【2020年春ファッション】50代向け『主役級パンツ』しゃれ見えコーデカタログ

この春のおしゃれの印象はボトムがすべて!トップスがいたってベーシックでシンプルな形でも「ボトムに華をもたせれば、それで十分!」という雰囲気になるから、このトレンドを見逃す手はない。今年のパンツは旬ムードなのに合わせやすいという絶妙な色のものが多数登場しています。そんな色に更新するだけで、着こなしの幅が広がります!

 

教えてくれたのは…

スタイリスト 室井由美子さん

スタイリスト 室井由美子さん

本誌や『BAILA』『Marisol』などの女性誌やウェブマガジンなど、幅広い年齢層の女性から厚い支持を集める。教員免許をもつ異色のキャリアと温和な人柄で、各ブランドのカタログやコラボレーションなどにも引っぱりだこ。

 

①人気スタイリスト室井由美子が指南「パンツ」選びはカラーがカギ

旬の一本が、気持ちもワードローブも更新

「年齢を重ねると、ついベーシックなものに頼りがち。“色”もそのひとつだと思うのですが、固執しないで。今年のパンツには、旬ムードなのに合わせやすいという絶妙な色のものが多数登場しています。そんな色に更新するだけで、トップスは手持ちのものでもOKなんです。着こなしの幅が広がりますよ。」

淡く可憐なピンクのパンツコーデのゆうき
春の日射しに映える、淡く可憐なピンクのパンツを主役にすれば、お出かけ気分もアップ。ブラウン系カラーを重ねたトップスで上品に引き締めながら、全身をマイルドなトーンでまとめて洗練させて。
パンツ¥28,000/ロンハーマン シャツ¥39,000/マディソンブルー 肩にかけたニット¥29,000/スローン ネックレス¥360,000/TASAKI バッグ¥66,000/ドレステリア 新宿店(エバゴス) 靴¥79,000/ジャンヴィト ロッシ ジャパン(ジャンヴィト ロッシ)

パンツの色を変えるだけで今どきに!

下の2つの着こなしは、パンツだけが異なるもの。「つい選んでしまいがちな黒のパンツ。スタイリッシュでもちろん素敵ですが、安心感のある、やや無難な着こなしに。これをベージュに近い、ふんわりと柔らかいイエローのパンツにシフトするだけで、同じ着こなしとは思えないほど明るく華やかになります。さらにクラス感もプラスされ、着る人のキャラクターもイメージアップされるんです」(室井さん)。

 Before 

つい選んでしまいがちな黒のパンツ

 After 

イエローのパンツにシフトするだけ

マイルドなイエローで洒脱さもクラス感もアップ!

「シンプルスタイルに旬の空気感を呼び込んでくれる、柔らかな色みのイエロー。デイリーからちょっとしたお出かけの日まで対応してくれます」。

パンツ¥54,000/クリフ(フミカ_ウチダ) ニット¥21,000/ギャルリー・ヴィー 丸の内店(ギャルリー・ヴィー) ピアス¥36,000・バングル¥85,000/マリハ 伊勢丹新宿店(マリハ) ストール¥18,000/ビームス ハウス 丸の内(アソース メレ) バッグ¥82,000・靴¥76,000/ジミー チュウ ※上のパンツ/スタイリスト私物

スタイリスト 室井由美子さん's アドバイス

この春のパンツは、ズバリ「色」選びがカギに! “カラーパンツ”というとハードルが高そうですが、実はそうでもないんですよ。私もこれまで定番色に頼りっきりでしたが、リース中に気になっていたピンクのパンツに初挑戦。意外なほどのフェミニンさに気持ちも上がりますし、思い込みから一歩前進できたことは、大きな気分転換にもなりました。

カラーパンツのいいところは、トップスとの色の合わせ方が決してむずかしくないこと。この春は、はき慣れた定番色を少しだけズラした“進化系ベーシックカラー”ともいえる色みが出ていて、なじみのある配色でも、装いの鮮度は格段に上がります。鮮やかの一歩手前のようなきれいな色みのものも、白を感じさせるホイップ感がやわらげてくれ、マイルドでぐっと取り入れやすくなっています。

パンツのシルエットは、着慣れたものを選べばいいんです。気になっているパーツを美しくカバーできる安心の形、例えばクロップト丈のテーパードや、ストレートシルエットのものならしっくりなじみますよね。もうひとつのポイントは、素材感。ストレッチが入ったもの、落ち感のあるとろみ素材など、ていねいに試着を重ねて、自信をもってはける美脚パンツを吟味することには、どうか手を抜かないでくださいね。そうやって試着を重ねるうちに、自分に合う色にも出会えると思います。ぱっと見たままの色みと、実際にはいてみるのとでは、印象が全然違うことも実感していただけるのではないでしょうか。

顔から離れたボトムなら、新しい色みにもトライしやすいと思います。この春はカラーパンツから元気をもらいましょう!

