大人を素敵に見せてくれる定番ブランドからおしゃれ好きの間で注目のブランドまで、ファッションアイテム別に50代女性のおすすめブランドをご紹介。デザインや配色、シルエット、コーディネートなどを参考に2020年春のおしゃれを格上げして。
①大草直子さんが選んだ「地味派手服」ファッションブランドは?
地味に終わるのはもの足りないし、おしゃれが楽しめない。かといって、派手すぎるのは避けたい……。そんな悩めるアラフィー女性たちに、スタイリスト・大草直子さんがレクチャー。今、取り入れるべきは、「地味派手服」。大人の柄・色・素材選びのポイントを、ご本人のスタイリングとともにお届けします。
GALLARDAGALANTE(ガリャルダガランテ)
《シャツ》
服の形はシンプルで“地味”でも、素材の透け感や揺れ感で“派手”さを加える
「例えばこれがマットな素材のシャツだったら、もっと黄色が立ってしまいます。素肌を感じるシアーな素材のシャツだから、肌が中に入ると色をワントーン落ち着かせてくれるんです。近くで見たときに感じるほのかな透け感は、センシュアルでエレガント。会食などの距離が近い席で、さりげなく華やぎを添えてくれます。」透け感のあるシャツはデニムを合わせることでヘルシーさをプラスさせて。インナーをグレーにすると、黄色の色みが沈んでより落ち着いた印象に。
《ブラウス・スカート》
色選びは、「浮かび上がらない」を基準に!ほろ苦さのある渋みグリーン
「自然界にある色を私は“オーガニックな色”と呼んでいます。この装いのブラウスがそう。パステルカラーのような華やかさのある色ではないけれど、少し苦みや渋みがあるこの色みも、春を感じさせる芽吹きの色。大人の肌色にもしっとりと美しく寄り添ってくれます。」
全身をナチュラルな色で合わせれば、印象に残る装いに。
Drawer(ドゥロワー)
ベースの色は“地味”めに、小柄プリントで“派手”さを盛る。とろみ素材でさらに華を足して!
「ネイビーを背景に、点在しているのは三日月のようなベージュの小柄のプリント。このパンツが装いの味つけになって、洒脱さを添えてくれます。大人の柄選びのポイントは「小さな柄」、エレガントな「とろみ素材」、そして「ベースはベーシックカラー」の3つ。そう思うと、意外と簡単ですよね。」柄と同色のコートを。その共通項が洗練の秘訣。
Ron Herman(ロンハーマン)
《スカート》
色選びは、「浮かび上がらない」を基準に!陰りをもつ、墨っぽさのあるパープル
「墨を含んだような、少し影をもっているパープルは、黒とうまくつながります。グレーや黒と合わせたときに、さらに2トーンくらい影が深くなる。パープルの落ち着いた一面が、大人のカリッとした首すじやデコルテの影ともつながって、美しく映えるんです。大人をさりげなく引き立ててくれる特別な色ですね。」
光を吸い込むスエードがパープルをよりマイルドに。それを包み込む黒のコートは、軽くて光沢のある素材で、春の空気感を呼び込んで。
②おしゃれをランクアップする「華やぎスカート 」
おすすめファッションブランド
カジュアルに着ても女っぽい。だから頼れる!もともとの持ち味で、着飾らなくても華やかになる――それがロング丈のスカートの一番の魅力です。この春は素材のバリエーションがうんと増えて、表情もぐっと豊かに。季節もシーンも問わず着られるお気に入りの一着が見つかります。おしゃれをもっと自由に発展させて!
