【新「大草直子メソッド」で夏おしゃれ】大草さんがリモート生活を経て「再発見したこと」とは?

スタイリストをはじめ、webマガジン『mi-mollet』コンセプト・ディレクターとしても活躍する大草直子さん。彼女がリモート生活を経て見直したこと、考えを新しくしたこと、変わらないポリシーをインタビュー。
スタイリスト 大草直子

スタイリスト 大草直子

おおくさ なおこ●スタイリスト、webマガジン『mi-mollet』コンセプト・ディレクター。スタイリストとして活躍するほか、イベント出演や執筆業にも精力的に取り組む。’19年4月には新しいメディア『AMARC』を立ち上げた。新著『大草直子のNEW BASIC STYLE』のほか、インスタグラムも人気。Instagram:@naokookusa @naokookusa_styling @amarc_official

オール自宅で撮影!

大草直子さんと自宅の様子

「リモート生活を経て、さらに前進したアイデアを公開します!」ー大草直子

ブラウス¥21,000/ロペ エターナル(ロペ エターナル) デニムパンツ¥36,000/マディソンブルー ピアス¥69,000(ソフィー ブハイ)・ブレスレット¥189,200(ハム)/以上エスケーパーズオンライン リング¥210,000/マリハ(マリハ)
大草さんの自宅

“自分に一番心地よいスタイル”を再発見

3月頭から6月まで。2020年のこの3カ月を、私たちは決して忘れないでしょう。

不安、いらだち、孤独、そして感謝と愛。こんなにもたくさんの気づきを与えてくれた春はなかったと思います。私自身も生き方や価値観を見直し、生きていること、生きていくことに対して、揺さぶられるような思いを実感しました。同時に、「おしゃれをすること」「装うこと」の意味も深く考えました。

きっと最初はみんなも、「家にいることもあまりないから、何もしない休日にしよう」と、パジャマのような家着で過ごし、そのあと、「これはきっと長く続く。自分をモチベートするためにも、自宅にいても気分の上がる服を着よう」と、きちんとメイクもして、気持ちも表情もアップするようなワンピースやブラウスを選んだのでは。そう、自分自身のマインドを整えて持ち上げてくれる――“メイクアップ(化粧する)”の意味をもつ、スタイリングに変わっていったのではないでしょうか。

そうして、いよいよ自宅とその周辺にいることが長く重なったとき、「服を選ぶ」「今日の一枚を手にとる」。そのことの基準がはっきりと、自分の手の中に移ったことを感じたのは、きっと私だけではないはずです。

大草さんの自宅の一コマ
「人にどう思われるか」「きちんと見えなくては」「ファッションにお金と気をくばっているように映らないと」――。おしゃれをすることにまじめであればあるほど、他人の目をコーディネートの判断基準にしていた人も多いと思います。そう、他人軸を中心にしたスタイルです。でも、このタイミングで「あれ、自分が心地よい、リラックスできる、楽に思えるということを置き去りにしてなかった?」と気づくことができたのです。

家で洗えるワンピース。口紅のように「私のモチベーションにダイレクトに働く」女性らしいトップス。歩きやすくて実用的なフラットサンダル。もしかしたら「カジュアルすぎ?」と思っていたスタイルが、新しい日常にフィットしているだけでなく、自分の新たな一面も連れてきてくれたかもしれません。

あの3カ月で、他人軸(客観性や社会性)と自分軸(好みや主観)、両方をしっかりホールドすることができたのなら、きっとこれから先の、私たちのコーディネートやスタイリングは、むしろとても安定するでしょう。
大草さんの自宅の様子
このことを踏まえて、今回も、たくさん読者のかたがたからいただいたご質問(ありがとうございます!)にお答えしています。撮影も自宅で、そして最少人数で行いました。25年間この仕事をしていますが、こんな体験は初めてでした。でもだからこそ、今の気持ち、今の状況を映した、リアルなページになったのではないかな、と思っています。

昨年とも、前回の5月号のテーマとも、また違った視点が入ったお答えになっているはず! このことは、私にとってもとても新鮮でワクワクすることでした。

多くの人たちに支えられている日常、そしてそのうえに、敬意と感謝とともに存在する「おしゃれ」。こんなに愛おしく、喜ばしく、楽しい「おしゃれ」を、このテーマとともに新しく始められたらよいなあ、と思います。
 

