒の肴にぴったりの鍋レシピを教えてもらった。
素材の組み合わせの妙をお酒と楽しむ
日本酒専門店であり、ふるさと・青森の郷土料理から、フレンチテイストのおつまみまで、お酒に合う幅広い味を楽しめるお店。「冷える季節に、お鍋と燗酒はいかがでしょう。体が温まりますよ」と店主の高谷さん。食べ物とお酒は、温度が近いほうが双方の味が引き立つのだという。冬の酒肴として、鍋に発酵食品を使ったり、煮込んだ鶏に大根おろしを加えたり、おでんに練り物を入れずに牡蠣を入れたり。ひとひねりある新鮮なレシピばかり。「小ぶりな土鍋などで作れば、食卓がより盛り上がります」。それぞれの鍋に合う日本酒も教えてもらったので、今冬のお楽しみにぜひ。
牡蠣おでん
牡蠣のエキスをたっぷり楽しめる冬のおでん
風味がしっかりある日本酒を同量の昆布だしで割った「だし割」を熱燗で。(お鍋用のだしを多めに作るとよい)
材料(2人分)
牡蠣……8個
大根(3㎝の輪切り)……2個
結びしらたき……2個
ゆで卵……2個
昆布(10×4㎝)……1枚
水……300〜400㎖
酒……大さじ2
みりん……小さじ2
薄口しょうゆ……小さじ2
塩……ひとつまみ
作り方
1.昆布と水でだしをとり、すべての調味料を加える。昆布を細長く半分に切って結び、大根とともに入れて、軟らかくなるまで30~40分煮る。途中でしらたきとゆで卵を入れて味を含ませる。
2.牡蠣は串に4個ずつ刺す。
3.食べる直前に1を温め、2を加えて、さっと煮る。
ブリと漬け物の鍋
酢を加えて味を引き締め、発酵食品で風味豊かに
きれいな後口の純米吟醸をぬる燗で。海に近い酒蔵のものならベスト
材料(2人分)
ブリ(刺身用)……4切れ
木綿豆腐……1/2丁
白菜の漬け物(市販)……1/2カップ
だし……300㎖
米酢……大さじ1
薄口しょうゆ……大さじ1
粉赤とうがらし……適量
作り方
1.木綿豆腐は4等分し、白菜の漬け物(漬け汁も加える)はザク切りにする。
2.だしを沸かし、米酢、薄口しょうゆで味をととのえ、1を加える。ひと煮立ちしたらブリを加えて、火が通ったら、粉赤とうがらしをふる。
鶏と青菜のみぞれ鍋
コトコト鶏を煮るだけ。大根おろしでさっぱりと
甘味のない、軽めの濁り酒を熱燗に。もしくは、しっかりめの純米酒を常温で
材料(2人分)
鶏ももぶつ切り肉……100g
青菜(ほうれん草)……1/4束
大根おろし……1カップ
水……300~400㎖
昆布……5㎝×10㎝ 1枚
塩……少々
柚子皮(せん切り)……適量
柚子こしょう……適量
作り方
1.鍋に水を入れて沸かす。鶏もも肉と半分に切った昆布、塩を加えて、30分~1時間弱火で、途中アクをとりながら煮る。
2.ほうれん草はゆでて、冷水にとり、水気を絞り、食べやすく切る。
3.食べる直前に、1を温め、2と大根おろしを加え、柚子皮をのせる。柚子こしょうを添える。
Memo 青菜は、小松菜、青梗菜などなんでもOK。
DATA
にほん酒や
東京都武蔵野市吉祥寺本町2の7の13レディーバードビル101
☎0422・20・1722