【センスがいい人の「セカンドハウスのインテリア」】元エクラ華組 近藤和子さんは、家族の理想がそろった家で2拠点暮らし

「プールは維持管理が大変なのかな？と思っていましたが、意外にそんなこともなく、枯れ葉が落ちたらすくい、冬場はシートをかけておく程度です」。大きなクヌギの木が木陰をつくり、これからの季節はとびきり気持ちがよさそう。プールサイドにはジェットバスも完備している

玄関を入ると正面に大きな窓があり、抜群の開放感。「ここにはモミジが植えられていたのですが、私の好きなヤシの木に植え替えてもらいました」。玄関の床はグレーのタイル張り、壁もグレーと落ち着きのある内装だ

パラソルとデッキチェアは、アウトドアファニチャーが多くそろうオンラインショップ、青山ガーデンで購入。

座り心地のよさそうなアームチェアとおそろいのテーブルはイケアで。プールや庭を眺めながらお茶をするのも至福の時間

伊豆高原はレストランも充実。四季折々の豊かな自然を満喫

温暖な気候と東京からのアクセスのよさで、別荘地としても人気の伊豆高原。1年ほど前、近藤和子さんはこの地にセカンドハウスを手に入れた。子供たちが幼いころ、マレーシアに駐在していたこともあり、アジアのリゾートが大好きだという近藤さん。

「セカンドハウスをもつなら私は海派。子供たちは山がいいといっていました。でも、海って眺めるだけで、結局入るのはプールなんですよね（笑）。築2年の築浅物件でプールつき。海、山、温泉が近いところも気に入りました。週末ごとにゴルフに行く夫が、帰りに寄りやすいことも後押しして」

家族が希望する環境がそろい、冬でも通え、まさに理想的な場所＆物件。しかも家具や照明、家電にいたるまで、前オーナーが残していってくれたとか。「こんなにすばらしいオーナーが建てた家なら幸せに暮らせるに違いないと思って。グレーを基調にしたインテリアも気に入り、家には何も手を加えず、家具を買い足し、庭木を植えた程度です。暮らしてみたら、伊豆高原はとてもいいところ。おいしいレストランやパン屋さんが多く、食べ歩きも楽しいです。地元の和牛やお魚を買ってバーベキューをすることも。夏は、友人たちが遊びにくると、一日中プールに浮かんでいます。秋は紅葉がきれいだし、冬は大室山を歩いてみたり」

四季折々の楽しみを見つけ、週末、ひとりでもやってくるように。「ひとりのときは電車で。駅に着いたらスーパーで食材を調達し、自転車でパン屋さんやカフェをめぐったり。ゆったりとした時間を過ごしています。不思議なことに、ここに来るようになって、物欲がなくなりました（笑）」

いずれは東京の家と半々くらいの割合で行き来できれば、とも。そもそもセカンドハウスを持ちたいと思ったのは、子供たちの家族が増えたときに、皆で集まる場所が欲しいという理由から。「将来孫ができ、プールで遊ぶ姿を眺めていられたら幸せだなと思います」

LDKはむき出しになった梁が、のびやかな天井高をよりきわだたせている。ダイニングテーブル＆チェアの一部、ソファも前のオーナーが残してくれたもの。ダイニングチェアとして、黒いセブンチェアをアクタスで買い足した

手元が隠れるゆったりとした2列型のキッチン。前オーナーがシステムキッチンはもちろん、冷蔵庫や洗濯機まで残していってくれたそう。キッチン横にもテラスに出入りできる扉があり、飲み物を運ぶなど、バーベキューのときにもとても便利。

「この家にぴったり」と近藤さんがCOMOSOYにオーダーしたアカプルコチェア＆オットマンは、インテリアに合わせて黒に。オーダー後2週間くらいで完成したそう。バルミューダのポータブルランプは屋内外で大活躍

「ずっと欲しかったんです」というBKFチェアも黒をセレクト。好きで昔から集めていたインドネシアのアタのかごがシックでモダンなインテリアに映える

どの部屋の窓からも庭やテラスを望める。こちらは夫婦の寝室。テラスに面してシェーズロングを置いたコーナーもあるゆったりとした空間。

グレーのベッドリネンはMUJIで購入。オーダーで好きな言葉を刺繡できる枕カバーはホテルライクインテリアで。「AMAN KULAM」（平和な家族）と家族への思いをこめて入れてもらった

洗面所もグレーを基調にシックにまとめられている。タオルウォーマーはもともと設置してあった。インテリアに合わせ、タオルはグレーでそろえた。ハイサイドライトからの光が心地いい

アジアンリゾート好きな近藤さん。「少しずつ集めてきたインドネシアのアタのかごやアジアンリゾートっぽい小物を、この家に飾ることができてうれしいです」。

香りに癒される檜をふんだんに使った贅沢な浴室。入浴後に涼めるバスコートや、洗面所にはサウナまであり家族も大喜び