【50代の悩み】老眼だけじゃない! 加齢で始まる目のトラブルをチェック <2>

老眼だけじゃなく、加齢とともに発症する目のトラブルはたくさん存在。eclat12月号では、将来病気を発症する恐れのある、疑わしい自覚症状をご紹介。正しい知識を身につけて、早め早めの対処を!

飛蚊症(ひぶんしょう)

何かが浮いて見えるのがどうしても気になる…!
【50代の悩み】老眼だけじゃない! 加齢で始まる目のトラブルをチェック <2>_3_1
【どうして起きる?】
多くは年齢に伴い、硝子体ににごりが生じて起きる生理的なもの。

チリのように見えるものは硝子体のにごり

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    硝子体のにごりが浮遊物のように見えるのが飛蚊症。生理的なものがほとんどだが、急にたくさん見えるようになった場合は、網膜剝離(右図)の前兆かも

こんなものが見える!

【50代の悩み】老眼だけじゃない! 加齢で始まる目のトラブルをチェック <2>_3_3

生理現象なので心配無用。稀に網膜剝離の場合も

視界に何かが浮いて見えるのが飛蚊症。見える形はさまざまで、白い壁や明るいものを見たときにハッキリ現れることが多い。

小島先生「加齢に伴い、眼球内の硝子体の一部にしわのようなものができます。この部分がにごってその影が網膜に映って、黒い点のように見えるのですが、基本的には生理現象なので心配はいりません。ただ、量が急に増えたり、暗い場所で稲妻のような光が見えたりと、症状が突然変わったら網膜剝離の前兆の場合もあるのですぐ受診を」


生理的な飛蚊症は治療の必要はないが、生活に支障が出る場合は、レーザー手術でにごりをとることも可能。網膜剝離の場合も手術を行う。生理的なものか病的なものかを知るには、眼科で眼底検査を受けて。


どんな治療法がある?

・生理的な飛蚊症には永続性がないので、変化を待つ。あえて治療しないことが多い
・網膜剝離の前兆の場合は、それに応じた外科手術を行う

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