豊かな熟年期に向けて、家を、暮らしをもう一度見直してみる、エクラ世代はまさにその適齢期。今回は、12年前に購入したマンションのリノベーションを昨年終えたという料理研究家/フードコーディネーターの市瀬悦子さんのご自宅を紹介。
暮らしの形をしなやかに変えたエクラ世代
【リノベーション】2度目のリノベでアップデート。仕事場でもあるキッチンは美しく機能的に
2つのアイランドがあるオーダーメイドキッチンは、1度目のリノベーション時と同じタニコーの「MEISDEL」。天板はフィオレストーン。本体部分は清潔に保て、 掃除もしやすいステンレスのバイブレーション仕上げ。
キッチンの食器を入れた白い収納棚は以前のキッチンで使っていたものを再利用。同じくガスコンロやミーレのIHも再利用した。キッチンは夫の仕事場でもあるため、夫婦一緒に考えたそう。複数人が同時に作業できるゆとりある広さ。
気持ちのいい眺めもこの家のお気に入り
窓を開け、キッチンに立つと開放感のあるこの景色が広がる。床はヘリンボーン張り。向かって右側のアンティークの机は、撮影時にスタイリストさんが器などを置く台として活用。ダイニングテーブルはタイムアンドスタイルで購入。ダイニングチェアは大好きなアメリカのヴィンテージ。
公私の空間をきっちり分けストレスのない暮らしに
「リノベーションはなるべく早く、気力と体力のあるうちにやることをおすすめします」という市瀬さん。
12年前に購入したマンションのリノベーションを昨年終えたばかり。購入時にも一度フルリノベーションをしているので今回が2度目となる。
「わが家は撮影で人の出入りが多く、プライベート空間と仕事空間をきっちり分けたかったんです。特にダイニングキッチン横にあった洗面所の場所を変えたくて。新たに物件探しもしましたが、持ち物がすべて入り、キッチンが広く、スーパーなど近隣環境がよくて……と考えるとやっぱりこのままリノベをして住み続けるのがいい! という結論になりました。そうなると工事中はどこに住むのか? 通常の不動産物件は短期では借りられないことを知って唖然としたり。工事がスタートしてからも、建材など決めることが次々とあって、大変でした」
仕事場でもあるキッチンは、1度目のリノベでよかった個所、アイランド型やカウンターの高さなどはそのままに、より使いやすくアップデート。仕事とプライベートの動線もきっちり分けられ、とても快適だとか。
「ショールームに足を運び、自分の目で実物を見て決めたものはやっぱり悔いがなく、そうでないものは完成してみてあれ?と思ったり。反省点もありますが、でも今のうちにやっておいてよかったなと思います」
木とタイルで仕上げた洗練されたバスルーム
キッチンの手前にバスルームをつくり、奥の扉からプライベート空間へと抜ける動線も確保した。
好きでたくさん育てている観葉植物たちが空間に潤いを与えてくれる。行きつけは自由が丘のブリキのジョーロ。
ダイニングにはレコードやプレーヤーを置く棚もつくった。
使う場所に、出し入れしやすく収納
「見た目をスッキリさせたくて」隠す収納に。アイランドカウンターの下はすべて収納で、上の引き出しにはボウルやツール類、下の引き出しには重い鍋類を、と使う場所にアイテム別に収納。引き出しは取っ手をつけずにシンプルに仕上げた。床や壁のタイルは、モダンでスッキリ見える大判のものを選択。