京都旅でぜひ訪れてほしいのが、京都の和食最前線を体感できるカウンター割烹。今回は、正統な和食のベースは守りつつ、独自のコースを展開する新店「青蓮院門跡前 月おか」をご紹介。
熟成肉と自身で調達した素材を主役にNYでの夢を京都で開花
青蓮院門跡前 月おか
店主の月岡正範さんは『草 なかひがし』で修業後、滋賀・草津で始めた『滋味 康月』で注目を集め、3年半前に渡米。ニューヨークで開店準備を進めるもコロナ禍でかなわず、昨年4月京都市街の喧騒から少し離れた粟田口に茶趣漂う空間をオープンした。アメリカで再認識した日本料理のすばらしさと現地での経験の両方を取り入れ、独自のコースを展開。自分たちで栽培、収穫した米の煮えばなや、大原や美山に自ら出向いて手に入れた野菜で作る八寸に始まり、おくどさんで調理する十勝若牛の炭火焼きを山場とする。「ニューヨークで食べた赤身肉のおいしさを日本料理で表現したい」と語り、肉のマエストロとして名高い「サカエヤ」の新保吉伸さんの手当を受けた極上の熟成肉を使用。塩だけでじっくり焼き上げ、極上の味を生んでいる。
十勝若牛、経産牛、牛タンの3部位の炭火焼き。ワインは約90アイテム
かたまり肉を炭火でじっくり焼きながら熟成肉のうま味を引き出す月岡さん
カラスミと銀杏と味わう煮えばな。美山で自家栽培している米を使用
柿のきな粉酢がけ、かぶの鹿肉味噌はさみ、むかごのおこわなどを盛った八寸
カウンター内にしつらえられた水屋
ニューヨークでする予定だった店をほぼ再現した店
京都市東山区粟田口三条坊町16の2
☎ 075・366・4918
12:00、18:00(ともに一斉スタート)
㊡火曜、毎月末日
カウンター8席、個室1
昼コース¥15,000、夜コース¥30,000
要予約