大草さんにあれもこれも聞きたい! アラフィーお悩みQ&A【大草直子のファッション相談室】

「今からおしゃれの腕を磨ける?」「大草さんのスタイリングの“座右の銘”は?」など、アラフィー女性たちが気になるあれこれに、的確かつ愛情いっぱいのメッセージで同世代から絶大な支持を集めるスタイリスト・大草直子さんがご回答!
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「“着る服”に迷っていた時期は、新しいアイテム、流行のブランドに身を包んでいました。けれど今また、シンプルな組み合わせに心惹かれます。白のブラウスとデニム。ただし、ブラウスは体をゆったり包むビッグシルエット。デニムは、ハイウエストの最新モデル――細かな計算は必要です」。
シャツ¥23,000/ザ ストア バイシー代官山店(コキュカ) デニムパンツ¥15,800/バロックジャパンリミテッド(マウジー)
【item list】
CHOKER : THE STORE by C’
NECKLACE(GRANDAD) : MARIA BLACK
(COIN) : NO BRAND
(PEARL) : Bon Magique
BANGLE : HERMÈS
CHAIN BRACELET : hum
RING : THE LETTERING

あれもこれも! 大草さんに聞きたい!

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Q.気持ちが落ち込んだときや、やりきれないときはどうやって切り替えますか?

「自分だけの処方箋があると心強いですよね。交感神経と副交感神経のスイッチの入れ替えを意図的に行うのが、気持ちのリセットに効果的です。私の処方箋は3つ。ひとつ目は、ゆっくりとお風呂に入る。明かりを消して、キャンドルをつけ湯船にはバスソルトや、お気に入りのアロマオイルを。バラカのフランキンセンスのオイルを愛用しています。2つ目は、花を買う。夢中になって花を選んでいる時間は「無になれる」大切なひと時。花材も色も自由に思いのままに選ぶと、不思議なほどストレス解消に。最後は、夫にハグしてもらう。人と触れ合うことは癒しになります。自分の手でオイルをつけるだけでもいいと思います。「お手当」というとおり、手のぬくもりが癒しになることがあるのです。」

Q.自分の好きな服が、自分に今も合っているのかわかりません…。

「客観的に自分の姿を知ることが大事。誰かに頼んで、服を着ている自分の何げない姿を1週間ほど写真で撮ってもらってください。他者の目として自分のスタイリングを見てみることはとても大切です。ラクしておしゃれになろうとしちゃダメ。1週間プログラム、ぜひトライして!」

Q.スタイリングするときの「座右の銘」は?

「自分が本当に着たいものを絶対に紹介する」。提案する側として、着て見て触れて、自分のフィルターをちゃんと通し、正しいと思うものを送りたいから。自分が着られないものを紹介することはありません。

Q.限られた予算の中でのおしゃれへの上手な投資の仕方は?

「仮に予算が10万円で4アイテムを選ぶ場合、均等に25,000円のものを選ぶことはおすすめしません。1点は50,000円の靴、1点は10,000円のスウェットなど予算内で緩急をつけたお買い物が正解。等分のお買い物だと25,000円の人になってしまい、緩急をつければ50,000円の人になれる、ということです。ミックスのおしゃれはフレッシュで若いものになります。もしも投資を考えるなら、ぜひ靴とバッグに。体の外側にある小物は、装いにリッチ感を加えてくれるから、投資したぶんだけの効果を得られます。」

Q.今からおしゃれの腕を磨けますか?

「もちろん磨けます! おしゃれってお母さんのおなかの中、生まれたときから持ち合わせたものではないんです。英会話と同じで、練習すれば身につけられるもの。私自身30代より、40代の今のほうがおしゃれになったと思っています。だから60代になれば、もっとおしゃれになれるはず。おしゃれは、どんどんうまくなって然るべき!」
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Q.トレンドを追い、若い人のコーディネートを参考にするのはおかしいでしょうか?

「とんでもない! 20年間同じものを着続けるのは、一見上級者のようですが、おしゃれにはスピード感も大切。だからちょっとミーハー心があってもいいと思います。若い子を見て「私でも素敵に着こなせそう」と思ったら試していいと思います。」

Q.「よくやってるよ!」と自分を励ますのはどんなとき?

「毎日!(笑) 明るくて、ポジティブであることは毎日の訓練でも手に入れられます。いきなり長距離は走れないけれど、毎日練習すればきっと走れるようになるもの。それと同じです。「今日もよくやったー!」って自分をほめることが、私の寝る前の習慣ですから。」

Q.人生で、「これがあったから今の私がある!」と思えるターニングポイントはありましたか?

「27歳で行った南米がそうです。自由でいる、セクシーでいる、楽しむことがとっても素敵なことだと身をもって感じました。街は空気も踊りだすような雰囲気で、お金をかけなくてもおしゃれが楽しめることも知りました。そのときの経験が私の根底にあります。」

Q.イメチェンしたいと思っても、なかなかできません。つい同じような色使い、形を選んでしまうのですが、どうしたらよいでしょう?

「それは、実はとてもよいことだと思うのです。手持ちの洋服の10枚のうち、本当に似合うものって実は2 枚くらい。残りはそこそこ似合うものってことが少なくない。でも、そこそこおしゃれな人になるくらいなら、ちゃんと似合うものでおしゃれな人になるべき。自分に似合うものをまた加えていくということは、おしゃれの奥行きが深まっていくことになるんです。それでもたまに印象を変えたいなら、顔まわりがおすすめ。髪を巻いてまとめてみたり、ウェットな質感にする、とか。リップの色を変えるだけでも、簡単にイメージは変えられますよ。」

Q.地方で、まわりもどんどんおしゃれから脱落。 おしゃれをするって、孤独になることなのでしょうか?

「そうでしょうか。自分を前に進めてくれるもので、気分をよくしてくれるものがおしゃれであるなら絶対に楽しむべき。大人が機嫌よく過ごすのは、マナーであり知性です。おしゃれすることで気分が保たれるのなら、それはとってもすばらしいことなのではないでしょうか。」
教えてくれたのは…
おおくさ なおこ●神楽坂で生まれ育った46歳。大学卒業後、『ヴァンテーヌ』(休刊中)の編集者に。その後、南米遊学を経て、フリーランスに。ウェブマガジン『mi -mollet』のコンセプトディレクターも務める。プライベートでは3児の母。最新刊は『大草直子のSTYLING&IDEAL』(講談社)。

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