 

②1本目は進化した「ベーシックカラー」を選びたい

はき慣れた定番色を少しだけ「ズラした」色みがポイント。構えることなく取り入れられ、装いの鮮度がぐっとアップ!
慣れた定番色を少しだけズラしたベーシックカラーパンツ

1.ライトグレーにさわやかさを足した【青みグレー】

「ほんのりと青みのあるグレーなら、ライトグレーよりもさわやかでフェミニンな印象に」。

パンツ¥87,000/マディソンブルー 

2.カーキを軽やかで柔和にした【セージ】

「カーキに白のホイップ感をたっぷりと加え、ぐっと軽やかになったのがセージ」。

パンツ¥18,000/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(ユナイテッドアローズ)

3.ホワイトよりしっとりとリッチな【ライトグレージュ】

「ホワイトの強さをマイルドにして、知的な印象を与えてくれるライトグレージュは、頼れる万能カラー」。

パンツ¥32,000/ebure 

4.ベージュがこっくりと甘やかになったカスタード

「ベージュにこっくりとした甘さをトッピングした、温かみのあるカスタードは大人の肌色をきれいに引き立たせてくれます」。

パンツ¥39,000/ストラスブルゴ

【青みグレー】のベーシックカラーパンツ

青みグレーのベーシックカラーパンツ

パンツの色みを構成するブルーとグレーを散らしてバランスよく

「まじめ顔なテーパードパンツは、長め丈のシャツや首もとのスカーフ使いで、カジュアルなこなれ感を盛り込んで」。

パンツ¥7,990/プラステ シャツ¥35,000/アングローバル(マーガレット・ハウエル) スカーフ¥11,000(マニプリ)・ブレスレット¥12,000(フィリップ オーディベール)/以上ビームス ハウス 丸の内 バッグ¥164,000/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ) 靴¥79,000/ジャンヴィト ロッシ ジャパン(ジャンヴィト ロッシ)

【セージ】のベーシックカラーパンツ

セージのベーシックカラーパンツ

ぼんやりさせないように白とシルバーで光と輝きをプラス

「シックなセージとグレーの配色は、ともするとぼんやりとあいまいな印象になってしまうから、引き締め役に白やシルバーを。光を取り入れるとぐっと洗練されます」。

パンツ(3月中旬入荷予定)¥29,000・ニット¥28,000/リンク・セオリー・ジャパン(セオリーリュクス) 時計¥620,000/セイコーウオッチ お客様相談室(グランドセイコー) バッグ¥26,000/デ・プレ 靴¥52,000/アマン(ペリーコ) サングラス¥38,000/アイヴァン PR(アイヴァン)

【ライトグレージュ】のベーシックカラーパンツ

ライトグレージュのベーシックカラーパンツ

インパクトカラーのワンポイントで旬度がぐっとアップ

「ニュートラルなライトグレージュは、グリーンなどのパワーのある色をさし込んで今っぽく」。

パンツ¥17,000/ガリャルダガランテ 表参道店(ガリャルダガランテ) カーディガン¥20,000/RHC ロンハーマン(RHC) Tシャツ¥25,000/マディソンブルー ピアス¥67,000/マリハ 伊勢丹新宿店(マリハ) バッグ¥108,000/ロンハーマン(カロリーナ サント ドミンゴ) 靴¥25,000/ニューバランス ジャパンお客様相談室(ニューバランス)

【カスタード】のベーシックカラーパンツ

カスタードのベーシックカラーパンツ

ブラウンまでの色幅でトーンを整えれば洗練された装いが完成

「同系色の配色は、濃度を変えればシックな印象に。苦味のあるブラウンのブラウスと甘めなカスタードカラーのパンツのかけ合わせならパーフェクト」。

パンツ¥34,000/アングローバル(イレーヴ) ブラウス¥28,000(バルバ)・バッグ¥11,000(デミルクス ビームス)/以上ビームス ハウス 丸の内 ネックレス¥27,000・バングル(太)¥20,000・(細)¥18,000/アダワットトゥアレグ 靴¥95,000/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ)

