唯一無二の世界観!50代女性を惹きつける「ザ・ロウ」の魅力

究極のミニマルをめざすブランドは数あれど、そのどれとも違う。’06年にメアリー=ケイト・オルセンとアシュリー・オルセンがラグジュアリーなTシャツを作ることから始まり、またたく間に人気を集め、今や世界中が熱視線を送るブランド、ザ・ロウ。数多の服をまとってきた大人たちを惹きつける、その唯一無二のフィロソフィーを紐解く。

大人がザ・ロウに行きつく理由

マルゴーは普遍的で機能美も兼ね備えた傑作。革質も抜群で、抱っこしていると心地がいい(フォトグラファー 三瓶康友さん)

マルゴーは普遍的で機能美も兼ね備えた傑作。革質も抜群で、抱っこしていると心地がいい(フォトグラファー 三瓶康友さん)

ザ・ロウのシグネチャーバッグ「マルゴー」に、今季、新色のピュアホワイトが登場。デイウエアとして完璧なトレンチコートから着想を得たそのデザインは、ヴィンテージのトラベルバッグのようなシルエットに極上素材を合わせ、タイムレスなエレガンスと実用性を体現。また、熟練した職人がふたりがかりで4日間かけて作っており、何度も手塗りして仕上げるエッジやハンドルにも伝統的なクラフツマンシップを感じる。バッグ「SOFT MARGA UX 10」(18×25×19)¥548,900/ザ・ロウ・ジャパン(ザ・ロウ)

あたりまえだった絶対比を少しだけ覆す。そんなクリエイティビティにはっとします(モデル 富岡佳子さん)

あたりまえだった絶対比を少しだけ覆す。そんなクリエイティビティにはっとします(モデル 富岡佳子さん)

正確無比なテーラリングと時代を超越したデザインで支持される、ザ・ロウのジャケット。上品な張りと光沢を備えたウールとシルクの最高級生地は、このジャケットを最大限に美しく、そしてコンフォータブルに仕上げるために吟味されたもの。一見ベーシックながら、実は前ボタンをわきのループにとめるとペプラムシルエットにもなる斬新なアイディアが効いている。ジャケット¥709,500・ショートパンツ¥207,900/ザ・ロウ・ジャパン(ザ・ロウ)

究極のシンプル、計算されたサイズ感とひとさじの遊びが重なり着る人の存在感を拡張させる(スタイリスト 長澤実香さん)

究極のシンプル、計算されたサイズ感とひとさじの遊びが重なり着る人の存在感を拡張させる(スタイリスト 長澤実香さん)

正統派なテーラリングのジャケットにさりげなく効かせた遊び心が、クラシカルなジャケットを着慣れた大人にはたまらない! 写真のジャケットは普通に袖を通して着てもいいし、このように肩の後ろのカッティングされた部分から腕を出し袖を前で結んで着るというアレンジも可能。そしてなにより、上質ゆえにありがちな堅苦しさがなく、ストレスフリーな着心地や、表裏問わず肌ざわりのよさに驚くはず。ジャケット¥462,000・パンツ¥231,000/ザ・ロウ・ジャパン(ザ・ロウ)

ミニマルなのに退屈ではなく着心地も完璧。ザ・ロウは上質な服を着る喜びを教えてくれる(ファッションエディター 東原妙子さん)

ミニマルなのに退屈ではなく着心地も完璧。ザ・ロウは上質な服を着る喜びを教えてくれる(ファッションエディター 東原妙子さん)

シャツのつくりの美しさにも定評があり、こちらはジャケットの下でもすっきり着られる、ほどよくコンパクトなシルエットが特徴。パンツは、透ける素材のポケットの布袋を外側につけたり、縫製をあえてしつけ風にラフにしたりと、裏返しにはいているようなユニークなデザイン。シンプルなモノトーンのシャツ&パンツスタイルにも、ザ・ロウにしかないウイットが。シャツ¥174,900・パンツ¥495,000・靴¥159,500/ザ・ロウ・ジャパン(ザ・ロウ)

ハンガーにかかっているときにはわからない。体が入ったとき、はっとします。360度、きれいな服(編集 Y.N.)

ハンガーにかかっているときにはわからない。体が入ったとき、はっとします。360度、きれいな服(編集 Y.N.)

