kawaiiが溢れていた内藤ルネ展

カワイイ文化の祖ともいわれる内藤ルネ。昭和世代が思わず声が出るような懐かしいファンシーグッズに再会
私の住む兵庫県にある「神戸ファッション美術館」はファッションをテーマにした日本初の公立美術館。ファッション好きな私にとっては自慢の美術館です。

先日「Roots of Kawaii 内藤ルネ展」デビュー70周年記念特別展へ行ってまいりました。
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こんにちは
チームJマダムメンバーのマサコです
内藤ルネさんという名前にピンと来なくても、この写真のシールは見たことがある方は多いのではないでしょうか。
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懐かしくないですか?
昭和の家のキッチンや子供部屋に貼ってあったようなシール!!
この懐かしく、可愛いデザインを手掛けられたのが内藤ルネさんなんです。

ルネさんは、昭和29年から35年まで日本のティーンエイジャー向けに発行された雑誌「ジュニアそれいゆ」を中原淳一さんのもと作られた方。
文章、イラストだけでなく、後には部屋のデザインや食器、そしてファンシーグッズなど日本のカワイイ文化の祖なんだそうです。
とにかく可愛く、そしてオシャレ
ジュニアそれいゆ時代のルネさんの記事は、とにかくオシャレ。
それもそのはず、海外のディオールやシャネルなど西洋のファッションをとても参考になさっていたそうです。新しいコレクションが発表されると、その特徴やファッションをイラストで紹介するページもありました。
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現代は、ネット配信で簡単に見られるコレクションも、当時は雑誌や一部のメディアからの情報だけだったんですね。雑誌を手に取った女性や少女たちは現代以上に心ときめいたのではないかと思いを巡らせました。
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暮らしの中のカワイイ
ルネさんのカワイイは、女性のファッションを超えて生活にも彩られていました。
食器やランプなど小物だけでなく、壁紙や家具といった部屋全体のプロデュースまで手掛けられています。

あまりに可愛いすぎるので少し背中がくすぐったいような気もしましたが
「毎日の暮らしを好きなもので囲みたい」そんな思いは今も昔も変わりませんね。
今のエクラ世代の母親ぐらいの年代、高度成長期の昭和世代の女性たちは、ルネさんの暮らしの提案に心ワクワクしたんでしょうね。
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懐かしすぎた JON AND AMY
このキャラクターご存じですか?
 JON AND AMY
このキャラクターも内藤ルネさんの作品。
ルネさんはファンシーグッズも沢山手掛けられています。
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実は、子供のころ母が作ってくれた私の給食用の巾着袋や、座布団の柄が JON AND AMYのプリント生地でした。
当時、友人の多くがサンリオのキャラクターや、当時流行っていたアニメのキャラクターだったのに対し JON AND AMYだったことに少し寂しい思いをしていたのを思い出しました。

大人になって家の整理をした時に、 JON AND AMYのトースター用プレートが出てきたことがありました。母は捨てようかと言ったのですが、可愛いからと私は部屋の文具置きにして今も使っているんです。

今となっては、天国にいる母に内藤ルネさんの存在を知っていて、このキャラクターを選んでくれていたのか。それを確認をすることはできませんが、母が JON AND AMYを可愛いと思って巾着袋や身の周りのものを選んでくれていたのは想像ができます。
奇跡的に残していたプレートは大切にしようと思います。

「カワイイの祖」を知る展覧会で、思いがけず母の私への思いを知ることができた感慨深い時間となりました。
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アンテナに引っかかったことに素直に耳を傾ける大切さ
私は内藤ルネさんに造詣が深かったわけでもなく、特に「カワイイ」にこだわってもいません。
ただ今回の展覧会を知った時には、なぜか見なくては!という気持ちになったんです。

そこで、まさか子供のころに身近にあったキャラクターに再会できるとは夢にも思わず。
そして懐かしい母との日々を思い返すことができました。
直感?第六感?
気になったことに素直に行動すれば、思いがけないハピネスに出合えるのかもしれません。

これからも心が欲したことに素直に行動し、楽しい体験をブログを通じてお届けできたらいいなと思っています。
マサコ

マサコ

兵庫県在住の独身OL。ファッション好きが高じてスタイリング・カウンセラー®、スカーフストールスタイリスト®としてセカンドキャリア構築中。関西を中心に日常の美味しい時間、楽しい体験を発信していきたいです。

Instagram:masako.ii

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