いつも同じメイク、そしていつもなんとなく冴えない……と感じているアラフィー世代は多いのでは? そんな「定番顔」メイクから脱却する方法を長井かおりさんが考察。エクラ華組のふたりが、こんなに素敵に変身した!
①洗練感が欲しい
《定番顔》
水口さんの悩み
「メイクが好きでいろいろ試しますが、結局無難なナチュラルメイクばかりでなんとなくぼやけた顔印象に。おしゃれ顔に見える“洗練感”が欲しい!」
長井さんのお見立て
「水口さんは笑顔が映える“溌剌(はつらつ)系美人”。眉~目の縦幅が狭く、頰長に見えるのがあかぬけなさを呼ぶのかも? この余白を解消して、笑顔をより素敵に!」
あかぬけ感4割増しメイク法
下まぶたカラーと横入れチークで間のび感を解消!
溌剌さにおしゃれ感をほどよくプラス。笑顔もよりいきいきと
「下まぶたにカラーを入れる、眉の下側は足さない。水平にチークを入れる……。自分のメイク知識にはなかったこんな手法で欲しかった洗練感が手に入るなんて。いつもカジュアルな自分がエレガントに。メイクするって楽しい!と改めて思いました」(エクラ 華組 水口宜子(のりこ)さん)
メイクのポイント
1.眉の重心を上へ上へ
2.下まぶたメイクで目の縦幅増量
3.横入れチークで余白を埋める
「洗練感が欲しい水口さんには、顔の余白バランスの調整が急務。眉は上を描き、目は下まぶたメイクで下に広げ、眉~目の縦幅を増やして。さらに頰を分断する横入れチークで長く見える頰をきゅっと縮めてメリハリアップ。笑顔もより美しく映えますよ。」
使ったのはこれ
❶アイパレットは眉と上まぶたの間に空間をつくる光色と、下まぶたを下側に広げる明るめの影色がセットされたものを。シグニチャー カラー アイズ112(限定色)¥7,700/SUQQU
❷中央のオレンジベージュを眉全体にかけると、顔だちになじみながら、あかぬけ眉に。ニュアンスブロウパレット03 ¥3,520/ジルスチュアート ビューティ
❸眉の毛流れを整えながら、ふんわり眉色もチェンジ。とかし上げた眉毛を自然にキープするスムーズスタイリングジェル処方や地肌につきにくいブラシ設計も◎。ジェルスルシル 101 ¥3,850/クレ・ド・ポー ボーテ
❹肌になじみながら自然な血色カラーで、頰をキュッと引き締める。ザ ブラッシュ マット 007M ¥3,300/アディクション ビューティ
How to
《1》❶のパレットの②の光色を上まぶた全体に。目と眉の間の空間にハリと明るさを演出することでほどよい空間が生まれ、抜け感が。
《2》ポイントは下まぶたメイク。❶のパレットの④に影色③を少しミックスして、目頭から目じりへ。目の重心が下に広がり頰の余白も減る。
《3》❷のパレットの①で眉頭の上側だけ描き足して、眉全体に②をふわっとのせる。下側は描き足さずに洗練感のあるフラット眉の形に。
《4》眉色は明るめブラウンの❸のマスカラでほんの少しトーンアップして軽さを。眉の毛流れもできるだけ上方向にアップさせるのがコツ。
《5》ベージュピンクの❹のチークを小鼻横の黒目下から外側に向け頰の長さを分断するように水平に入れる。間のび感が解消され小顔効果も。
仕上げにはこれ!!
抜け感まつ毛は、カールアップよりもまつ毛を長く繊細に見せるロングタイプを。女性らしいバーガンディ。エクストラロング カラーマスカラ 03 ¥4,840/アンプリチュード
赤ブラウンのマスカラでまつ毛の上下をサンド
マスカラは黒よりも柔らかで、ブラウンよりあかぬけ感あるブラウンレッドを。まつ毛はカールさせずに、まつ毛をサンドするように上から下からすっと塗り上げる。
補整用リップペンシルの色みは口紅ではなく自分の唇色に近いものが正解。ディオール コントゥール 100 ¥3,190/パルファン・クリスチャン・ディオール
モード感ある黄みオレンジ。シアー マットリップスティック 107(限定色)¥5,500/SUQQU
いつものリップに替えてトレンドカラーをオン
もとの唇に近い色のリップライナーで上唇をオーバーリップにすると余白のバランス調整効果がよりアップ。洗練度をさらに足すため、流行(はや)りの黄み色リップを直塗りで。
②もっとふっくら見せたい
《定番顔》
梁瀬さんの悩み
「目もとや頰が凹(へこ)んできたせいで、疲れて見えるのが最近気になって。でも、どんな色、どんなアイテムを使えばふっくら見えるのかわかりません。」
長井さんのお見立て
彫りの深い美しい顔だちが魅力の梁瀬さん。下地、ハイライト、チークを効果的に使って、くぼみがちなパーツにハリ感を仕込めば美人度もさらにアップ!
