桜の季節、とっておきのお花見弁当を用意して、親しい人とゆったりお花見を。懐かしいのにどこか新しい、野村友里さんの「お花見寿司」と名店やホテルの彩り豊かな美味で、リラックス&リュクスな時間を!
華やかな「お花見寿司弁当」レシピ
親しんでいる行楽のお寿司も、野村さん流なら春爛漫&スタイリッシュな趣(おもむき)に。春の息吹をそのまま詰めたようなちらし寿司や、かわいらしい手毬寿司、ジューシーさがあとをひくいなり寿司など、このレシピは覚えたい!
また食べたくなる”あの味”を野村友里さんが伝授
蛤を象(かたど)った漆の弁当箱には、華やかで清らかな印象のちらし寿司。箸休めには新緑の山菜のおひたしを添えて。テーブルは、まるで春の野山のよう!「酢めしはちょっと“よそゆき顔”でおめでたいイメージ。見た目も楽しく、気分が上がります」と野村友里さん。
いなり寿司はだしを効かせてジューシーに、卵焼きは甘めという母から受け継いだ味に、野村さんならではのセンスを加味したお寿司は、その表情もどこか優しげでのびやか。
「お寿司は自由度が高いのも魅力。ちらし寿司なら錦糸卵と山菜だけでも華やかになるし、酢めしにレモンの皮のすりおろしを混ぜても美味。残ったら翌日蒸し寿司にすると、お酢がやわらいでまた別のおいしさが楽しめます」
春の煮びたし
こごみなど、山菜の繊細な苦味が魅力のおひたしを箸休めに。だしがきいて優しい味。甘い卵焼きをアクセントに、さっぱりと。
材料(5~6人分)
芽キャベツ・スナップえんどう・こごみ・たらの芽……各1パック
[A]
だし……400㎖
薄口しょうゆ……大さじ2
みりん……大さじ1
塩…小さじ1/2
卵…3個
[B]
だし……大さじ2
きび砂糖……大さじ2
みりん……大さじ1
しょうゆ……小さじ1/2
塩……少々
作り方
1.こごみとたらの芽は根の部分をとって下処理し、芽キャベツとスナップえんどうは食べやすく切る。
2.1を熱湯でゆがく。
3.2の水をきり、Aで軽く煮る。
4.溶き卵にBを合わせて焼き、だし巻き卵を作る。冷めたら1㎝角のひし形に切る。
5.3と4を器に盛る。
鯛とれんこんの春爛漫柚子ちらし寿司
蛤を象った漆の弁当箱には“春色”のちらし寿司を。昆布締め鯛のしっとり感とシャキシャキしたれんこんの食感が絶妙。芽吹きの季節にぴったり。
基本の酢めし
材料(5~6人分)
白米……2合
寿司酢……米酢大さじ3・砂糖大さじ2・塩小さじ1
作り方
1.米をとぎ、ごはんを炊く。
2.飯台やボウルに炊きたてのごはんを移し、混ぜ合わせた寿司酢を回しかける。
3.うちわであおぎ、ごはんを冷ましておく。
鯛とれんこんの春爛漫柚子ちらし寿司
材料(5~6人分)
鯛(刺身用)……1柵
塩……少々
昆布(柵の大きさに合わせて)……2枚
煎り酒……小さじ2
柚子こしょう……適量
れんこん……100g
酢……100㎖
砂糖……大さじ1½
薄口しょうゆ……小さじ1
紅心大根や紅くるりなどのカラー大根……150g
塩……小さじ1/2
酢めし……2合分
柚子皮……1個分
切りごま……大さじ2
穂紫蘇・木の芽……各適量
作り方
1.鯛は両面に塩少々を軽くふって15分ほどおく。水分が出てきたらふき取り、昆布ではさみ、きっちりラップで巻いて、冷蔵庫で1時間ほどおく。
2.れんこんの酢ばすを作る。沸騰したお湯に酢を入れ、薄切りにしたれんこんを15秒ゆで、ザルに上げて水気をきる。鍋に薄口しょうゆと砂糖を入れて沸騰させ、粗熱がとれたら、水気をきったれんこんを入れる。
3.カラー大根は薄切りにして小さじ1/2の塩をふり、しんなりしたら手でよく絞り、水気をきる。
