ここ数年評価を高めている“日本ワイン”の中で注目を集めているワイナリーのひとつが、’16年秋、岡山県北西部に位置する新見市に誕生した『ドメーヌ テッタ』。「ドメーヌ」とはフランス語で自社畑のぶどうだけでワインを造るワイナリーのことで、地名の哲多町からテッタと名づけられた。車でのアクセスしかなく長距離移動を要するが、広大なぶどう畑を見れば誰もがその絶景に息をのむ。標高約400mの小高い丘一面に約1万4000本の木が植えられ、試験栽培のものまで入れると24品種とのこと。
「キーワードは日本ではまれな石灰岩土質と谷から吹く風。この土壌によってきっとポテンシャルの高いワインができると信じてやってきました」と語るのは新見市に生まれ育った創業者の高橋竜太さん。ワイナリーは岡山出身の世界的なインテリアデザイナーでワンダーウォール代表・片山正通さんがデザインし、ぶどう畑が一望できるショップ&カフェを併設。GW明けごろからワインの販売や試飲を予定しており、土地のテロワールを感じながら生まれたてのワインが楽しめる。