美しい山々や草原、青く輝く海を眺めながら味わうワインは格別――。今回は、そんな贅沢が楽しめる究極の宿をご紹介します。
1.目で、舌で楽しむ大自然。大地が醸すワインとともに
MEMU EARTH HOTEL
無垢なる大自然と先進的な建築の融合。『メムアースホテル』のユニークな景観は、かつてサラブレッド生産牧場として、その後は寒冷地実験住宅施設として活用されてきた土地の歴史に由来する。ゲストルームやレセプションを併設したレストランは、隈研吾や伊東豊雄らが手がけた建築作品。それぞれ独立した建物群ゆえ、デザインはもちろん、窓からの景色もひとつとして同じものがない。一面が雪に覆われる冬は、北国の荘厳な美しさに出会える絶好のシーズンだ。
手つかずの自然が残る土地は、食材の宝庫でもある。グラスフェッドビーフや海川の魚、近隣の工房でつくられる質の高い乳製品に季節ごとの野菜。大地の恵みをシンプルに調理した料理に合わせ、ワインもナチュラルワインをそろえている。生命力あふれる食材の力と大地に根ざして醸されたワインが相乗する味わいは、「地球に泊まり、風土から学ぶ」というホテルのコンセプトを象徴するもの。滞在の記憶を、より鮮明にしてくれる。
2.瀬戸内の海に心ほどかれ、小豆島の美食に酔いしれて
海音真里
もろみの島宿として美食家たちにも愛され続けている『島宿真里』が4月にオープンした別邸『海音真里』。古民家を改装した本館とは対照的なモダンな造りで、全室オーシャンビュー。目の前の瀬戸内海は刻々と変わり、夜は満天の星に包まれる。
料理は、本館が島の名産のしょうゆと食材を組み合わせた“醤油会席”なのに対し、ここではオリーブ油で味わう“オリーブ会席”を提供。20種類余りの島産のオリーブオイルから厳選した5、6種類と新たに開発した粉末状のもろみをお造りや寿司、炭火焼きの料理などに添えている。さらに、島のごちそうを格段に引き立てているのがナチュールワイン。「ワインとオリーブオイルは育った環境が似ていて、つくり手や品種、造り年によってのできの違いがあるなど共通点がいろいろあります。どちらもよどみなくさわやかで、素材との組み合わせによって驚きの味わいが感じられます」と語る当主の眞渡康之さん。
ワインは部屋にも持ち込め、波音をBGMに心ゆくまで楽しめる。展望風呂に入ったあと、ゆっくりグラスを傾けたい。
3.有馬老舗ホテルに誕生した絶景・美酒・美食の宿
別墅 結楽
『有馬グランドホテル』内にこの夏オープンした宿。丹波の山並みを一望する和洋室をはじめ、金泉・銀泉露天風呂つき客室など、ハイグレードな客室が充実。部屋に合わせ食事も選べ、和洋室の宿泊者は石窯料理をメインとした会席、串揚げ、中華をワインとともに楽しめる。
4.日本百景のひとつ・九十九湾を、全室オーシャンビューの宿から
能登九十九湾 百楽荘
複雑に連なる入江で刻々と表情が変わる日本百景・九十九湾。眺望を楽しめ、海洋深層水の洞窟風呂でも知られるのがここ、『百楽荘』。去年誕生した9つのスイートや海に浮かぶ食事処、スイート専用のプレミアムラウンジ、身の締まった海の幸、豊かな野山の幸や能登ワインなど楽しみが満載。
5.東京の人気レストランが宮古島にプライベートヴィラを
Grand Bleu Gamin
恵比寿の名レストラン『オー・ギャマン・ド・トキオ』が、宮古島にプライベートヴィラを12月にオープンさせる。全室プライベートプールつき。朝食や夕食は、ライブ感あるアイランドキッチンの中で洗練された料理をいただけるという夢のような宿だ。
沖縄県宮古島市平良字荷川取1064の1 全5室
☎0980・74・2511 ¥65,000~
(スーペリアスイート2名1室利用の1名1泊料金、夕・朝食つき、税・サ別)
宮古島空港から車で15分