4.1の鯛を昆布からはずして薄切りにし、煎り酒と柚子こしょう適量であえる。
5.せん切りにした柚子皮と切りごまを酢めしに加え、よく混ぜる。酢めしを器に盛り、4の鯛、2のれんこん、3の大根をのせ、穂紫蘇と木の芽を散らす。
生ハムとブラックオリーブのこしょう手毬寿司
レモンの皮のすりおろしと刻んだオリーブを混ぜた酢めしは、フレッシュ感に満ちた味。生ハムのうま味と相まって、また手がのびる。
材料(6個分)
酢めし……240g
レモン(国産)の皮……1個分
生ハム……6枚
ブラックオリーブ・グリーンオリーブ……各3個
粗挽き黒こしょう……適量
作り方
1.酢めしにすりおろしたレモンの皮と刻んだオリーブ(2種)を混ぜ合わせる。
2.ラップの上に生ハムを広げ、その上に40gずつ丸めた酢めしをのせる。
3.ラップごと包んでキュッとにぎり、形を整えて粗挽き黒こしょうをふる。
スモークサーモンとケッパークリームチーズの手毬寿司
スモークサーモンとクリームチーズの“最強ペア”に、ケッパーの塩気とレモンの酸味が加わり、華やかな味に。
材料(6個分)
酢めし……240g
スモークサーモン……6枚
酢漬けのケッパー……大さじ1
レモン(国産)の皮……適量
クリームチーズ……大さじ1
ディル……適量
作り方
1.酢めしにすりおろしたレモンの皮、刻んだケッパーを加えてよく混ぜる。
2.ラップの上にスモークサーモンを広げ、その上にクリームチーズを塗る。
3.40gずつ丸めた酢めしを置き、ラップごとにぎる。ディルとすりおろしたレモンの皮を飾る。
卵の茶巾手毬寿司
薄焼き卵の中身は酢めしとゆで海老のみ。シンプルなつくりながら、しみじみ優しい味。残ったら、翌日蒸し寿司にしてもおいしい。
材料(6個分)
酢めし……240g
卵……2個
[A]
砂糖……大さじ1½
酒・水……各大さじ1/2
塩……ひとつまみ
片栗粉……小さじ2
ゆで海老……6尾
三つ葉……適量
作り方
1.薄焼き卵を作る。卵とAを混ぜ合わせて漉す。熱したフライパンに卵液を薄く流し込み、焦がさないように弱火で焼き上げる。
2.ラップの上に卵焼きを広げ、真ん中にゆで海老を置く。40gずつ丸めた酢めしをのせ、形を整える。最後に三つ葉を結ぶ。
高菜漬けと菜の花の手毬寿司
さっぱりとして、いくつも食べられるのが漬け物のお寿司のよさ。「めはり寿司」を思わせる手毬寿司にはごまの風味を効かせて。
材料(6個分)
酢めし……240g
ごま……大さじ2
しらす……大さじ2
高菜漬け・菜の花……各適量
塩……少々
作り方
1.酢めしにごまとしらすを加え、よく混ぜ合わせる。
2.菜の花を塩ゆでし、食べやすく切る。
3.ラップの上に高菜を広げ、40gずつ丸めた酢めしを置き、ラップごとキュッとにぎる。菜の花も同様に。
※好みでピクルスを添える。
ほんのりお稲荷さん
材料(4~5人分/10個)
油揚げ……5枚
かつおと昆布のだし……200㎖
きび砂糖……大さじ4
しょうゆ……大さじ2½
作り方
1.油揚げは一度湯通ししてザルに上げ、水気をきって、半分に切る。
2.鍋にだし、しょうゆ、きび砂糖を入れて油揚げを煮る。沸騰したら落とし蓋をし、弱火で10分ほど煮含める。冷まして、ごはんを詰める。
黒米と梅
黒米入りの酢めしは、またひと味違うおいしさ。ジューシーなお揚げとよく合う!みょうがの甘酢漬けをアクセントに。
材料(8個分)
白米と大さじ2の黒米の酢めし……1合分
刻んだ梅干し………大さじ1
みょうが甘酢漬け……適量
作り方
1.硬めの梅干しとみょうが甘酢漬けを刻み、白米と黒米の酢めしに混ぜる。