 

③2本目に選ぶなら一歩進んだ「しゃれ見えカラー」

鮮やかな色に白をたっぷりと加えたような“ホイップ感”のあるマイルドカラーは、装いにさりげなく華やかさをプラスするのに最適!
しゃれ見えカラー

Yumiko’s advice

「大人の装いなら、ホイップクリームを加えたようなかわいげのあるニュアンスカラーが断然おすすめ。技いらずで装いが見違え、着たときの高揚感も特別! まばゆい春の日射しに、美しく映えます。」

1.「ターコイズのような明度の高いブルーは、着慣れたデニムの延長で取り入れられますよ」。

パンツ¥25,000/リンク・セオリー・ジャパン(セオリー)

2.「さわやかさと、都会的な空気感をあわせもつミント系のグリーンも新鮮」。

パンツ¥18,000/トゥモローランド(トゥモローランド コレクション)

3.「オレンジほど強さがなく、ブラウンよりも華やかなオレンジベージュ。この色も合わせやすいんですよ」。

パンツ¥16,000/ルージュ・ヴィフ ラクレ ルミネ新宿店(フォンセ)

4.「フレッシュさと可憐さがミックスされた、軽やかなイエローはさりげなく品格もあって大人向き」。

パンツ¥23,000/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(ユナイテッドアローズ)

5.「淡いパープルは、装いに透明感を加えてくれるから、シンプルスタイルをきわだたせてくれます」。


パンツ¥54,000/ドゥロワー 六本木店(ドゥロワー)

6.「マイルドなピンクは、着飾らずとも華やがせてくれるから頼れるんです」。

パンツ¥21,000 /デ・プレ

【パープル】のしゃれ見えカラーパンツ

Yumiko’s advice

「見た目以上に取り入れやすいのが、こんなパープル。ベースメイクのコントロールカラーと同様、素肌の透明感をごく自然に引き出し、トーンアップしてくれる色だから、くすみがちな大人の装いを活性化してくれます。」

しゃれ見えパープル

ふんわりとしたパープルと明るいグレーは相性抜群

「淡い色同士でも、パープルの透明感で全身が引き立ちます」。

パンツ¥32,000/ガリャルダガランテ 表参道店(ヘリテノーム) ニット¥29,000/ebure ブレスレット¥35,000/ステディ スタディ(トムウッド) ストール¥11,000/ビームス ハウス 丸の内(デミルクス ビームス) バッグ¥137,000/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン) 靴¥69,000/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)

【ピンク】のしゃれ見えカラーパンツ

Yumiko’s advice

「ピンクと相性がいいのは、カーキ、ブラウン、そしてネイビー。この春は、カーキをトーンアップさせたセージをチョイス。淡い色同士の繊細なかけ合わせも、今年らしい配色の秘訣。」

ピンクのしゃれ見えカラーパンツ

淡い色みのカーキとならピンクもハンサムに仕上がる

「マニッシュな春アウターと合わせて、ピンクをぴりりと辛口に」。

パンツ¥23,000/ニアー(ニアー ニッポン) ジャケット¥66,000/アングローバル(マーガレット・ハウエル) ニット¥23,000/ユナイテッドアローズ 青山 ウィメンズストア(ロエフ) ピアス¥12,000/ココシュニック ブレスレット¥10,000/ビームス ハウス 丸の内(フィリップ オーディベール) バッグ¥14,100/ゲストリスト(パロロサ/ハウント代官山) 靴¥48,000/アマン(ペリーコ)

【グリーン】のしゃれ見えカラーパンツ

Yumiko’s advice

「ミント系のさわやかなグリーンは、ドライなベージュを合わせるとぐっとシックに。インナーに白のTシャツを取り入れて顔まわりを明るく見せるのもコツ!」

グリーンのしゃれ見えカラーパンツ

リネンジャケット×白Tでミントグリーンをシックな印象に

「足もとはレザースニーカーで、こなれ感たっぷりに」。

パンツ¥18,000/エストネーション ジャケット¥40,000/スタニングルアー 青山店(スタニングルアー) Tシャツ¥11,000/ヴィンス 表参道店(ヴィンス) サングラス¥39,000/アイヴァン PR(アイヴァン) バングル(4連)¥9,000/ココシュニック オンキッチュ 有楽町マルイ店(マージョリー・ベア) バッグ¥49,000/アマン(ア ヴァケーション) 靴¥78,000/リエート(サントーニ)

