初心者でも楽しめる、ハマる! トレッキングに夢中になった理由

50代の女性に山ブーム再来!?と思うほど、楽しそうに山に出かける人が増加中。eclat(エクラ)5月号では、実際に山歩きを楽しむ5人のトレッキングライフをご紹介。山にシーズンが訪れるこれからの季節、まずは新しい一歩を始めよう!

私たち、トレッキングに夢中です

プラスアルファの魅力を見つけて自分らしいペースで山歩きを楽しむ50代の女性たちをレポート。

トレッキングを始めたら、10 のいいこと。

1.この先、何歳になっても楽しめる。
2.体ひとつで取り組める。
3.いくつから始めても、「遅すぎる」ということがない。
4.春夏秋冬、それぞれの楽しみ方がある。
5.ストレスをなくしてリフレッシュできる。
6.目に見える達成感を味わえる。
7.日本には登りきれないほどの山がある。
8.見たことのないような風景に出会える。
9.趣味を共有する仲間ができる。
10.ついでの"お楽しみ" もどんどん増える。

眺望、空気、空腹と達成感。山の至福は、4拍子そろう山ごはん!―村岡利恵さん( 編集スタジオ&朝食カフェ「ヒュッテムームー」主宰)

山に持っていくスパイスや調味料は携帯用に小分けにして
アウトドア用バーナーで調理した、絶品のベーコンエッグトースト 
昨年はヨセミテのトレイルハイキングを楽しんだ
四季折々の自然が楽しめる立山も、自宅から気軽にアクセス

【山頂で料理を楽しんだら、山の楽しみはもっと膨らむ】

一昨年、縁あって白馬エリアに移住したフリーエディターの村岡利恵さんの「山よりも断然、海派だったというライフスタイルは、移住を契機に一転。現在は山に寄り添った生活を満喫している。
「家のすぐ裏手が蓮華岳で、北アルプスの玄関口として知られる扇沢だって、20分でアクセスできる。せっかく近所にあるのだから、山と仲よくならなくてはもったいないと思って」
 日帰りのハイキングでも味わえる、自然の中を“旅する”感覚に魅了され、グリーンシーズンは月に2、3度の割合で山歩きを楽しんでいる。山のお楽しみは、おなかを空かせ、絶景を眺めながらいただく山ごはん。自宅で小さなカフェを営む村岡さんにとって、山での調理は新たな気づきの宝庫だ。
「自宅で下ごしらえした肉や野菜をバーナーで温めてパンにのせるだけで本当においしい! 体の芯からエネルギーを欲しているからなのかな。山では調理器具も食材も自分で担ぎ上げなくてはならないので、時にはレトルト食品も活用し、手軽に作れるメニューをあれこれ考案中」
 例えばパスタはジップロックに入れ、歩いている最中に水でもどし、冷凍しておいた自家製パスタソースは、道中に自然解凍。そんな時短テクは山歩きから生み出されたもの。
「次はもっとおいしい山ごはんを!が原動力。プロセスの工夫にも醍醐味を感じるのかもしれません」

My Trekking Experience

・山歴:1年半
・初めて登った山:丹沢縦走
・ビギナーにおすすめの山:雷鳥にコマクサと、見どころが満載の燕岳(つばくろだけ)

レトロな山バッジを集めて、"コンプリート"感を味わっています!ー枝比呂子さん( プレス)

【山用ウエアが教えてくれた、アウトドアの奥深さ】
 
 ジュエリーにアウトドア、きものブランドのPRから、アーティストのマネジメントまでを担うアタッシェ・ドゥ・プレスの枝比呂子さん。山歩きを始めたきっかけは、自身が担当するアウトドアブランドのメディア・イベントだった。
「トレッキングそのものはもちろんですが、初めてアウトドア・プロダクトの世界に触れ、そこに宿る機能美に惚れ込みました。アウトドアの世界では“機能がデザインを作る”といいますが、素材使いからディテールに至るまで、ひとつひとつに理由があって、フィールドに出るその機能を体感できます。街着にはないそのフィーリングが、私には新鮮でした」
 東京近郊のハイキングから、北アルプスの縦走まで。山の魅力に触れてその行動範囲を広げていく中で出会ったのが、山バッジ。山行の記念にひとつずつ買い求めているという。
「百名山、二百名山などのメジャーな山には山小屋があり、その山独自のデザインのバッジを販売しています。白馬乗鞍は雷鳥、尾瀬の至仏山は水芭蕉というように、その山の“顔”ともいえるアイコンをあしらったデザインが、その時々の山歩きの記憶を呼び覚ましてくれます」
 山行計画を立てるときも「ついついバッジのある山を優先してしまう」と、枝さん。スタンプラリーのように集めたバッジの数は優に40 を超えるが、まだまだ増えていきそうだ。

