「指の第1関節が曲がり、変形している」、「指の第1関節に腫れや痛みがある」……思い当たる節がある人は、更年期に起こりがちな「べバーデン結節」かも! 今、困っている人もこれから心配な人も知っておきたい、予備知識や治療法を専門医がお教えします。
【へバーデン結節】
〈症状〉
☑指の第1関節が曲がり変形している
☑指の第1関節に腫れや痛みがある
☑起床時に指がこわばり動かしづらい
〈どんな病気?〉
親指から小指の第1関節が赤く腫れたり、指が曲がったりと変形してしまう病気。痛みを伴うこともある。第1関節の動きが悪くなり、痛みで手を強く握れなくなる場合や、第1関節の近くに水ぶくれのような出っ張りができることもある。原因は不明だが手をよく使う人や、40代以降の女性がかかりやすい。年齢を重ねるにつれ、痛みは自然に治まっていくことも多い。
〈治療法〉
変形は止められないので、患部へのテーピングや、関節内へのステロイド注射、消炎鎮痛剤の外用や内服などの対症療法を行う。効果が出なかったり、症状が進行し、生活に支障をきたす場合は、関節のこぶ結節を切除したり、関節を固定する手術を行う。
知っておきたい手指の不調
教えてくれたのは…
まえだ整形外科・手のクリニック
前田利雄先生
医学博士。昭和大学病院整形外科学講座兼任講師。手外科・整形外科専門医として診療にあたる。肘から手までのさまざまな病気に精通。
取材・文/和田美穂 イラスト/きくちりえ(Softdesign) ※エクラ11月号掲載