多くの人が身に覚えのある「人やものの名前が出てこない」現象は、脳の中の「記憶系脳番地」の機能が不十分なために起こる。そこで今回は、脳の専門医が「記憶系脳番地」の鍛え方を伝授。その方法とは?
教えてくれた人
「脳の学校」代表 加藤俊徳先生
「脳の学校」代表 加藤俊徳先生
’61年、新潟県生まれ。脳内科医、医学博士。日米で脳の研究を行い、MRIを用いた脳画像診断法を確立。1万人以上の脳画像を分析し、診断や治療などを行う。著書に『片づけ脳』(自由国民社)など。
知識と感情の連動が決め手に
記憶系脳番地
□洋楽の歌詞を聞いてくちずさんでみる
□前日に起きたできごとを3つ覚えておく
□その日の「ベスト発言/ワースト発言」を選んでみる
□記憶をたどって絵を描く
□お互いに無関係な知り合いの「共通点」を探す
脳の中心には記憶の蓄積をつかさどる「海馬」があり、記憶系脳番地はこの周辺に位置する。ここは単純な丸暗記ではなかなか鍛えられず、知識や感情との連動が大切。語学学習も効果的なトレーニングに。前日のできごとを思い出す訓練は、過去の記憶強化に役立つ。
取材・原文/吉川明子 イラスト/カツヤマケイコ ※エクラ2022年1月号掲載