美味しいもの好きは今、岡山に! 瀬戸内海に面した山海の幸の宝庫、岡山の食の五選

山海の幸はもちろん、農作物も豊富にして上質。そんな岡山を訪れる人が今、増えている。お目当ては料理、そしてその先にあるつくり手や美しい自然……。東京から新幹線で3時間あまり、関西からなら1時間。目ざす価値のある「岡山の食」をeclat 3月号でご紹介。

3.domaine tetta

2016年に誕生した美しいワイナリー

【土地のテロワールを愛し、熟知する手で造るワイン】
ここ数年評価を高めている“日本ワイン”の中で注目を集めているワイナリーのひとつが、’16年秋、岡山県北西部に位置する新見市に誕生した『ドメーヌ テッタ』。「ドメーヌ」とはフランス語で自社畑のぶどうだけでワインを造るワイナリーのことで、地名の哲多町からテッタと名づけられた。車でのアクセスしかなく長距離移動を要するが、広大なぶどう畑を見れば誰もがその絶景に息をのむ。標高約400mの小高い丘一面に約1万4000本の木が植えられ、試験栽培のものまで入れると24品種とのこと。
「キーワードは日本ではまれな石灰岩土質と谷から吹く風。この土壌によってきっとポテンシャルの高いワインができると信じてやってきました」と語るのは新見市に生まれ育った創業者の高橋竜太さん。ワイナリーは岡山出身の世界的なインテリアデザイナーでワンダーウォール代表・片山正通さんがデザインし、ぶどう畑が一望できるショップ&カフェを併設。GW明けごろからワインの販売や試飲を予定しており、土地のテロワールを感じながら生まれたてのワインが楽しめる。
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ポップなイラストが描かれたラベルは平林奈緒美さんのデザイン。ワイナリーの守り神であるパンダのラベルのシャルドネは¥3,780(税込)。ファーストヴィンテージは16種類だったが、今年は増える予定。入手時期はGW以降に決まり、詳細はホームページで確認を。

土壌と風をキーワードにここにしかないワインを造りたい

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ワイナリーの1階にあるカフェからはガラス越しに醸造所の作業が見られる。
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ショップでは安芸クイーンなどのぶどう品種の干しぶどうを販売。1袋¥700(税込)~。
岡山県新見市哲多町矢戸3136 ☎0867・96・3658 11:00~16:00 ㊡月・火曜(祝日の場合は営業) 不定休のため事前確認を http://tetta.jp/

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