2. 親指側の手首が痛む “ドケルバン病”【50代のお悩み・更年期の手指問題】

2018年10月12日
「親指側の手首が腫れている」、「手を握り、手首を小指側に曲げると痛みが走る」……思い当たる節がある人は、更年期に起こりがちな「ドケルバン病」かも! 今、困っている人もこれから心配な人も知っておきたい予備知識や治療法を専門医がお教えします。

【ドケルバン病】

親指には親指を伸ばす働きをする腱と広げる働きをする腱があり、これらが腱鞘の部分で炎症を起こすと痛みや腫れが発生。
この図のような手首の親指側に腫れや痛みが生じるのが特徴。親指を広げたり動かしたりするとこの部分に痛みが生じる。

〈症状〉

☑手首の親指側に腫れや痛みがある

☑親指を広げる動きをすると痛む

☑手を握り手首を小指側に曲げると痛む

〈どんな病気?〉

手首の親指側にある腱鞘と、その中を通る腱に炎症が起き、腱鞘の中の腱の動きがスムーズでなくなることで手首の親指側が痛んだり、腫れたりする病気。親指を広げたり動かすときに強い痛みが走る。更年期や妊娠出産期の女性だけでなく、美容師など親指を酷使する仕事やスポーツをしている人に多い。酷使しつづけると腱鞘が厚くなったり、腱の表面が傷み、いっそう症状が強くなる。

〈治療法〉

湿布をしたり、装具を当てて固定する方法や、ステロイド注射をする治療法がある。ステロイド注射がよく効いて治る場合が多く、再発もしにくい。これらの方法で改善しないときや、再発してそれを繰り返す場合は、腱鞘を切って広げる手術(所要時間約30分)を行う。

知っておきたい手指の不調

教えてくれたのは…
まえだ整形外科・手のクリニック
前田利雄先生

医学博士。昭和大学病院整形外科学講座兼任講師。手外科・整形外科専門医として診療にあたる。肘から手までのさまざまな病気に精通。

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