髪のクセに悩む40代、50代は多いですが…。人気ヘアサロン「boy」の美容師、八重嶋美彩さんによると、クセがあって髪型が思うように決まらない場合は、クセを上手に生かしたスタイルにするのがおすすめだそう。まるでパーマをかけたような、魅力的なショートウルフを提案してくれました。
大人に似合うように落とし込んだトレンドのショートウルフ
今回、ヘアモデルになっていただいたのは、飯田美奈さん(50歳・ピアノ講師)。
※2024年8月28日時点でのプロフィールです。
太くて多く、クセもあって扱いにくい髪質だと、ストレートアイロンで伸ばしたり、タイトにして束ねるなど、いつも同じイメージになりがち。ちょっと印象を変えたいと思っても、クセを抑えるセルフスタイリングは難しいのが実情です。
そこで、今回担当したヘアサロン「boy」の美容師、八重嶋美彩さんが提案したのは、クセを生かしたカットで、スタイリングを楽にするという逆転の発想から生まれた、パーマ風のヘアスタイル。顔まわりや衿あしを長めに残し、ちょっとモードな雰囲気に仕上げます。
おしゃれ見えのポイントは?
クセを最大限に生かしたいから、毛先は長さを残して動きが出やすいようにレイヤーを入れます。
ベリーのようなピンク系カラーも、まわりと差のつく大人っぽい印象。
白髪にも色が入るカラー剤を使うことで、白髪が多くても、しっかり染めて思い通りの色みを実現!
【Before】
顔まわりを中心に、柔らかなニュアンスのクセがあるという飯田さん。
「クセが気になり、いつも髪を結んでいました。クセの強い顔まわりはストレートアイロンを何度も通して真っすぐにしていたため、乾燥が進んでパサつきがちなんです」
若い頃はクセを排除して、センターパートのシャープなストレートにしていたこともあったのだとか。ところが年齢を重ね、今まで悪者にしてきたクセを「いいクセ」と言ってもらえたことがきっかけで、自分の髪が好きになれたそうです。
「今は、クセのしなやかさを味方につけて、自分らしいヘアスタイルを楽しんでいます」とのこと。
そのきっかけをくれたのが、今回担当してくれた八重嶋さん。
さっそくこのスタイルの秘訣を伺いました。
【カット】たっぷりのレイヤーでしなやかな動きを引き出して、パーマをかけたような毛流れに
マッシュベースのショートウルフにします。前髪は、目が隠れるくらいの長さに設定し、少し丸みを持たせてサイドにつなげ、あえて鬱陶しい雰囲気を作ります。衿あしは切り込まずに毛先を残して。
トップから全体にしっかりレイヤーを入れて、動きを出しやすくするとともに、髪が伸びてクセが強くなってもフォルムがきれいにまとまるようにコントロール。パーソナルな髪質やクセに抗うことなくカットすれば、とっても扱いやすい状態になります。
【カラー】肌のくすみを一掃する力強いカラーでポジティブな気分
しっかりした発色のバイオレットピンク。通常のカラー剤に、白髪がビビッドに染まる、ミックストーンを混ぜたものを使っています。
カラー後に、バイオレット+ピンク+レッド+ダークシルバーをブレンドしたカラートリートメントをかぶせて。白髪染めを使わないことで透明感を残し、カラートリートメントを使ったダブルカラーで、発色と色もちをアップさせています。ツヤが映えるのも素敵!
【スタイリング】スタイリング剤をもみ込んで乾かすだけの時短スタイリング
全体を濡らしてタオルドライしてから、ミルクタイプの洗い流さないトリートメントを、中間〜毛先にもみ込んで保湿します。
続いて、500円玉大のソフトジェルを、まず毛先につけてから全体にもみ込むようになじませ、カール感を出しながら形を整えて自然乾燥させます。ドライヤーを使う場合は、風でカールが伸びないよう、パーマヘア用のアタッチメントをつけるか、毛先を手のひらで支えながら弱風で優しく乾かすのがコツ。
クセ毛は、カット次第で扱いやすさがまったく変わるもの。信頼できる美容師さんがいれば安心できそうです。トータルコーディネートが楽しくなる、個性派ヘアスタイル。合わせるアクセサリーやファッションによって、おしゃれの幅がぐんと広がるはずです。
【担当した美容師】
八重嶋美彩(やえしま みさい)さん
ヘアサロン「boy Attic DAIKANYAMA(ボーイ アティック ダイカンヤマ)」 店長
美容師としてのコンセプトは、「寄り添う」こと。ヘアカット以外にも、SPA(ヘッドスパ、フェイシャル)、メイクアップ、着付けと、オールマイティに美容に取り組んでいるそう。美容製品や成分に精通し、boyオリジナルプロダクトの企画も担当。ヘアはもちろん、メイク、肌や体の知識も常にアップデートしているため、美についてトータルに提案してくれます。扱いやすいうえにおしゃれにしてくれると、クセ毛に悩む人たちがこぞって指名。
担当ヘアサロン「boy Attic DAIKANYAMA(ボーイ アティック ダイカンヤマ)」
美容業界に革新をもたらした独自のカット技法「ハズシ」。その圧巻のカット技術を武器に、全国に熱狂的なファンを持つヘアサロン。新しいヘアスタイルになってサロンを出たあと、気分が上がって何かいいアイデアが浮かび、ワクワクして新しい日を迎えることができるような、そんなきっかけをつくり出す存在を目指しています。サロンは、代官山のほか、原宿、タイのバンコク(2店舗)にもあります。美容室でありながら、サロンを使ってイベントやワークショップなど、さまざまな形でアイデアを共有する場「boy クリエイティブ・ラボ」も展開しています。
東京都渋谷区猿楽町12-28
公式サイト
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初出:OurAge 2024/8/28