2.油揚げにごはんを詰める。
3.みょうが甘酢漬けを飾る
ちりめん山椒
ちりめん山椒もジューシーなお揚げと合わせると、辛さと甘さがマッチして新鮮な味わい。木の芽の香りも余韻に残る。
材料(8個分)
酢めし……1合分
ちりめん山椒……大さじ3〜4
山椒の葉……適量
作り方
1.酢めしにちりめん山椒を混ぜ、油揚げに酢めしを詰める。
2.いなり寿司に山椒の葉を飾る。
にんじんとしいたけ
五目ごはんを思い起こさせる、懐かしくて素朴な味。焼いて香ばしいたけのこにふきのとう味噌をのせて、春らしく。
材料(8個分)
酢めし……1合分
にんじん……100g
[A]
だし……1カップ
砂糖・しょうゆ……各大さじ1
乾燥しいたけ……5〜6枚
[B]
しいたけのもどし汁……1/3
にんじんを煮た残り汁……少々
砂糖・しょうゆ……各大さじ1
たけのこの水煮……1/2本
ふきのとう味噌……適量(市販品で可)
作り方
1.にんじんはせん切りにし、さらに細かく切ってAで煮る。
2.乾燥しいたけは水でもどし、細かく切ってBで煮る。
3.くし形に切ったたけのこをさっと焼いておく。
4.1のにんじんと2のしいたけを酢めしに混ぜ、油揚げに詰める。
5.3のたけのこをいなり寿司にのせ、ふきのとう味噌を添える。
話題のBOXや老舗の味「お花見弁当」
行楽のおともに見目麗しいお弁当があれば、気分も上がり、お花見がより華やかに! 実力派日本料理の店はもちろん、鮨の名店やラグジュアリーホテルなど、“とっておきの美味”を厳選してご紹介。どれを選ぼうか、迷うのも幸せ!
※仕入れなどの都合により、メニューが変更される場合があります
京都 三友居「竹籠弁当」
出張茶懐石の専門店として茶人から信頼厚いお店。通年人気の「竹籠弁当」が、この時期のみお花見仕様に。野点籠を思わせるような趣ある竹籠には、たらの芽の天ぷらやイイダコの煮物、甘鯛の桜寿司、粟麩田楽、海老のおかき揚げなど春爛漫の料理が美しく詰められている。海老は皮が剝かれ、煮物は汁だれもなく、食べやすいのも魅力。「屋外で召し上がったとき、お召しものが汚れないように」というご主人の山本寛さんの心遣いが伝わる。
DATA
京都府京都市左京区北白川久保田町22の1
☎075・781・8600(予約時間 9:00~18:00)
㊡水曜 3日前まで要予約、購入は2個以上、通年販売だがお花見仕様のお弁当は4月中旬まで。¥3,780
※京都本店のほか、東京・高輪店、銀座 松屋本店、東急百貨店吉祥寺店にて販売
銀座 下鴨茶寮 東のはなれ「お花見弁当」
安政3(1856)年創業の京都の老舗料亭「下鴨茶寮」の銀座店限定のスペシャルなお弁当。わらびやホタルイカ、鱒の木の芽焼きなど、春の山海のごちそうが詰められ、とても艶やか。ひろうすの含め煮や小芋白煮などの煮物はしっかりだしが入り、上品な味わい。穴子や締め鯖、海老、鯛の昆布締めの手毬鮨はかわいらしい風情ながらボリュームたっぷりで、若草色と桜色の三色団子も春気分を盛り上げる。老舗ならではの味を堪能して。
DATA
東京都中央区銀座5の2の1 東急プラザ銀座11F
☎070・5345・5761(予約時間 11:00~21:00)
不定休 2日前まで要予約、3月1日~4月15日まで。1個¥3,000
日本料理 太月「太月謹製 お花見弁当」
食通が足繁く通う気鋭の割烹のお弁当は、美しい彩りの奥から春の香りが立ちのぼるような優雅な空気感をまとっている。鯛子の含め煮やホタルイカ、たらの芽の天ぷらなどの酒肴(しゅこう)に桜の花びらを象ったゆり根や桜の花があしらわれ、春爛漫。桜の葉で巻かれたちりめん山椒のごはんには、桜の葉の香りが移って趣豊か。「お弁当にも、きちんと五味五色を生かしたいと思います」とご主人の望月英雄さん。自家製カラスミも感動的なおいしさ。