前から見るとすっきりしたIライン、バックスタイルは丸く膨らむコクーンシルエットで、どの角度から見ても絵になるワンピース。サイドのくっきり入ったプレスラインは計算されていて、そのエッジの部分が構築的なフォルムを形づくっている。ドレッシーな光沢素材も、無造作に施されたしわ加工でエフォートレスに楽しめるだけでなく、しわが気にならない着心地のよさも備えて。ワンピース¥768,900・バッグ¥517,000・靴¥192,500/ザ・ロウ・ジャパン(ザ・ロウ)

素材とシルエットのよさで、体をきれいに見せてくれる。こんな美しいパンツがあるのかと驚きました。大人が投資する価値のある服がここにはあります(ファッションエディター 三尋木奈保さん)

素材とシルエットのよさで、体をきれいに見せてくれる。こんな美しいパンツがあるのかと驚きました。大人が投資する価値のある服がここにはあります(ファッションエディター 三尋木奈保さん)

日常に取り入れたいシーズンレス&シーンレスなベーシックアイテムをそろえた“エッセンシャル”コレクション。究極のシンプルさと、細部までこだわった着心地で、編集部でもファンが多い。例えば「365日パンツ」と呼ばれるストレートパンツは、美しくドレッシーな素材感ながらウエストゴムでイージーなはき心地。股上が浅く、このうえなく脚をきれいに見せてくれる。バッグ(大)「LARGE N/S PARK TOTE」(43×38×21)¥383,900・(小)「MEDIUM N/S PARK TOTE」(33×28×15)¥262,900・(右トルソー)Tシャツ¥55,000・パンツ¥163,900・靴¥185,900・(左トルソー)ワンピース¥196,900・靴¥159,500・椅子にかけたデニムパンツ¥148,500/ザ・ロウ・ジャパン(ザ・ロウ)

「何だか素敵」の秘密を知る5つのキーワード

シンプルなのに、比類なき洗練されたたたずまい。なにげなく見ているだけではわからないザ・ロウのものづくりの美学を5つのキーワードで紹介。

裏までも贅沢

裏までも贅沢

ザ・ロウのジャケットの裏地の多くは、最上級のシルク100%。着れば隠れてしまう部分にこだわる理由は、見た目の美しさはもちろん、それ以上に常に妥協なく着心地のよさを求めているから。オーダーメイドと同等のクオリティを目ざすこのブランドは、それぞれのアイテムごとに裏地にいたるまで、糸や生地を厳選。素材によるフィッティングの違いも計算しつくされている。

ジャケット¥709,500/ザ・ロウ・ジャパン(ザ・ロウ)

クリエイティブな縫製

クリエイティブな縫製

見る人が「なぜか素敵」と思う理由のひとつに縫製の違いがある。オーセンティックな白シャツも、よく見るとステッチがミリ単位で生地の端ギリギリに施されている。これは、高度な技術を要するもの。一見して気づかないこうした小さな違いの積み重ねが、確実にたたずまいをモダンに見せているポイント。機能性ばかり重視されがちな縫製にまで、今までにない新しい発想が生きている。

シャツ¥174,900/ザ・ロウ・ジャパン(ザ・ロウ)

匿名性

匿名性

「匿名性」は、ザ・ロウを語るうえで欠かせないキーワード。服につけられたネームタグは、簡単に取りはずせるよう四隅をしつけ糸でとめられているだけ。バッグに刻印されたブランド名も、あえて経年で消えていくよう薄くつけているとか。控えめなエレガンスが、一見どこのブランドだかわからない匿名性のあるデザインに表れている。

ジャケット¥528,000/ザ・ロウ・ジャパン(ザ・ロウ)

細部への追求

細部への追求

デザイナーであるオルセン姉妹が自ら「自分たちは完璧主義者だ」と明言するとおり、ザ・ロウのアイテムには細部への探求心が宿る。例えば、人気のパークトート。一見装飾のないシンプルなデザインだけれど、間口の縁は表面にステッチを出さない高度な職人技で仕上げられていて、そんな微に入り細を穿つこだわりのひとつひとつが「ミニマルなのに何だか素敵」をつくり上げている。

バッグ「SMALL N/S PARK TOTE」(22×13.3×12.7)¥218,900/ザ・ロウ・ジャパン(ザ・ロウ)

個性あるサイズ感

個性あるサイズ感

’22年秋に誕生し、NEXTマルゴーといわれる新アイコンバッグ「ソフィア」。並べてみると、微妙な大きさの差でサイズ展開しているのがよくわかる。それでいて、持ったときにはそれぞれのサイズで意外なほど印象が変わり、“その人らしいサイズ”というものがある。そんなふうに、決して物が主役になるのではなく、使う人の個性やテイストに寄り添ってさりげなく引き立ててくれる、そんな相棒的存在。

バッグ(右から)「SOFIA 11.75」(20.5×29.5×11.5)¥658,900・「SOFIA 10」(18×25×11)¥614,900・「SOFIA 8.75」(15.5×21.6×9)¥548,900/ザ・ロウ・ジャパン(ザ・ロウ)
〈about THE ROW〉
メアリー=ケイト・オルセンとアシュリー・オルセンが2006年に設立。ブランド名は、テイラーの聖地として知られるロンドンの「サヴィル・ロウ」に敬意を表して名づけられた。“完璧なTシャツを作る”というプロジェクトから始まったが、またたく間に人気となりフルコレクションを展開。今や世界中が注目するラグジュアリーブランドへと進化中。
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