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神崎恵さんの「老けない」「疲れない」カラダになる美容法とは?
「いつまでも美しくありたい」は、すべての女性の願い。年を重ねるにつれ「しんどく」なる身体と向き合い、いきいきとした健康美を手に入れるための方法論を、美容家・神崎恵さんに聞いた。
神崎恵さんの「肌も体もさびない女性」でいるための美容法って?

Megumi Kanzaki
神崎恵さんの「きれいの基本」とは?
エクラ世代は「仕切り直し」の時。日々の内側からのメンテナンスが 「さびない」きれいの素になる――神崎 恵

「よく考えずに食べたものが心身肌のあちこちに響くことを実感した40歳手前に、血液検査をしたんです。その結果、健やかでいるために、足すべき栄養素や反対に引き算すべきもの、気をつけるべき食習慣などが見えて。以後『これをとるとこうなる』ということを意識して、食べるものを選ぶようになりました。すると、忙しくても、いやなことがあっても、がくんと落ち込むことはなくなって。そのときに必要な栄養素を過不足なくとることって大事だなあと」
そのために神崎さんが実践しているのは、毎日の食事のときのちょっとした工夫だという。
「食物からとりづらいものはサプリに頼りますが、栄養素は食べ物から、が基本。おかげで、さっと作れるよう工夫したお料理のレパートリーも増えました(笑)。そのうえで、食べる順番や食べる時間などにも気をくばるようにしたら、日々の不調や疲れもこまめにメンテナンスできている気がします。不調を感じているエクラ世代のかたは、これから先、もっとポジティブに軽やかに生きるためにも、ぜひ今の食生活を見直してみてください」
「さびない食生活」4つのポイント
1.必要な栄養素はできるかぎり食物からとる
2.定期的に自分に必要な栄養素をチェック
松倉クリニック代官山
松倉式メディカル栄養療法
¥22,000(血液検査とデータの解析費用、サプリは別料金) ※初診料¥5,500
☎03・3770・7900 www.matsukura-daikanyama.tokyo/
3.食べる順番に気を使う
4.毎日、決まった時間に食事をとる
さびない身体をつくる「きれいの素」アイデア10
アイデア1:疲れているときは「スパイスの力」
疲れているのに、もうひと踏ん張り。そんなときには、スパイスの力を借りる
「眠りが浅い、疲れがとれないというときは、香りや辛味で体を覚醒させてくれるスパイスを味方に。カレーペーストやしょうが、にんにくなどを常備して、そのときの気分で。よく作る、混ぜるだけでOKの『ガスパッチョ』にも必ずタバスコ! ぱっと頭が冴えて元気が出ます」

レシピ「即席ガスパッチョ」

(材料・2人分)
トマトピューレ缶…1缶
白ワインビネガー…大さじ2~3
きゅうり…1/2本
塩・こしょう・オリーブオイル…各適量
タバスコ…適量
(作り方)
①ボウルにトマトピューレ缶(あらごしの濃厚タイプがおすすめ)を入れ、白ワインビネガー、塩、こしょうを混ぜ込み、冷蔵庫で冷やす。きゅうりは1㎝角に切る。
②①が冷えたら、器に盛り、きゅうりを散らし、最後にオリーブオイルを回しかけ、タバスコをかけていただく。
アイデア2:体が重いときの「食べるファスティング」
なんだか体が重い、と感じたときは、「食べるファスティング」で、ゆるやかにリセット
「完全な断食は、空腹で集中力がダウンして仕事にも支障があるので、体の重さをとりたいときは、『食べるファスティング』。朝夜は青汁に豆乳やバナナを混ぜたスムージー、お昼には豚肉と白菜のお鍋を食べます。正確には断食ではないけど、体が確実に軽くなる!」

レシピ「豚と白菜のリセット鍋」

(材料・2人分)
豚肩肉薄切り…200g
白菜…1/4株
中華だし…小さじ1(お好みで)
塩・こしょう・ポン酢・すだち…各適量
(作り方)
①白菜と豚肉を交互に重ね、3等分に切って鍋に並べる。
②①に具材が半分ほど隠れるくらいの水と中華だし(なしでも可)を加え、ふたをして火にかける。
③具材に火が通ったら塩・こしょうをして取り皿にとり、お好みでポン酢やすだちをかけていただく。

さらさら水みたいに飲みやすい。いろいろなお料理に混ぜるのも◎。ほんとうにおいしい青汁30包入り¥4,800(お試し単品購入価格)/ほんとうにおいしい青汁
アイデア3:シミ予防には「鮮やかな色の野菜」
紫外線を浴びてしまった日はシミ予防のため、抗酸化力の高い鮮やかな色の野菜を積極チャージ
「日焼けしそうなときは、その前後に色鮮やかな野菜をいっぱい摂取。カラフルな色みのものは、抗酸化力が高いと聞いて。お豆腐のディップにつけて食べると、いくらでも食べられちゃいます。また、ダメ押しに、吸収のいいビタミンCのサプリメントをプラスすることも」

レシピ「お豆腐ディップ」
(材料・1人分)
豆腐…1丁(木綿・絹はお好みで) 味噌…小さじ3
(作り方)
ミキサーに豆腐と味噌を入れ、クリーミーになるまで混ぜる。好みでにんにくやしょうがを入れてもおいしい。また、ミキサーがないときは、スプーンでお豆腐を細かくつぶすだけでも。

