【働く50代のための最旬バッグ&新名品靴】バッグと靴を変えて仕事のモチベーションアップ

ワーキングスタイルにおけるバッグと靴は、大人の品格を象徴し、働くモチベーションを上げてくれる存在。今どきの「NEOエグゼクティブ」がまとうべき、相棒バッグと新しい名品靴を厳選してお届け。

気品と使い勝手を備えたステディな「最旬バッグ」

SAINT LAURENT

SAINT LAURENT

ムダのない造形美とつややかなレザーで知的なスタイルがきわだつ

美しいツヤと張りをもつカーフレザーが、シャープで構築的なプロポーションを描き出すボストンバッグ。日常使いに十分なマチがあり、サイドまでしっかり開くラウンドジップで、収納力と使いやすさを実現。

バッグ「サック・ド・ジュールボレットバッグ スモール」(19×25×9)¥467,500・シャツ¥188,100・パンツ¥245,300・スカーフ¥70,400・ベルト¥113,300・バングル¥529,100/サンローラン クライアントサービス(サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ) メガネ¥53,900/ケリング アイウエア ジャパン カスタマーサービス(サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ)

LOEWE

LOEWE

モダンでボディフレンドリー。しなやかな女性像を体現するショルダーバッグ

ゆるやかな台形シルエットを描く新作バッグ「マドリード」は、1846年創立の地にして、今もなおレザーアトリエの拠点が置かれるロエベのホームシティにちなんだ名前。特筆すべきは、そのとびきり柔らかな手ざわり。特別に開発されたカーフスキンレザーを採用しているのだそう。サイドにはゆったりとしたプリーツが寄せられ、ショルダーパッドのついたチューブ状のストラップを引いて閉じるというスタイルがユニーク。

バッグ「マドリード スモール」(19×23.5×10)¥721,600・ジャケット¥326,700・パンツ¥150,700・靴¥162,800/ロエベ ジャパン クライアントサービス(ロエベ)

CELINE

CELINE

リュクスなバッグを軽やかなマインドで楽しむ。大人の余裕を感じて

ビジネスにもドレスシーンにも使える小ぶりのショルダーバッグ。縁にパイピングを施しそれを裏返す製法で、縫い目が見えない仕上がりや丸みを帯びたフォルムを実現。ベルベットのようにしっとりなめらかなヌバックカーフスキンに、ゴールド金具がジュエリーのように映えて。

バッグ「スモール カミーユ 16 ソフトバッグ」(ストラップつき、21.5×24.5×5)¥445,500・ワンピース¥445,500・靴¥129,800(3点とも予定価格)/セリーヌ ジャパン(セリーヌ) 時計¥5,104,000・リング(人さし指)¥840,400・(薬指)¥1,047,200/ピアジェ コンタクトセンター(ピアジェ)

BALENCIAGA

BALENCIAGA

無造作に持った姿が様になる。スマートさと遊び心を備えたビッグバッグスタイル

フロントのクロージャーをあえて開けっぱなしにして持つスタイルが新鮮な「ロデオ」。サイドに施したアコーディオン構造は、デザイン性だけでなく、スナップをはずせば収納力がアップするという機能性も。極上のカーフスキンは、使うほどに愛着がわくなめらかな風合い。長めのワンハンドルで肩かけもでき、傾斜したフォルムが体にフィットするので大きめサイズでも持ちやすいのが特徴的。

バッグ「ロデオ M ハンドバッグ」(ストラップつき、23.5×35×11)¥671,000・ブラウス¥467,500・パンツ¥171,600(3点とも予定価格)/バレンシアガ クライアントサービス(バレンシアガ)

普遍的でありながら、新しい。今年の「新名品靴」4選

王道から少しはずれた“バランス美”が大人を惹きつけるんです――青木貴子(スタイリスト)