あかぬけ感4割増しメイク法
光ベースと血色ピンクで頰や目もとのくぼみをふっくら持ち上げ
ふっくらツヤ感アップ。顔だちの美しさがより上品にきわだつ仕上がりに
「ファンデーションを塗りすぎていないのに肌が明るくハリが出ているのにびっくり。ブラウン一辺倒だった目もともピンクグラデに変えるだけで優しい感じに! 頰がこけ、目もとのくぼみが気になっていたけれど、その悩みも解消です。」(エクラ 華組 梁瀬(やなせ)理砂さん)
メイクのポイント
1.光ベースで肌をふっくらと
2.三角チークで自然な血色
3.3色ピンク使いで目もとにハリ
「年齢とともにしぼみがちな肌は骨格を必要以上にきわだたせ、美しい顔だちの魅力も半減。下地もチークもポイントカラーもツヤ感のあるものをセレクトして、肌もパーツもふっくらハリ感アップさせて。幸せ感がどんどん増して美人度もさらにアップしますよ。」
使ったのはこれ
❶絶妙なアプリコットカラーが血色感ある均一な肌に整えながら、肌をふっくら見せる。重ねるファンデーションの量も少なめにできるので、厚塗り感なくふっくら肌仕上げがかなう。オンリーミネラル N by ONLY MINERALS ミネラルコンプリートベース SPF15・PA++ 30g ¥3,850/ヤーマン
❷光効果で肌のくぼみをパンプアップ。ねらったところにのせやすい筆ペンタイプ。スティロ ルミエール ルガール 557 ¥4,620/シャネル
❸つけ心地はさらさらなのに上品なツヤ感も演出。ナチュラルな血色カラーで、肌をいきいき見せる。カラースティック 02 ¥3,300/RMK Division
❹シルクのような上質なツヤ感のある上下2色と、中央に引き締めカラーがセット。トリオ ブリック パレット 733(限定色)¥8,470/パルファン・クリスチャン・ディオール
❺色調整自由自在の3色アイブロウパレット。軽やかな抜け感眉に。3D コントロール アイブロウ 101(限定色)¥7,150/SUQQU
How to
《1》❶のアプリコット色の下地で肌全体をふっくらトーンアップし、さらに❷のハイライトを顔のくぼんでいる部分に仕込みパンプアップ。
《2》ツヤと血色感ある❸のクリームチークを頰骨よりも下側の凹みがちな部分に三角形に広げる。スポンジにとってポンポンとなじませて。
《3》くぼみの気になる目もとにもハリ感を。❹のパレットの①を指で上まぶた全体になじませたら、下まぶたは①と③を混ぜ涙袋全体に塗る。
《4》パレット❹の②を細チップにとり、上下目じり寄り2/3のきわをライン風に囲む。赤みのあるピンクで目もとに華やかさをプラス。
《5》目もとのハリ感を消さぬよう、眉もふんわりと。眉頭の上側と眉じりをパレット❺の①で足し、②③を混ぜ、全体にふわっとなじませる。
仕上げにはこれ!!
クリーミーなのに薄膜フィットなブラシ一体型。リップペンシルいらずで輪郭修整もラクラク。コンスピキュアス ブラッシュリップス 09 ¥5,170/アンプリチュード
唇はオーバーリップめに塗って口もとにもふっくらハリ感
リキッドタイプのリップをちょっとオーバーリップぎみに塗ると口もともふっくらハッピー印象に。色みは血色アップとおしゃれ感アップを兼ねた、赤みブラウンがおすすめ。
夜明け前の雨空をそのままマスカラ色に。自まつ毛を生かす透明感のある発色。ザ マスカラ カラー ニュアンスWP 103(限定色)¥4,180/アディクション ビューティ
まつ毛はビューラーでちょっとカールアップさせて華をプラス。マスカラは目もとを適度に締めつつ、ほどよい優しさがあるグレーがおすすめ。上まつ毛だけでなく下まつ毛にもオン。
③顔タイプを意識したメイクが重要
顔変化のタイプを意識して“冴えない”定番顔から脱却
いつも同じメイク、いつも同じ顔、そして、なんだかいつも冴えない……。そう感じているアラフィー世代は少なくないはずだ。
「その理由は、年齢とともに顔の印象自体が変化していることにあるんですよね」と長井さん。なのに、昔と同じメイクをしていては魅力が半減するのは当然のこと。
「実は、年齢とともに顔のタイプは大きく2つに分かれてくるんです。ひとつは、肌全体が下がって、頰が長くなり間のびして見えるタイプ。顔の余白が広く大きくなって見えるため、メリハリがなくなり、なんとなくあかぬけ感がなくなって見える。もうひとつは、頰や目もとがこけて、顔の印象が骨ばってくるタイプ。女性らしいふっくら感がなくなるので、幸薄く疲れた印象に見えがちですね」
これこそ、アラフィー世代の魅力を損なう大きな理由。だから、顔タイプを意識したメイクが重要に。
「水口さんのような“頰長見え”タイプは、下まぶたにカラーを入れたり、チークでメリハリをプラスしたり、広くなった余白をいかに縮めるかを意識したメイクがポイントです。そして梁瀬さんのような“顔こけ”タイプは、ふわっと発光するようなベースを仕込んだり、チークを入れる位置やアイカラーの色を工夫して、顔全体をふっくら見せることを意識したメイクがポイント。魅力10割増しを目ざしてメイクを激変させると大人はかえって居心地が悪い。自分の顔変化のタイプを意識したメイクをちょこっと取り入れれば、なんとなく冴えない『定番顔』から脱却しつつ、自分でもしっくり納得できる魅力4割増しがかないます」
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