大草さんが読者から寄せられたお悩みに回答した「新しくなった「大草メソッド」で夏のおしゃれにファイナル・アンサー!」はeclat8月号で特集しています。

ぜひチェックしてみてください。

Follow Us

エクラプレミアム売れ筋ランキング

  • E by eclat
    フレンチスリーブTシャツ
    ¥ 8,800
  • ne Quittez pas
    エンブロイダリーワンピース
    ¥ 33,000
  • mtmodelist×eclat
    【別注】リネン混カーディガン
    ¥ 19,800
  • E by eclat
    【とろみ】コクーンブラウス
    ¥ 10,890
  • E by eclat
    【とろみ】Vネックブラウス
    ¥ 12,100
  • manipuri×eclat
    シルク混スカーフ
    ¥ 15,400
  • E by eclat
    【前後2WAY】レース切り替えフレンチスリーブT
    ¥ 12,100
  • SLOANE×eclat
    【宮崎桃代さん別注】ショルダータックワンピース
    ¥ 22,000
  • ADAWAS×eclat
    切り替えギャザープルオーバー
    ¥ 10,560 (60%OFF)
  • E by eclat
    ギャザー袖ラメカーディガン
    ¥ 17,600
  • CINOH×eclat
    【宮崎桃代さん別注】きれいめノースリーブ
    ¥ 13,200
  • E by eclat
    【前後2WAY】シルク混ニットカーディガン
    ¥ 18,150
  • ARGIET
    シアーニットプルオーバー
    ¥ 26,400
  • SLOANE×eclat
    【別注】接触冷感ワンピース
    ¥ 16,500
  • CINOH×eclat
    【宮崎桃代さん別注】コンパクトTシャツ
    ¥ 15,400
  • ADAWAS×eclat
    【別注】切り替えギャザープルオーバー
    ¥ 20,900
  • Diminutivo×eclat
    【宮崎桃代さん別注】オアハカントート
    ¥ 12,100
  • DRESS HERSELF
    シルク混ブラウス
    ¥ 25,300
  • Speedo
    セットアップスイムウエア
    ¥ 25,300
  • E by eclat
    クルーネック半袖カーディガン
    ¥ 17,600

What's New

  • 【人気ファッションエディター三尋木奈保さんに質問!】50代が夏のワンツーコーデをあか抜けさせるには?

    本誌副編S川が、アラフィーのおしゃれを熟知しているエクラ関係者にぐいぐい(?)迫って、素敵な着こなしを勝手に分析します!

    ファッションTOPICS

    2025年7月1日

  • 時に強すぎてしまう黒をドレープでまろやかに

    ダークな一面をもつ黒を夏にまとうなら、素材やディテールで柔らかさをもたせて軽やかに。夏らしい凹凸(おうとつ)のあるシボが涼しげなクレープ素材、ウエスト部をツイストしたドレープのディテール……エフォートレスかつ凛としたたたずまいの中に、大人の余裕が香りたつ。

    ファッションTOPICS

    2025年6月30日

  • 【ニットの洗い方】洗濯方法から干し方まで詳しく解説!

    お気に入りのニットを長く楽しむためには、やさしく丁寧なお手入れが大切。特にニット素材は、洗濯機よりも手洗いが断然おすすめ!今回は、今大人気のニットカーディガンを実際に手洗いしながら、洗い方から干し方、シワのケアまで詳しくご紹介します。

    ファッションTOPICS

    2025年6月30日

  • 日本古来の炭染め。黒のグラデーションに豊かな感性を託して

    漆黒、炭黒……日本の黒には多彩なトーンがある。古くから伝わる木炭による染めを手作業で施し、一点一点異なるグラデーションに仕上げた一着。そういった継承されてきた手仕事へのリスペクトや微差を見極める目をもっていたいし、そこにこだわる豊かさを大切にしたい。

    ファッションTOPICS

    2025年6月29日

  • 甘めの色を洗練に導く黒の引き上げ力

    春から継続して人気の高いペールトーン。甘めのカラーパレットを夏に楽しむなら、黒と合わせると、ぐっと引き締まりモダンに。黒一色での端正な表現とはひと味違う広がりのある表情が生まれる。黒という色の補い高める力を活用したい。

    ファッションTOPICS

    2025年6月28日

Feature
Ranking
Follow Us