【50歳からの薄毛&抜け毛対策】育毛コンシェルジュに聞いた正しいヘアケア法は?美容ジャーナリスト・小田ユイコがリポート

40代の中ごろから薄毛・抜け毛に悩み始めた小田ユイコ。今回、東京・中野で育毛サロンを経営し、発毛実績を上げているという小林弘子さんの噂を聞きつけ、さっそく取材に。すると、ふだんよかれと思って行っているヘアケアに、たくさんの勘違いと間違いが!
小林弘子さん

小林弘子さん

育毛コンシェルジュ、毛髪診断カウンセラー、毛髪診断士。東京・中野で育毛サロン『サイエ』を主宰。施術をした人はのべ7万人以上。その育毛、発毛実績から、「ハゲのカリスマ」と呼ばれる。NPO法人『サイエ式育毛コンシェルジュ協会』の代表を務め、全国の美容師、理容師を対象に「育毛・発毛スクール」も。著書に『あなたは「髪を生やす」習慣をしらないだけ。』(主婦の友社)が。
公式サイト
小田ユイコ

小田ユイコ

美容ジャーナリスト。出版社に勤務後、独立。『eclat』『MAQUIA』『LEE』『BAILA』などの女性誌や、WEB媒体で美容記事を執筆。「美しさは健康から」をモットーに、女性のカラダに関する取材を長年にわたり行う。1965年生まれ。
公式サイト
Youtube

髪にボリュームを復活させる、目からウロコの方法とは!?

女性ホルモンの減少より“ネガティブ思考”が薄毛&抜け毛の原因に!?

うねり、白髪など髪の問題が多発する50代。しかし、私、美容ジャーナリスト・小田ユイコがもっとも気になる髪悩みは、なんといっても「薄毛・抜け毛」です。

髪がドッと抜けて薄くなり、ロングヘアを維持できなくなったのが40代半ば。波はあるものの、その後も徐々に目減りし、額の生え際がだんだん後退してくるとともに、分け目が目立ってきて……。これからもどんどん薄く、減っていくのかと思うとゾッとするし、かといってこれといった打開策も見つからなくて。薄毛、抜け毛の原因はやっぱり更年期によるもの? 

「更年期の影響は少なからずあると思います。ただ、女性ホルモンの減少が薄毛、抜け毛に直結しているというよりは、更年期による体調やメンタルの変動が髪に影響していると考えて」と小林弘子さん。

「特にストレスは髪に大きく影響。更年期になると、幸せホルモンと言われるセロトニンが減ってきます。すると『こんなに抜けたから、もうダメだ』とか『目立ってきた分け目を人が見ているのではないか』とネガティブ思考に。そんながっかりや自分へのダメ出しがストレスを生み、血流が悪くなって発毛、育毛の妨げになっている可能性が。」(小林さん、以下同)

毛根は死滅せず! 何歳からでも髪は再生が可能

マイナス思考が薄毛、抜け毛を招いていたなんて!驚きです。

「大丈夫! 髪は抜けても、毛穴が死んでしまうことはほどんどなく、状況さえととのえば必ずまた生えてきます。実際、80代になっても毛根が完全に閉じてしまうことは、めったにないのです。薄毛の人でも、よーく見ると産毛のような髪が生えているもの。なんらかの原因で細くなり、抜けやすくなっているだけなのです。
 抜け毛が気になったときも、抜けてしまった髪の数など数えずにさっさと捨て、『髪は抜けたけれど、次に生えてくる髪が太くしっかり、抜けにくくなるようにしよう』と考えてみて。実際細くて短い毛が抜けてしまうのは、次にしっかりと太い毛が生えてくるチャンスなんですよ」

まずは思考のリセットが大事だということなんですね。「抜け毛がチャンス」だなんて、フツフツと勇気が湧いてきます!

「これまで美しさを維持してきた50代の女性に、思いつめて一人で悩んでしまっている人が多いんです。今からでも育毛のためにできること、たくさんありますので。それをひとつずつ実践していけば、なんらかの手応えはつかめるはずですよ。」

毛根は死滅せず! 何歳からでも髪は再生が可能

日々のシャンプーやブラッシングで抜けた髪を見つめていると、胸を締めつけるような悲しみが。そんなときは思考をリセットして「次の発毛、育毛のチャンス!」ととらえよう。

「薄毛、抜け毛は遺伝」に振り回されない!日々のケアや生活習慣を見直して

これからは薄毛、抜け毛に目を背けず、ぜひ前向きにケアしたいところですが、薄毛、抜け毛が遺伝だった場合、ある程度限界があるのでしょうか?