東京近郊のおすすめは、通称「ドラム缶橋」の渡りも楽しい、奥多摩の三頭山 
最も好きな山のひとつ、白馬岳頂上付近。「雪渓歩きと白馬鑓温泉、どちらも魅力的」
アルバムをめくる楽しさがある山バッジ
白馬三山のバッジは3つの山を組み合わせるデザイン

My Trekking Experience

・山歴:8年
・初めて登った山:明神ヶ岳
・ビギナーにおすすめの山:アクセスが容易で温泉もある、箱根エリアの金時山や明神ヶ岳

山で思いっきり汗をかいたら、温泉ですっきり、リフレッシュ!―中島 彩さん( 美容ライター)

【緑に包まれて深呼吸、山が絶好の気分転換に】
 昔は大のアクティブ派でストレス知らずだったという、美容ライターの中島彩さん。締め切りに追われる毎日の中でいつしかすっかり運動から遠ざかり、ストレスをため込む体質に。
「ストレスがたまると呼吸が浅くなり、肩こりや冷えといった症状を招きます。そうした慢性的な不調を解消してくれたのが山歩き。自然の中を散策しているうちに、おのずと呼吸が深まり心身ともにリラックスできます。リラックスできると、逆に日ごろの集中力が高まって、オンオフの切り替えもスムーズに」
 アミューズメント性の高いアクティビティを好む中島さんは、一昨年から沢登りもスタート。夏ならではの爽快な天然シャワーを楽しんでいる。もちろん、下山後に立ち寄る温泉もお目当てのひとつ。
「仕事柄、日焼けは禁物ですから、温泉タイムを美容に充てて山で受けた紫外線のダメージを回復させます。同時に、職業病ともいえる肩こりも温泉でじっくりとほぐして」
 体が冷える前に、まずは温泉につかる。湯の中でストレッチしながら血行を促し、コリをほぐして筋肉痛を予防する。人一倍敏感という肌は、入浴中の冷水パックでほてりや赤みを十分に鎮めて。赤みが治まったら、入浴後に美白&保湿の入念なケアを行う。
「せっかくリフレッシュしにいっているのに、日焼けでボロボロになったらもとも子もないですよね。温泉をプランに組み込めば、一日で山歩きと集中美容のどちらもがかないます」

お気に入りのらいちょう温泉雷鳥荘(www.raichoso.com)へ出かけるときは立山・雷鳥沢のテント場に宿泊して
温泉で使用するビューティアイテム
お気に入りのらいちょう温泉雷鳥荘 (www.raichoso.com)へ出かけるときは立山・雷鳥沢のテント場に宿泊して
昨年から始めた沢登り
こちらはインナーケア。ビタミンCと飲む日焼け止めを併用

My Trekking Experience

・山歴:3年
・初めて登った山:西丹沢のハイキング
・ビギナーにおすすめの山:頂上で岩登りにチャレンジできる瑞牆山(みずがきやま)、眺めのいい大菩薩嶺(だいぼさつれい)

ホームメイドのスイーツを携え、頂上でいただくコーヒーが絶品ですー河崎由紀子さん(構成作家)

自家製スイーツのおやつタイム。コーヒーはサーモスに入れて持参することが多い
山頂が白い砂浜のように見える日向山は、近所にあるお気に入りの低山。頂上までは1、2時間ほどと手軽に登れる。山麓にある尾白川渓谷はセットで楽しみたい
山頂が白い砂浜のように見える日向山は、近所にあるお気に入りの低山。頂上までは1、2時間ほどと手軽に登れる。山麓にある尾白川渓谷はセットで楽しみたい
山頂が白い砂浜のように見える日向山は、近所にあるお気に入りの低山。頂上までは1、2時間ほどと手軽に登れる。山麓にある尾白川渓谷はセットで楽しみたい

