【50代の悩み】老眼だけじゃない! 加齢で始まる目のトラブルをチェック <2>

老眼だけじゃなく、加齢とともに発症する目のトラブルはたくさん存在。eclat12月号では、将来病気を発症する恐れのある、疑わしい自覚症状をご紹介。正しい知識を身につけて、早め早めの対処を!

6.白内障

高齢化とともに、誰もが経験する目の病気。
【50代の悩み】老眼だけじゃない! 加齢で始まる目のトラブルをチェック <2>_4_1
【どうして起きる?】
加齢によって水晶体のタンパク質が変質し、白濁することで、眼球内への光の入りが悪くなる。

水晶体の白濁で視界不良に

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    水晶体がにごって、目に入る光の量が減ってしまうのが白内障。いわば水晶体自体の耐用年数オーバーで、個人差はあるが長寿社会では避けられない。


水晶体が白くにごることで、かすみやぼやけが発生

小島先生「白内障は、加齢とともに水晶体のタンパク質が変性し、白くにごってしまう病気。目のかすみ、ぼやけ、まぶしさなどの症状が出ます。60歳以上の8割が白内障になるというデータもあり、高齢化社会では誰もがかかる病気です」


初期なら点眼薬で進行を遅らせことも可能だが、確実なのは手術。

小島先生「手術では、にごった水晶体を取り除き、かわりに人工レンズを入れます。一定距離にピントが合う単焦点レンズ、近くにも遠くにもピントが合う多焦点レンズから選べます。技術精度が上がっており、手術自体の副作用や後遺症はほぼありません」


術後は視界がクリアになり、活動の幅も広がるので喜びも大きいという。白内障で生活に支障が出はじめたら、手術を検討してみては。


どんな治療法がある?

・水晶体を人工レンズに交換する手術
→水晶体の袋内部に人工のレンズを入れる手術を行う。手術の所要時間は短く、日帰りも可能。保険適用。
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