アイデア4:乾いた肌には「良質な油」
乾きで肌のきしみが気になるときは、良質な油をたっぷりと
「革製品は油を差すとなめらかになるというように、体の中もフレッシュな油を差すと乾燥ケアになるかなと思って。昔から母がドレッシングを手作りしていたので、新鮮なオイルを使って私も。エスニックドレッシングは、海鮮やパクチーなどのサラダにとても合いますし、玉ねぎドレッシングはなんにでも万能です」

レシピ「エスニックドレッシング」
(材料・作りやすい分量)
スイートチリソース…大さじ1
すりおろしにんにく…小さじ1
白ワインビネガー…大さじ2
レモン汁…適量
ごま油…大さじ2
(作り方)
材料をすべてボウルに入れ、混ぜるだけ!
レシピ「玉ねぎドレッシング」
(材料・作りやすい分量)
玉ねぎ…1/2~1玉
リンゴ酢…大さじ2
米油などサラダオイル…大さじ2
すりおろしにんにく…小さじ1
塩・こしょう…各適量
(作り方)
材料をすべてミキサーに入れ、攪拌(かくはん)するだけ!

アイデア5:吹き出物には「ビタミンA」
吹き出物や口内炎などのぶつぶつトラブルはビタミンAで迎え撃つ
「揺らいだときの吹き出物や口内炎トラブルが出た日の夕食は、うなぎが定番! ターンオーバーを促すビタミンAが豊富に含まれているし、なにより元気が出るので、回復が早い気がするんです。うなぎが食べられないとき用に、ビタミンAのサプリメントも常備」


アイデア6:「ハーブや薬味の香り」でリフレッシュ
気分が落ち込んで、元気が出ないときは、ハーブや薬味の香りでリフレッシュ
「ねぎ、しょうが、ミョウガ、大葉、三つ葉など、香り豊かな薬味を料理に使うと気分が晴れるから、お豆腐に薬味をこぼれ落ちんばかりに盛るだけの冷ややっこをよく食べます。また、更年期のもやもやを感じたときには、ハーブティーを飲んでリラックス」




レシピ「薬味たんとのせ冷ややっこ」
(材料・1人分)
豆腐…1丁(絹・木綿はお好みで)
大葉…5枚
ミョウガ…1個
にんにく・しょうが…各1片
青ねぎ…3~5本
カイワレ大根…1/2パック
ごま油・しょうゆ・煎りごま…各適量
(作り方)
①ミョウガは薄く輪切り、青ねぎは小口切り、大葉はせん切り、にんにく・しょうがはみじん切り、カイワレ大根は1㎝に切って、すべて混ぜ合わせる。
②豆腐に①をのせて、ごま油をたっぷり回しかけ、しょうゆ、煎りごまをかけていただく。
アイデア7:イライラを静める「温かいもの」
外で感じたイライラはキッチンに持ち帰り温かいものを作って、心を静める
「外出先で感じたイライラは人にはぶつけたくないから、家に持ち帰り、キッチンで一杯飲んで流す、が基本(笑)。ただ最近は、飲むお酒は少し体に考慮したものを吟味。また、そんな日は、ささっと作れて気持ちがほっこりする、温かいポタージュスープをよく作ります」
レシピ「野菜と豆乳のポタージュ」

(材料・2人分)
玉ねぎ…1個(200g程度)
豆乳…300㎖
コンソメキューブ…1個
塩・こしょう・オリーブオイル…各適量
(作り方)
①玉ねぎはザク切りにして蒸すか、600Wの電子レンジに3分かける。
②①とほかの材料をすべてミキサーに入れ、なめらかになるまで混ぜたら、温めていただく。

アイデア8:美髪は「サプリの力」を活用
食物からはたっぷりとりにくいヘアの素だけは、サプリの力をフル活用
「健やかな髪づくりは、健やかな肌づくりと一緒で、バランスのいい食事が大切です。でも、美髪に欠かせない鉄と亜鉛は、食事からはとりにくいので、サプリメントの力を借りています。さらに最近は、細胞のエネルギー代謝やDNAの修復を助け、肌にも髪にもいいといわれる“NMN”のサプリメントも愛飲しています」



アイデア9:「発酵食品」で腸活
「体力」に不安を覚えたときは発酵食品で、腸活ざんまい
「腸の不具合はすべての不具合。腸の調子が悪いと体の不調はもちろん、肌やマインドにまでおよぶから、体力に不安を感じたときこそ、腸活を万全に。キムチや塩麴などの発酵食品や根菜類とともに、ヨーグルトドリンクなども。また、水溶性と油溶性の両方の食物繊維が腸の働きを助けると聞き、海藻サラダやファイバーもこまめにとるようにしています」


「環境が変わると便秘ぎみになることも多いので、クリニックの先生に処方してもらった手軽に飲める食物繊維も活用」。the Fiber Jelly 30包入り¥8,640/TAKAKOスタイル
「鶏肉や豚肉などをひと晩漬け込んで焼くだけで、お料理もぐっとおいしく」。酒蔵仕込み 生 塩糀 スパウチ 300ℊ ¥572/福光屋「飲む点滴といわれる甘酒と乳酸菌がWでとれて、飲みやすいんです」。甘酒+ヨーグルト 150㎖ ¥270/西山酒造場
アイデア10:体づくりは「タンパク質」
一生動きのいい体づくりを目ざしてタンパク質をしっかりと
「エクラ世代になると筋肉量が減少して、効率よく動きにくくなったり、疲れやすくなるから、タンパク質は積極的にとりたい。だから毎食、大豆製品や赤身のお肉のなにかしらを食べるように。大好きな麵も、グルテンフリーなのにタンパク質や栄養価の高い豆系の麵をよく常備して楽しんでいます。また、体にマイルドなエンドウ豆のプロテインも。髪にもいいんですよ」




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