3. 人さし指や中指などがしびれる “毛根管症候群”【50代のお悩み・更年期の手指問題】

2018年10月12日
「人差し指と中指に痛み、しびれがある」、「明け方に痛みが強くなる」……思い当たる節がある人は、更年期に起こりがちな「毛根管症候群」かも! 今、困っている人もこれから心配な人も知っておきたい、予備知識や治療法を専門医がお教えします。

【手根管症候群】

正中神経が圧迫され、痛みやしびれが発生。
進行すると親指のつけ根がやせ、細かい作業が困難に。

〈症状〉

☑人さし指、中指にしびれ、痛みがある

☑進行すると薬指や親指にも症状が

☑明け方に痛みが強くなりやすい

〈どんな病気?〉

手根管とは手の関節にある手根骨と横手根靭帯(右の図参照)で囲まれた伸び縮みできないトンネル状の部分で、中を正中神経と腱が走っている。手の使いすぎやホルモンの乱れなど、なんらかの原因で手根管の中で正中神経が圧迫されると、初期には人さし指や中指に痛みやしびれが生じ、進行すると親指や薬指にも症状が。しだいに親指のつけ根がやせ、物をつまむ動きがしにくくなる。

〈治療法〉

睡眠時にサポーターで患部を固定したり、消炎鎮痛剤や、末梢神経を保護するビタミンB12などの服用、手根管内へのステロイド注射で改善することが多い。効果がない場合、手根管を覆う靭帯を切開して容積を増やし、正中神経の圧迫を取り除く手術をする。

〈予防〉

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片側の手のひらを上に向け、反対側の手で親指以外の指を下に反らして伸ばす。次に手のひらを下に向けて反対側の手を親指以外の指に当て、甲を伸ばす。
親指以外の指を深く曲げ、次に浅く曲げたら、指をまっすぐ伸ばし、指を握って、親指以外の指をまっすぐ前に伸ばす。これを繰り返す。
10回転で1セット、一日3セット行いましょう。
親指にもう一方の手の人さし指を当て、親指をぐーっと伸ばす。これを左右とも行う。
教えてくれたのは…
まえだ整形外科・手のクリニック
前田利雄先生

医学博士。昭和大学病院整形外科学講座兼任講師。手外科・整形外科専門医として診療にあたる。肘から手までのさまざまな病気に精通。

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