自分の“好き”を突き詰めていく。富岡佳子のファッションスタイル 五選
今回で7回目となるモデル・富岡佳子さんの私服特集。20代、30代、40代と、トライ&エラーを繰り返しながら自分の“好き”を深め、50歳を迎えた。50代に突入した彼女が目ざすファッションスタイルとは?
1.“好き”を追求して手に入れた、上質な黒のロングコート
黒好き、コート好きの私にとって、黒のコートは冬のおしゃれに欠かせないアイテム。必ず着るとわかっていたので、これからを一緒に過ごせる上質な一枚を探していて、今シーズン出会ったのがこのロエベのコートです。このコートがクロゼットに加わったのを機に、それまで着ていた黒のコートは手放しました。そう、消費するだけのおしゃれは卒業したといっても、決して、おしゃれを“止めた”わけではありません。おしゃれを止めてしまうと、思考も止まってしまう。それに、新しい服を身につけるとやっぱり気持ちが高揚しますし、おしゃれが動きだしてくれるものです。自分の好きなものを突き詰めて、より豊かなおしゃれを楽しみたいと思っています。
COAT : LOEWE
DRESS : BLAMINK
RING : TOMWOOD
STOLE : ASAUCE MÊLER
BAG/SHOES : HERMÈS
2.年齢と一緒に成長できる。それがエッセンシャルアイテムの、最大の魅力です
アディダスのスタンスミスは10代のころからリピートしている、私にとってのエッセンシャルアイテム。今履いているものが何代目なのかも数えられないくらいです。気がつけば、家族みんなで履いていました。グリーンをうまく履きこなせなくて、私だけ、ダークネイビーを愛用しています。若いころは、小花柄のワンピースやアニエス・ベーのカーディガンに合わせて、フレンチ風の着こなしを楽しんでいました。今は、レザーパンツやセンタープレスパンツ、シルクシャンタンのスカートなど、きれいめボトムのハズしとして履くことが多い。でもきっと、もっと年を重ねたら、全然違うコーディネートを楽しむんだろうな。そんな想像をするだけでワクワクする! おしゃれの軸となるエッセンシャルアイテムがあると、夢が広がるんです。
SHOES : adidas
KNIT : INSCRIRE
SHIRT : CÉLINE
PANTS : MADISONBLUE
RING[RIGHT] : TAPLEY
BAG : HERMÈS
3.30歳のころは似合わなかった6.5㎜のパールが、50歳の私を美しく見せてくれる
先日、19歳の娘が知人の結婚式に出席することになり、パールのネックレスを貸すことにしました。私が持っている2本のパールを試したところ、小粒パールがすごくよく似合う。実はそれは、私が30歳のころに買ったもの。本当はスタンダードな6.5㎜が欲しかったのに、そのころの私にはゴージャスすぎてあきらめたときの感覚を思い出しました。6.5㎜のパールは、ある日、その小粒ではもの足りなさを感じて、何年か前に購入したもの。そう、おしゃれって、”微差”。そのときの自分を最大限に美しく見せてくれる“微差”に目を向けることが、大切なんですね。
NECKLACE : MIKIMOTO
TOPS : BLAMINK
EARCUFF : Hirotaka
4.“一生もの”はないと思って、常に買い物をしています。
ボトムで冒険することが多い私にとって、スタンダードな白シャツは、その冒険を自分らしさに引き寄せてくれる、仲介役のような存在です。でもそのスタンダードだって進化させたい。白シャツという存在自体はスタンダードだとしても、アイテムそのものは止まっていたくないのです。だから、“一生もの”と思って買い物をしてはいけないと、常に自分に言い聞かせています。結果として、“一生もの”になるものがあるとしても。
SHIRT : JIL SANDER
PANTS : MARK KENLY DOMINO TAN
BONECUFF BRACELET[RIGHT] : TIFFANY&Co.
BANGLE[LEFT] : TAPLEY
CHAIN BRACELET[LEFT] : HERMÈS
BAG : DELVAUX
SHOES : GUCCI
5.ジェンダーレスなアイテムで、女らしさへアプローチする。
昔から乗馬ブーツが大好きです。このくびれのないストンとした筒が、私にとっての“萌え”ポイント(笑)。思えば乗馬ブーツはジョッキーが履くのですから、ジェンダーレスなアイテム。そう、わかりやすく女らしさをアピールするアイテムより、ジェンダーレスなアイテムを女らしく仕上げるのが、私らしい、女らしさへのアプローチです。
BOOTS : HERMÈS
What's New
-
【ベージュ×黒のブラッシュアップ6選】Jマダム®の鉄板配色がもっと磨かれるコーデの技を公開
定番色同士でありながらリュクスな華やぎを備え、着る人の存在美を高めてくれる――私たちが「ベージュ×黒」に惹かれる理由はそこにある。最愛配色を極めるための今年らしいスタイリングヒントを公開。
eclat特選
2024年10月14日
-
【5か月頼れるジャケットコーデ9選】季節の移ろいに寄り添う“最高の一着”
暖かい時期が長く、四季の移り変わりがゆるやかな昨今。頼りになるのが「ジャケット」。10月から2月まで5か月にかけて着回せる“最愛の一着”を手に入れて。
eclat特選
2024年10月9日
-
【新顔ブラウンが輝くコーデ3選】定番色とのペアリングで軽やかにフレンドリーに
定番カラーのブラウンが、今季はトレンドとして躍進! これまで「地味に見える」と敬遠していた人も、色み&デザインのバリエーション豊富な今こそトライしてみる好機。定番色と合わせることで品のよさと親しみやすさが増す、新たなカラーパレットを紹介する。
eclat特選
2024年10月7日
-
【定番色同士の最旬バランスコーデ5選】色合わせの妙がシンプルラグジュアリーの決め手
大人のトレンドがシンプルラグジュアリーに向かっている今、インパクトのある色使いよりも、定番色でつくるシックなムードや、色合わせの新鮮さに心惹かれる。トータルバランスで魅せる「定番色同士」のバランスコーデをチェック!