Drawer(ドゥロワー)
さりげない柄が装いを表情豊かに、着こなしに奥行きをプラス「無地見え」する柄スカート
遠目に見ると無地に見えるようなこまやかな柄のスカートも、今シーズン見逃せない。「細かい柄が生み出す立体感は、装いに奥行き感を与えてくれます。面積が多いロング丈のスカートはともするとボリューム感に負けて重たくなってしまうのですが、細かい柄はバランスよく着こなせます。シンプルなトップスでもコーディネートが完成するから、着回しもしやすいんです」。
レース系スカート
クラシカルなムードをたたえた大柄のカットワークレーススカート。「ツヤのないコットン素材で甘さもうんと控えめ。デイリーからよそ行きの日まで活躍してくれる秀逸さも魅力です」。
ベージュをレイヤードして品よく、センシュアルに
繊細なシルクの生地に、ほんのりと浮かび上がる絵画的な小花柄が美しい余韻を生んで。「ベージュのワントーンをブラッシュアップできます」。
ebure(エブール)
レザーのリッチなツヤが大人の着映えにひと役
「レザーの強さを、ほんのり甘めな着こなしで印象的に」。
繊細でゴージャスなレースをスポーティに小気味よく
「特別な日にもまとえる、ごく繊細でリッチなレーススカートをスポーティミックスでうんとカジュアルに。甘さがあるからこそ、意外性のある着こなしも楽しめるんです」。
淡く儚げなシフォンにざっくりニットが新鮮!
上質なシルクシフォンを贅沢に重ねたスカートはそれだけで着映え感も格別。「ドレス風のスカートをあえてざっくりとしたニットでカジュアルダウン。この空気感が今年っぽさにつながります」。
③しゃれ見えコーデ「主役級パンツ」
おすすめファッションブランド
年齢を重ねると、ついベーシックなものに頼りがち。“色”もそのひとつだと思うのですが、固執しないで。今年のパンツには、旬ムードなのに合わせやすいという絶妙な色のものが多数登場しています。そんな色に更新するだけで、トップスは手持ちのものでもOKなんです。着こなしの幅が広がりますよ。
Theory(セオリー)
鮮やかな色に白をたっぷりと加えたような“ホイップ感”のある「しゃれ見えカラー」
大人の装いなら、ホイップクリームを加えたようなかわいげのあるニュアンスカラーが断然おすすめ。技いらずで装いが見違え、着たときの高揚感も特別! まばゆい春の日射しに、美しく映えます。ターコイズのような明度の高いブルーは、着慣れたデニムの延長で取り入れられます。
ぼんやりさせないように白とシルバーで光と輝きをプラス
【セージ】のベーシックカラーパンツ
シックなセージとグレーの配色は、ともするとぼんやりとあいまいな印象になってしまうから、引き締め役に白やシルバーを。光を取り入れるとぐっと洗練されます。
GALLARDAGALANTE(ガリャルダガランテ)
ふんわりとしたパープルと明るいグレーは相性抜群
【パープル】のしゃれ見えカラーパンツ
見た目以上に取り入れやすいのが、こんなパープル。ベースメイクのコントロールカラーと同様、素肌の透明感をごく自然に引き出し、トーンアップしてくれる色だから、くすみがちな大人の装いを活性化してくれます。淡い色同士でも、パープルの透明感で全身が引き立ちます。
インパクトカラーのワンポイントで旬度がぐっとアップ
【ライトグレージュ】のベーシックカラーパンツ
ニュートラルなライトグレージュは、グリーンなどのパワーのある色をさし込んで今っぽく
BLAMINK(ブラミンク)
【イエロー】のしゃれ見えカラーパンツ
白を多めに入れたイエローは、悪目立ちしない色みですが、さらにノーブルなネイビーで落ち着かせます。小物はベージュ系でまとめて装いになじませれば、クラス感のある洒脱なスタイリングがかないます。端正なストレートのワイドシルエットのパンツに、ボリューミーなブラウスを。旬のシルエットと洗練配色で、ひときわ目をひくシックなパンツスタイルが完成します。
④春一番に着たくなるきれい色「春呼びニット」
おすすめファッションブランド
今季の春ものはニットから揃えるのがベスト。肌なじみがよくどんなコーデにも合わせやすい「ベーシックカラー」のニットは、ワードロープに一枚あると重宝。やわらかい素材感でニュアンスのある淡いトーンを選んで。