【イエロー】のしゃれ見えカラーパンツ

Yumiko’s advice

「白を多めに入れたイエローは、悪目立ちしない色みですが、さらにノーブルなネイビーで落ち着かせます。小物はベージュ系でまとめて装いになじませれば、クラス感のある洒脱なスタイリングがかないます。」

イエローのしゃれ見えカラーパンツ

モードなネイビートップスがイエローをノーブルに

「端正なストレートのワイドシルエットのパンツに、ボリューミーなブラウスを。旬のシルエットと洗練配色で、ひときわ目をひくシックなパンツスタイルが完成します」。

パンツ¥85,000・ブラウス¥85,000/ブラミンク ピアス¥380,000・リング¥295,000/TASAKI(M/G TASAKI) バッグ¥34,000/ヴァジックジャパン(ヴァジック) 靴¥79,000/ジャンヴィト ロッシ ジャパン(ジャンヴィト ロッシ)

 

④「主役級パンツQ&A」もっとこなれて見せるには?

この春のパンツをより素敵に着こなすヒントを伝授してもらいました。これさえわかればこなれスタイルも簡単!

Q.「カラーパンツには憧れがありますが、合わせる靴に悩みそう。これさえあれば!という最強の一足は、ズバリなんですか?」

A.「ベージュからグレージュの色幅のスエードパンプスが◎」

レザーの中でも光を吸い込むベージュ系のスエードはいい意味でポイントにならないので、パンツの色みをじゃましません。すそからのぞく足首から足先までが続いているように見えるので、脚長効果も期待できます。

スエードパンプスが◎
パンツ¥28,000/リンク・セオリー・ジャパン(セオリー) カーディガン¥43,000/サザビーリーグ(デミリー) カットソー¥11,000/サンスペル 表参道店(サンスペル) サングラス¥39,000/アイヴァン PR(アイヴァン) ネックレス¥56,000/RHC ロンハーマン(ミズキ) バッグ¥358,000/ヴァレクストラ・ジャパン(ヴァレクストラ) 靴¥48,000/アマン(ペリーコ)
ぴったりな靴

(右)よりグレーに近い色みを選べば、全身の印象が辛口に。
(左)ほんのりとピンクみを帯びたスエードのベージュは、素肌を美しく引き立ててくれる効果も。

(右)¥80,000/ビームス ハウス 丸の内(ルパート・サンダーソン) 
(左)¥69,000/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)

Q.「パンツスタイルの日のブラウジングがうまくできなくて、なんだかやぼったくなります。こなれ感を出す秘訣を教えてください」

A.「インするのはわきからフロントボタンのちょうど半分くらいの位置に」

さらにベルト部分をチラリと見せてあげると、ウエストがより高く見え、脚長効果も。トップスのすそに斜めのラインをつくってあげると、おなかまわりがすっきりと見えますよ。

インするのはわきから
パンツ¥18,000/デ・プレ ニット¥20,000/ミューズ ドゥ ドゥーズィエム クラス 丸の内店(ドゥーズィエム クラス) バッグ¥138,000/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン)

Q.「トレンドのひとつ、思いきり鮮やかな色のパンツは、どんな着こなしがおすすめ?」

A.「素材の異なるベージュを全身に散らばらせて」

パンツ以外のアイテムを素肌にうまく溶け込ませてあげるのがポイント。カラーの強さが抑えられ悪目立ちせず、洗練された印象に仕上がります。

ベージュを全身に散らばらせて
パンツ¥19,000/ビームス ハウス 丸の内(デミルクス ビームス) シャツ¥27,000・タンクトップ¥11,000/ミューズ ドゥ ドゥーズィエム クラス 丸の内店(ドゥーズィエム クラス) ピアス¥25,000/ショールーム セッション(モダン ウィーヴィング) バッグ¥19,000/ギャルリー・ヴィー 丸の内店(カラコラム アクセサリー)靴¥40,000/ザ・グランドインク(ロランス)
撮影/酒井貴生(aosora/モデル) 魚地武大(TENT/静物) ヘア/左右田実樹 メイク/小森由貴 スタイリスト/室井由美子 モデル/ゆうき 取材・原文/松井陽子 ※エクラ2020年4月号掲載 

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