大人のファッションで、一番“時代感”が出るのは「靴」だと思うんです。どんなにおしゃれしていても靴が洗練されていないと素敵に見えないし、逆に靴さえ決まっていればセンスよく見えたりする。とはいえ、ビジネスシーンではオフィシャル感が必要。ポイントは、誰から見ても失礼のない王道のクラシックから、ほんの少しだけはずれた絶妙な“バランス美”。端正に整った美人より、どこか人と違う部分がある顔のほうが印象的で心惹かれるもの。靴も同じ。決して奇抜ではなく、普遍的な上質感や造詣の美しさがありながらも、そこに少しだけはっと目をひくハズしの要素があるのが、今の時代の「新名品靴」だと思うんです。

 それに、いい靴って、足の形に添って計算されたクチュール感のあるフォルムやリュクスな質感が美しくて、思わずほれぼれして時間を忘れて眺めてしまうほど! そんなふうに大人が“愛(め)でることができる”というのも、「新名品靴」選びの基準のひとつかもしれません。

あおき たかこ●ティーンから50代前後のスタイル誌、メンズスタイリングまで、多岐にわたる年齢やジャンルの雑誌・広告で活躍するスタイリスト。その広い視野からの審美眼やディレクションは、説得力も格別。

HERMÈS

HERMÈS

端正なだけではない。深いスリングバックに静謐(せいひつ)な色気を携えて

オフィシャルな場にもふさわしい、ノーブルなポインテッドトゥのスリングバックパンプスは、バックストラップにあしらった、ナノサイズの「ケリー」バックルが特徴的。肌になじむナッパレザーは、見た目にも上質感が伝わる。「通常のバックストラップよりサイドを深く覆ったデザイン。かかと部分の露出が少なく、その控えめな抜け感に色気を感じます」

(青木さん)。靴「ラヴァー」(4)¥236,500/エルメスジャポン(エルメス)

THE ROW

THE ROW

見れば見るほど感嘆する、緻密に計算された“アシンメトリーの美”

’90年代的なスタイルを再解釈した新作。独特の丸みをもたせたスクエアトゥや、甲のフラットさ、ゆがんだカーブなど、シンプルに見えて実はほかにはない個性あふれるディテールが満載。「アンクルストラップの太さが1㎜違うだけでも印象が違うし、実はストラップをつける位置も内側と外側で微妙に傾斜をつけていて、脚がすっきり見えます」(青木さん)。
靴「ペネロペ」(4.5)¥242,000/ザ・ロウ・ジャパン(ザ・ロウ)

Sergio Rossi

Sergio Rossi

2㎜のズレが生み出す、つま先のセンシュアリティ

くちばしの意をもつ「BEAK」コレクションは、その名のとおり、深いV字のトゥシェイプが特徴。よく見ると、ピープトゥのカットの中心を、トゥ先から2㎜ほど外側にずらした設計。これにより、指が1本だけ出てしまうというオープントゥにありがちな見え方を避け、指がすき間から美しくのぞくよう計算されているのだとか。構築的ながら上質なカーフレザーで足当たりは柔らか。
靴「ビーク」(1)¥119,900/セルジオ ロッシ ジャパン カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)

MANOLO BLAHNIK

MANOLO BLAHNIK

ブラックも表情豊か。その比類なきエレガンスがフラット靴に自信をもたらす

ヒール靴の印象が強いけれど、マノロ ブラニクを象徴するポインテッドトゥ&華奢なフォルムが、フラットパンプスにも圧倒的な気品を宿す。足指のつけ根ギリギリまであいた甲の素肌感で、どんなスタイルも足もとから女らしく。パテントやスエード、ベロアなど、地味になりがちな定番の黒パンプスも多彩なニュアンスから選べるのがうれしい。

靴(右)「カンパリフラット」(1)¥140,800・(左)「メイセールパンプフラット」(1)¥138,600/ブルーベル・ジャパン[ファッション事業本部](マノロ ブラニク)

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