Drawer(ドゥロワー)
大人の肌に自然となじむから、きれい色はくすみ系を選びたい
春一番に着たくなるきれい色のニットは、少しくすんだスモーキートーンが旬。きれい色を着慣れない人も挑戦しやすいのでおすすめ。シャリ感のあるリネン素材なら、鮮やかに色が出すぎず、あぜ編みも大人っぽく決まる。白と合わせればぐっと洗練されたムードに。
GALLARDAGALANTE(ガリャルダガランテ)
まろやかな華オーラを放つ温かなイエロー
二の腕部分に少し膨らみがあり袖先にかけて細くなる、ほっそり見えるように計算された優秀フォルム。顔映えのいいイエローは、春らしいライトベージュのパンツと好相性。
ebure(エブール)
ニュアンスのある淡いトーンこそ今春のNEWベーシック
肌のブライトアップ効果がありながら、白よりもなじみがよく大人が着やすいライトベージュのVネックのコットンニット。同系色のパンツやライトカーキのステンカラーコートを重ねて、洗練された春のグラデーションを楽しみたい。
⑤素材や組み合わせの自由度が魅力の「進化系セットアップ」
おすすめファッションブランド
MADISONBLUE(マディソンブルー)
直線的なフォルムでやせ見えも。辛口セットアップならこれ
リネンコート×クロップトパンツ
ほんのりツヤのあるきめ細かな上質リネンコートと、センターシームを施したクロップトパンツの組み合わせがセットアップを新鮮に見せて。あえて端を切りっぱなしにすることでまじめになりすぎず、ラフでカジュアルなムードを演出。軽いリネンの質感は、素材の違う春のスカートなどとの組み合わせにもいい。
Chaos(カオス)
ロング×ロングの計算された旬バランスがセットアップで簡単に
テーラードジャケット×ワンピース
ゆったりとしたロングジャケットと、ドラマチックに揺らめく同素材のワンピースをセット使いに。ワンピースの胸もとがジャケットのVラインとぴったり合って、ハンサムな中に女らしさも感じさせる。袖をロールアップすれば、裏地のストライプ柄が春らしくさわやか。
とろみカットソーがつくる流れるようなシルエット。定番ネイビーはモードな小物で遊び心をプラス。ドルマントップス×ワイドパンツ
ボリュームのあるドルマンスリーブと、後ろがぐっと長くなった立体感のあるフォルムが、コンサバなイメージの強かったネイビーのセットアップをモードなたたずまいに刷新。とろみのあるカットソー素材は、大人にちょうどいいエレガントさも感じさせてくれる。
⑥春の薄軽アウター「柔らかトレンチコート&リネンコート」
おすすめファッションブランド
気温変化が激しい季節に重宝する春の薄軽アウター。2020年春は、ニュアンスのあるきれい色の薄軽素材の「トレンチコート」と、シンプルで洗練されたシルエットの「リネンコート」が、話題に!
ebure(エブール)
柔らかトレンチコート
さっとはおってお出かけしたい! 風に揺れるシルエットが心地いい
長さのあるマキシ丈ながら、光を通すほど薄い1枚仕立ての柔らかな印象のトレンチコート。肩章などトレンチらしいミリタリーな装飾を取り除き、ドロップショルダーの女らしい曲線シルエットで従来のイメージを一新。ロールアップベルトで袖をたくし上げれば素肌がちらりとのぞき、いっそう軽やかな雰囲気をまとえる。
シンプルでとびきり上質な大人のためのリネンコート
マキシ丈を無造作にはおって今っぽく
無造作にはおると今っぽい、ボタンなしのシンプルなマキシ丈コート。まろやかなホワイトはくすみやすい大人の肌を明るく見せてくれる効果も。ニュアンスカラーのニットやパンツと合わせると、ワンランク上のカジュアルに仕上がる。付属のレザー素材のベルトでウエストをマークすれば、きちんと感のある着こなしにもシフトする。
ATON(エイトン)
シャツ感覚の1枚ならパートナーとの兼用も◎
オーバーシャツ感覚でざっくりはおれる薄手の1枚仕立て
この春1枚欲しいのは、シンプルで洗練されたリネンコート。ざっくりはおれるユニセックスなデザインなら、パートナーとの兼用もOKです。
※商品は販売を終了している場合があります