eclat特選
2024年10月1日
-
【50代が買うべき秋服コーデ7選】上質さも私らしさも託せる新星ブランドがずらり
大人を満足させるこだわりの生地と巧みに計算されたサイジング。そして、クリエイターが紡ぎ出す服のオーラ。一瞬で心惹かれる魅力を備えた新進気鋭の日本発ブランドの一着をまとった秋コーデを厳選。
eclat特選
2024年9月11日
Feature
-
肌にハリが欲しい50代の肌悩みに!
ニッピコラーゲン化粧品の「スキンケア ジェル LM511」
-
ヘルノの新作で秋冬のおしゃれを始めよう
アウターやセットアップでワンランク上のレイヤードスタイルに
-
【2024最新】ヘアスタイル・髪型カタログ
髪のお悩み解決!若々しく見えるヘアスタイル
-
エクラ公式通販の人気アイテムランキング
もう迷わない!50代が買うべき旬の服
-
アウターとバッグにパリの洗練を香らせて
老舗ブランド「モラビト」の新作ウエア&バッグをこの秋まとう
-
1年中履ける!ヘビロテ必至スニーカー
おしゃれな50代のスニーカースタイル
-
イヴルルド遙華の12星座占い
毎月更新の12星座占い。大注目の開運ランキングも必見!
-
一度は泊まりたい!高級ホテル・旅館
日常を忘れて至福のときが過ごせる極上の旅へ
-
【ZARA】トレンドコーデ
50代はどう着こなす?読者モデル 華組コーデ集
-
大人こそ“毎日、化粧水フェイスマスク”!
奇跡の67歳 天野佳代子さん提案!ケアしても乾燥する大人肌へ
-
50代に必要なのは即効性のあるコスメ
閉経してからキレイになる人は何が違う?
-
【ユニクロ・GU】プチプラ高見えコーデ
センス抜群!読者モデル 華組の着こなし集
-
50代が今買うべきファッションアイテム
人気ファッションアイテムを厳選してご紹介
-
美しいジュエリーと旅するイタリアの古都
女優・板谷由夏がイタリアンジュエリーFOPE(フォッペ)を巡る旅へ
-
秋スニーカー&ブーツを選ぶなら「ペダラ」
歩きやすくておしゃれなアシックスウォーキング「ペダラ」の靴
Ranking
-
10月は何を着る?おしゃれな50代のリアル秋ファッション
トレンド感のあるおしゃれな秋服が欲しい!どんなアイテムを選んで、どう着こなす?おしゃれな50代の秋のスタイルを拝見!秋のアイテム選びや着こなしを参考にして。
-
【気温別コーデカタログ 気温15℃〜25℃】10月、11月は何を着る?40代・50代におすすめの秋コーデ集
気温15℃〜25℃の気温別に40代・50代におすすめのおしゃれなコーディネートを大好評特集「50代の毎日コーデ」と連動してご紹介。暑くも寒くもなくて過ごしやすい日が多い秋は、おしゃれのモチベーションを上げて自分…
-
【憧れの国内高級ホテル・旅館】一度は泊まりたい!北海道から沖縄まで大人が満足する極上ステイ
アラフィ―女性が一度は泊まってみたい、と思う全国の高級旅館・高級ホテル・憧れのリゾートホテルを厳選してお届け。温泉やグルメやエステ、絶景など魅力満載の贅沢な国内旅行が楽しめる。夫婦や気心の知れた女友だ…
-
髪がきれいに見える!40代に似合う「秋のミディアムヘア」毛先の揺れ感が女らしい
肌のくすみやフェイスラインのたるみが気になり始める40代。お悩みを解消しながらおしゃれに見える「ミディアムヘア」が人気!
-
【おしゃれな秋の靴】10月はスニーカーからローファーへ履き替える!
今どきの軽やかなコンサバ感を演出するのに欠かせないのがエレガントローファー。ほどよくデザインが効いているのに主張は控えめ。シルエットはあくまでもスマートなものを選べば、シンプルなパンツスタイルにもリ…
Keywords