「男性ホルモン(テストステロン)と還元酵素(5αリダクターゼ)が結びつくと脱毛ホルモンが生成され、髪が細くなり、短命になるのは事実。男性ホルモンの活発さと還元酵素の量は、確かに遺伝しやすいのですが、その遺伝子を持っていても100%薄毛にはなりません。
それよりも、先ほどお話したストレスと、生活習慣や日々のシャンプーなどお手入れ方法のほうが薄毛、抜け毛に影響しています。遺伝に振り回されないで! と声を大にして言いたい」

「また胃腸が弱い遺伝子を持っていれば、栄養をうまく吸収できず頭皮に栄養が回らなくて薄毛、抜け毛になる可能性が。目に負担がかかりやすい遺伝子を持っていれば、頭皮が凝りやすく、やはり薄毛、抜け毛に。こういった遺伝がもたらす髪への影響も、栄養バランスと消化吸収のいい食事を工夫したり、目の疲れをこまめに取ることで防止できます」

思考のリセットもそうですが、自分の心やカラダの陥りがちなクセをケアすることが、薄毛、抜け毛の予防につながるなんて、目からウロコです! 

育毛とは、髪1本1本を“強く太く”すること!

髪がフサフサになるとは、髪の本数が増えること?

「いえ、髪1本1本を太くすることなんです。髪が薄くなり、地肌が目立ってくるのは、髪1本1本が細くなりボリュームがなくなるから。太い髪は成長期が長く、留まる年数も長いですが、細い髪は成長期が短く、抜けやすいのです」

「髪1本1本はそれぞれ成長期、退行期、休止期を繰り返していますが、成長期のとき、毛穴の奥にいる毛乳頭にしっかりと血液をめぐらせて栄養を届け、毛母細胞の分裂を促すことで、髪はしっかり太く、そして長く成長します。通常だと成長期は5~6年、太い髪だと7~10年に及びます」

「太くてしっかりとした髪は抜けにくく、5年、7年、10年と長く留まるので、そういう髪が増えれば、結果髪全体の本数も増え、ボリュームアップします」

そういえば、抜けた髪をみると細くて短い! 成長期に十分栄養が足りていなかったということ?

「そうなんです。細い髪の寿命は3年ほどで、半年から1年で抜けてしまうことも。抜け毛を見ると、生えた時期にどんな生活を送っていたかがわかります」

今日のお手入れ、食べたもの、メンタルが数年後の髪をつくる

髪はカラダ、心、生活習慣、食べていたもの、お手入れ法の「成績表」だと分かった今回の取材。これらを今変えれば、1年後、3年後、10年後の髪が1本1本太く、しっかりとして、結果フサフサも夢じゃない!

育毛&発毛のための、正しい髪の洗い方

①シャンプーは、頭皮ケアタイプのもので「毎晩洗う」のが正解

シャンプーは、頭皮ケアタイプのもので「毎晩洗う」のが正解

シャンプー、特に泡立つシャンプーは、毎日だと洗い過ぎになりかねないと聞いたことがあります。実際はどうなのですか?

「洗浄力が強すぎるシャンプーだと、頭皮に刺激を与えてしまう可能性も。ただ、発毛、育毛を考えるとシャンプーは毎日が基本。なぜなら、1日過ごした髪と頭皮は汗、皮脂はもちろん、大気汚染物質や花粉などが付着しているからです」と小林弘子さん。

「そのまま寝てしまうと、頭皮に刺激を与え、もっとも髪が成長する大事な夜に、毛乳頭や毛母細胞が働けない状態になってしまいます。毎日だと洗い過ぎになるのは、シャンプーの選び方と洗い方の問題。適切なシャンプーを選び、やさしく洗えば、決して洗い過ぎにはなりません」(小林さん、以下同)

夏は自然と毎日シャンプーしますが、冬などは汗、皮脂が気にならなければシャンプーしないほうがいいのかな? と思っていたのは、間違いだったんですね。どういうシャンプーを選べばいいのですか?

「薄毛、抜け毛対策でもっとも重要なのは、頭皮のうるおいを奪わず、刺激を与えないこと。顔の洗顔で言われていることと同じです。具体的に言うと、ココイルメチルタウリンNaや、ラウロイルメチルタウリンNaといったアミノ酸系の洗浄剤を使ったシャンプーがおすすめ。製品の裏側の全成分表示を見て、このどちらかが入ったシャンプーを選ぶといいでしょう」

②シャカシャカ洗い、スカルプブラシ洗いはNG!

シャンプーのポイントや注意点は以下のとおりだそう。

①基本は2度洗い。1回目は髪を濡らしたあとザッと泡立ててすぐに流す。
②2回目は、髪を泡立てネットに見立ててこっくりホイップのように泡立て、泡パックをするように1~2分置く。
③洗い流すお湯の温度は、37度の水に近いぬるま湯で。

「頭皮をシャカシャカ掻くように洗うのは厳禁。スカルプブラシで洗うのもNGです。頭皮の刺激になってダメージを与え、乾燥させてしまい、髪が育つ土壌が台無しに。スカルプブラシの先端は毛穴より大きく、そもそも毛穴汚れをかきだすことはできません。泡パックで十分汚れは浮き上がります」

爪さえ立てなければシャカシャカしてもいいのかなと思っていました!よーく考えてみれば、顔だってゴシゴシしないし、ブラシなど使わなくても泡を転がすだけで汚れは落ちるもの。頭皮の刺激、乾燥が薄毛、抜け毛のもとなのですね。 

「そうなんです! だからシャンプー時のお湯もとても大事。水道水の塩素は、頭皮を乾燥させます。おすすめは¥5000〜¥10000くらいで買える塩素を除去するシャワーヘッドにつけ替えること。今お使いのシャワーヘッド部分を外して取り換えるだけです」

「そういうシャワーヘッドには、活性炭、亜硫酸カルシウム、L-アスコルビン酸(ビタミンC)などの塩素除去剤が入っています。また、シャワーの圧力が強すぎると、頭皮を刺激し、乾燥の原因に。なるべくゆるやかな水圧で流しましょう」

シャカシャカ洗い、スカルプブラシ洗いはNG!

