南三陸の想い出

東日本大震災から10年、今日は南三陸出身の友人と ともに、訪れた2018年の旅を振り返ります。

ともに、祈る。歩を止めず。

天使像
大川小学校 天を仰ぐ Angel of Hope 天使像 (2018年撮影)
2018年 夏。
南三陸出身の友人に誘われて、私は旅に出た。

漁で獲れた海の幸や新米を送ってくれる
両親の古くからの知人が暮らす土地でもある石巻。

大川小学校の前に立った私たちは言葉を失った。
天災は悲しみや怒りの気持ちをぶつける矛先が無い。

天を仰ぐ天使像は天に何かを問うているように
私には見えた。

『たみこの海パック』どれもこれも「うめがす=おいしいです」

夏が待ち遠しい『たみこの海パック』殻付き雲丹 (2018年撮影)
37年前、南三陸町に嫁いできた民子さんが
『たみこの海パック』を始めたきっかけは、
2011年に起きた東日本大震災でした。

「家も養殖施設も何もかもを飲み込んだ海が
恐ろしく、近寄ることすらできなかった」と
民子さんは話してくれました。

「今、自分が南三陸町の復興のためにできる
ことは何だろう?」
そう考えたとき民子さんの頭によぎったのは

”漁師町は漁業から復興させるしかない”
という思いだったと言います。

「それなら私も、海に関わる仕事がしたい!」
その強い気持ちが民子さんの原動力となり、
『たみこの海パック』が産声をあげます。

「当初は何を詰め合わせればいいのかとても
悩んだ」と言う民子さん多くのものが失われて
しまったこの町の、何をお届けすれば全国の
皆様に喜んでいただけるのか……” そんな時、
一番の頼りにしたのが知人や親戚が
「これ、食べてみて!」
「あれ、美味しいらしいよ!」という”地元の声”。
そして民子さん自身も色々なお店を回ることで、
次第にパックの中身が決まっていったそうです。

「私が震災から少しずつ立ち直れたのも、仕事を
始められたのも、みんな友達や家族、親戚、周囲
の皆さんが支えてくれたから」そんな気持ちを
太い軸にして、2012年から始まった
『たみこの海パック』は、地元地域の雇用も生み、
南三陸の海の幸を全国に届けています。

https://www.tamipack.jp/

南三陸キラキラ丼も元気です『南三陸さんさん商店街』

28店舗のお店が軒を連ねる南三陸さんさん商店街 (2018年撮影)
目の前に広がる志津川湾。建築家 隈研吾 監修のもと
”美人杉”といわれる南三陸杉で建てられた店舗群に木
の温もりを感じた事を憶えています。

南三陸キラキラ丼、2021年現在11店舗が加盟店に参画
目にも艶やかな美味しさの競演を繰り広げています。

地元の新鮮な海産物がご当地価格で提供されている
のも、かなり魅力を感じました。

https://www.sansan-minamisanriku.com/

陸前高田『奇跡の一本松』

陸前高田市の奇跡の一本松
震災を耐えた陸前高田市の『奇跡の一本松』 (2018年撮影)
ずっと立ち続ける姿に、目頭が熱くなった。
なぜだろう、一本杉が
”かたあしだちょうのエルフ”に見えた。

子どもたちを守るためライオンと闘い
片足を失いながらも、黒豹からも
子どもを守ろうと最期の力を振り絞る。
エルフは最後、大きな大きな木となり、
生きるものの憩いの場となる...

私には孤高に立ち続ける一本松が、
エルフに見えたのだ。

過去の度重なる津波から高田の町と人と暮らしを
守ってきた、約7万本といわれる高田松原もその
殆どが流されてしまった。

その中で唯一、耐え残った『奇跡の一本松』

全世界の人々の復興のシンボルとして親しまれて
きた一本松は、今後もその使命を後世に受け継ぐ
ためモニュメントとなって未来を見つめ続ける。

景勝地 白砂青松百選『神割崎』

神割崎
南三陸屈指の景勝地『神割崎』 (2018年撮影)
二つに割れた奇岩の間から荒しぶきをあげて
押し寄せる白波は圧巻!

伝説では村の境界線がはっきりしないため、
争いの絶えなかった二つの村を
神様がいさめるために、岬を割ったのだと
言い伝えられました。

以来、この岩の割れ目が村境、
現代の南三陸町と石巻市の境になったと
いわれているそうです。

”ふだに あっから たべんさい”

三陸生昆布
南三陸育ちの肉厚昆布(2018年撮影)
冒頭頁でお話をした、
”漁で獲れた海の幸や新米を送ってくれる
両親の古くからの知人が暮らす土地でもある石巻”
両親に代わり知人宅を訪ねることに...

本業と並行して農業、漁業を営む敏ちゃん。
人懐っこい笑顔で迎えてくれた。

還暦をとうに過ぎたとは思えないほど、
活動的だ。

”悲しい気持ちで来るんじゃなくて、
こっちの美味いもん食べに来たり
綺麗な海を見に来たり、
楽しい気持ちで来てほしい...。
ここはいいところだから”

「ふだに あっから たべんさい」
(沢山あるから食べなさい)

そう言って敏ちゃんと奥さんは
抱えきれないほどのお土産を持たせてくれた。

”今度は、お父さんとお母さんを連れて来てよ、
待ってるから”

敏ちゃんと奥さんの屈託のない太陽みたいな
笑顔に”また来ます!!”と笑顔で手を振った。



晴HAL

晴HAL

神奈川県在住、都内企業勤務。夫と大学生の娘、両親、愛犬の5人+ワンワン家族です。美術・音楽鑑賞や香りを楽しんだり、五感が喜ぶ事が好きです。私視点で感じた事や思った事で、ほっこりしてもらえたら嬉しいです。

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