【山でのんびり過ごす一日は、友人との絆も深まる】
グリーンシーズンはトレイルランニングにマウンテンバイク、冬はスノーボードとスノーシューハイキング。一年を通してアウトドアに親しんでいる、構成作家の河崎由紀子さん。自然に囲まれたライフスタイルに憧れ、昨年、山梨県北杜市に生活の拠点を移した。八ヶ岳と南アルプスという雄大な山塊に抱かれたこの地で、季節ごとの山歩きを楽しんでいる。
「山に出かけるようになったのは、月山の志津温泉に住む友人を訪ねたことがきっかけ。山頂までのルートを見渡せるトレイルを登ったら、夜はガイドの案内で星空観察を楽しみ、頂上の小屋に一泊。早朝、ご来光を眺めたあとは見晴らしのいい稜線を歩きました。まったくのビギナーがこんなダイナミックな景色を味わえるんだ!って、感動したことを覚えています」
 トレッキングに持っていくザックには、お手製のスイーツをしのばせる。東京で暮らしていた時分はストレス解消のために作っていたというスイーツだが、現在は頂上でのコーヒーブレイクの名脇役。季節のフルーツをふんだんに使ったスイーツが、とっておきの景色をいっそう、盛り上げてくれる。
「頂上から望む景色って、がんばって歩いた人だけが山からもらえるごほうびのようなもの。その瞬間を共有することで、友人との絆もより深まり、思い出も色鮮やかになる。そうした経験をもたらしてくれるのが、山の奥深さだと思います」

My Trekking Experience

・山歴:4年
・初めて登った山:高校生のときの赤岳・阿弥陀岳、20年ぶりに出かけたのが月山
・ビギナーにおすすめの山:山頂が白い砂浜のような日向山(ひなたやま)。尾白川(おじろがわ)渓谷とあわせて出かけたい

ザックに入れたお酒で晩酌、圧倒的な景色が最高の肴(さかな)になる!―山下みどりさん( フォトグラファー)

山小屋には生ビールも
この日の晩酌は、軽量のボトルに詰め替えたスコッチとミニチュアサイズのダークラム
北アルプスとは違った雄大さに惹かれる南アルプス。白峰三山の間ノ岳にて
鹿島槍ヶ岳の手前にある冷池山荘は最高の晩酌スポット

【登頂、もしくは下山後の、至福の一杯をお目当てに】
「山ガール」がブームの兆しを見せはじめたころ、友人に誘われて山登りを始めたというのは、フォトグラファーの山下みどりさん。
「初めて出かけたのは奥多摩にある日の出山。ここのトレイルは下り基調なので気持ちよく歩けるうえ、つるつる温泉という立ち寄りスポットもあり、バスと電車で気軽にアクセスできます。『楽しい』『気持ちいい』だけを味わえるコースだったことが幸いし、以降、軽い気持ちでゆるトレッキングに出かけるように」
 東京近郊のハイキングコースから丹沢や奥多摩への日帰り登山、そして南北アルプス3000m峰の縦走へ。装備、体力が充実する中で、山に一泊する楽しみを覚え、山ごはん、山晩酌の醍醐味を見出すようになる。
「泊まりで出かけるときは早朝から行動して午後早めに目的地に到着、早々に荷物をおろして晩酌の準備を始めます。360 度の大パノラマ、槍ヶ岳や鋸岳などの特徴的な山容、延々と連なる稜線の向こうに沈む夕日。眼前に広がる圧倒的な景色を肴に、焼酎やウイスキーなど自分の好みのお酒を飲む。このひと時は、山の上でしか体験できない喜び」
 日帰り、縦走を合わせて年間十数本の山行を楽しむという山下さんも、シーズンの初めは低山のゆるトレッキングで体力づくりに取り組むという。このときのお楽しみもやっぱり、温泉や下山後の生ビールの一杯。そんなカジュアルな気分で出かける山歩きは、ビギナーも参考にできそうだ。

My Trekking Experience

・山歴:8年
・初めて登った山:日の出山
・ビギナーにおすすめの山:手軽で眺望のいい大山(おおやま)や、温泉に立ち寄れる畦ヶ丸(あぜがまる)

撮影/飯坂 大(P.156〜157) 伊藤大作(The VOICE / P.162〜163) スタイリスト/古田千晶 取材・文/倉石綾子

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