実は女性以上に大変!? 夫の更年期・対策編 【日常生活や夫婦の対応法】

男性ホルモンは徐々に減少することや、ストレスなどで大きく減ってしまう場合もあることを知り、対策を考えることが必要。日常生活で男性ホルモンを増やす方法や、夫婦の時間の持ち方で気をつけたいことをご紹介します。

Q3.日常生活で男性ホルモンを増やすことはできますか?

A.はい。食事や筋トレなど、ちょっとした心がけで増やせます。睡眠は特に重要。

「テストステロンは、寝ている間に合成され、朝に分泌量が高まって夕方低くなる。まるでスマホの充電のようです。睡眠不足やストレスはテストステロンの大敵。できるだけリラックスすることを考えて。入浴、睡眠、瞑想などいろいろな方法がありますが、趣味に没頭するのも大きなリラックス効果が。確実に増やしたいなら、運動で筋力をつけるとテストステロン量が増えてきます。食べ物では、にんにく、玉ねぎ、亜鉛が豊富なカキなどをタンパク質と一緒にとるとテストステロン強化に。玉ねぎをたっぷりのせたカツオのたたき、ガーリックステーキなどは、まさに男の理想食。また最近では、すいかに含まれるシトルリンが効果的との研究結果も。勃起力にかかわるNO(一酸化窒素)の産生に欠かせない成分で、特にすいかの白い部分に豊富にあることがわかっています」
実は女性以上に大変!? 夫の更年期・対策編 【日常生活や夫婦の対応法】_2_1

Q4.夫婦の時間の持ち方で気をつけることは?

A.がんばれと励ますことはやめましょう。なるべく夫婦で出かけることが大切です。

「男性はテストステロンが減ってくると、ストレスを跳ね返す力が弱くなり、イライラしたり落ち込んだり、情緒不安定になることがあります。そんなときに、がんばれ!と無理に励ますのは逆効果。できるだけ聞き役に徹する、干渉するのは控えるなど、穏やかな気持ちで接してみて。女性と接することでもテストステロンが増えるので、女性からのスキンシップも効果的。たまには、ご主人と腕を組んで散歩をしてみるのもいいと思いますよ」
実は女性以上に大変!? 夫の更年期・対策編 【日常生活や夫婦の対応法】_2_2
教えてくれたのは…
メンズヘルスクリニック東京 院長 小林一広先生
北里大学医学部卒。精神科医の立場からメンタルヘルスケアや頭髪治療、男性更年期の診察・治療などに力を注ぐ。精神保険指定医。
Follow Us

What's New

Feature
Ranking
Follow Us