DATA
東京都港区北青山3の13の1 北青山関根ビルB1
☎03・6450・5991(予約時間 10:00~17:00)
㊡日曜、祝日 3日前まで要予約、1日10個限定。それ以上の場合は応相談。3月1日~4月下旬まで。
1個¥8,640、ほか¥10,800も
銀座 鮨青木「手毬鮨」
蓋を開けると歓声が上がる、見目麗しい手毬寿司。春子(かすご)の下には黄身酢おぼろを仕込み、煮ダコは熱いうちににぎって煮ダコから出るゼラチンで固めて。手のこんだ細工も美しく、箱の中には匠として名高いご主人・青木利勝さんの“江戸前の仕事”がつまっている。「かわいらしく、おいしく。お持ち帰りいただくものだから、お召し上がりの時間を考慮し、工夫を凝らしています」。中トロや煮鮑、金目鯛、ウニなど“贅沢鮨”を心ゆくまで堪能。
DATA
東京都中央区銀座6の7の4銀座タカハシビル2F
☎03・3289・1044(予約時間10:00~11:45、14:30~16:30)
㊡日曜(月曜が祝日の場合は休み) 3日前まで要予約。
「手毬鮨」16個入り¥16,000~、25個入り¥25,000~30,000が目安(時価)。
写真は25個入り。※鮨だねの好みなど応相談
ザ・ペニンシュラ東京 ザ・ペニンシュラ ブティック&カフェ 「桜ピクニックセット」
キャビアやフォアグラなどの豪華食材を使ったデリや見目麗しいサンドイッチ、フレッシュなサラダとかわいらしいスイーツがコース仕立てでボックスに。パルマ産生ハムや厚木ハムのシャルキュトリも入って、充実の内容。同じメニューのボックスが2つつくので、お弁当スタイルで個々に味わえるのも魅力。ハーフサイズのロゼ・スパークリングワインとグラスがついているのも親切で、このセットがあれば気軽にリュクスな宴が楽しめる。
DATA
東京都千代田区有楽町1の8の1
☎03・6270・2888(予約時間 11:00~18:00)
無休 3月1日~4月15日(3日前まで要予約。3月15日より店頭販売開始)。
※ロゼ・スパークリングワインつき(ハーフボトル)¥8,250、シャンパンつき(ハーフボトル)¥9,900、ともにクーラーバッグ入り。ボックスは2つつく
パレスホテル東京「パーティーボックス〈春・夏〉」
「スターターボックス」にはサーモンフュメのキューブやフォアグラのムース、牛フィレ肉のエスニック風など贅沢美味がたっぷりで、洗練された味。ホテル人気のモンブランや抹茶のティラミスが入った「デザートボックス」は、彩り豊かで繊細な甘さがきわだつ。料理やデザートはすべて器に盛られ、手にとりやすいのも魅力。ほかに「日本料理ボックス」も。ラグジュアリーな美味ボックスは、お花見の心強い味方。
DATA
東京都千代田区丸の内1の1の1
☎03・3211・5307(レストラン予約課10:00~19:00)
無休 3日前までに要予約、3月1日~8月31日。
※「パーティーボックス」は「スターターボックス」¥10,800(右)、「日本料理ボックス」¥12,960、「デザートボックス」¥9,720(左)の3種。すべて1箱2名分で1箱のみの購入も可能。受け取りは「スイーツ&デリ」にて。ドライブスルーやタクシーのデリバリーも可能(23区内)
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