アミノ酸系の洗浄剤ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルタウリンNaを採用。精製水ではなく温泉水を使用し、頭皮の働きをサポートするフルボ酸を配合。「ユニセックスな香りで使いやすく、傷んだ毛髪もケア」(小林先生)スカルプシャンプー 500ml ¥5,280/プーラ

シャンプー

アミノ酸系の洗浄剤、ココイルメチルタウリンNaを採用。使用している水は、ミネラルを多量に含む富士の天然バナジウム水。「ハリ、コシ重視で髪にボリューム感を出したい人におすすめのシャンプーです」(小林先生)ルリアン ラグジュアリースパシャンプー V 250ml ¥6,050/ルリアンジャパン

③コンディショナー&トリートメントも「頭皮ケア用」を

コンディショナーやトリートメントは?

「頭皮につけてOKで、しっかり頭皮をうるおして健やかな状態に導いてくれるものがいいですね。『頭皮につかないように』と注意書きがあるものは、キューティクルをととのえるなど“髪をキレイに仕上げること”を第一目的に開発された製品。シャンプーもそうですが、薄毛、抜け毛が気になる人は『頭皮ケア』をうたっているものを選んでください」

「髪そのものをキレイにととのえるシャン・コン・トリと、頭皮をケアするシャン・コン・トリは、残念ながらなかなか両立しません。薄毛、抜け毛が気になるなら、とりあえず髪のキレイをあとまわしにしてでも頭皮ケアものを選ぶべき。髪にツヤがなくなっちゃうんじゃないの? と心配かもしれませんが、うるおった頭皮ですくすくと育てば、いずれ髪そのものにツヤ、コシが出てきます」

速攻的にツヤやコシが欲しいときはどうすればいいですか?

「髪そのものをキレイにするコンディショナーやトリートメントは、髪のキューティクルをととのえるコーティング剤などが配合されています。なるべく毛先中心に使ったり、アウトバスで使う髪用のトリートメントを、なるべく頭皮につかないようになじませたりしてください」

シャンプー

頭皮になじませてOKなリンス。希少なマコモ耐熱菌を配合。γ-オリザノールなどの成分が髪を根元から健やかに。「全頭脱毛症や瀰漫型脱毛症、アトピー体質の方にもおすすめしています」(小林先生)ジザニア リンス 300ml ¥3,080/リバーヴ

何げなく日々行っている洗髪に、たくさんの落とし穴が。さっそく見直すことを決意!

元気な髪のためのスペシャルケア、やっていいこと・いけないこと

①濡れた髪に頭皮ケアエッセンスをなじませ、すぐに乾かさず20〜30分放置

お風呂から上がったらまずすべきことは?

「タオルで髪を押さえるようにやさしく水気をふき取ったあと、ここがとても重要なのですが、髪が湿っているうちに、頭皮ケアエッセンスをつけてください。間髪入れず、頭皮を保湿するためです。洗顔後、顔が乾かないうちに化粧水をつけるのと同じですね。額や耳まわり、襟足にもつけるのがおすすめです」

頭皮ケアエッセンスは今までも使っていましたが、タオルドライ後すぐにはやっていませんでした。額や耳まわりにもつけるとは知らなかった!

「そして、すぐにドライヤーで乾かさず、そのまま20〜30分放置を。ドライヤーの熱風は頭皮を乾燥させ、乾燥すれば頭皮からの皮脂分泌がひどくなり、炎症や毛穴づまりを引き起こし、育毛の妨げに」

これはびっくり。とにかくすぐに髪は乾かすものと思い込んでいました。

「すぐに乾かしたほうがいいと言われるのは、髪のため。頭皮にとっては自然乾燥がいちばん。そうはいっても濡れたまま寝るのは髪にとってよくないですし、冬は風邪をひくもとですので、なるべく髪の表面に風があたるようにドライヤーを当てて乾かしましょう。ただし、頭皮は多少しっとりしているときに終了するのがコツです」

「頭皮ケアエッセンスは、日中もこまめに吹きかけるのがおすすめ。顔の肌が乾いたなと思ったら、ミスト化粧水を吹きかけるのと一緒です。うるおいをキープすることで、乾燥や大気汚染、紫外線のダメージからも頭皮を守ってくれます」

頭皮ケアエッセンス

頭皮を保湿、保護してくれる小林さん開発の頭皮ケアエッセンス。育毛をサポートし、妊娠中や抗がん剤治療後、子供からアトピー性皮膚炎の方まで使える。サイエッセンス 150ml ¥3,245/サイエ

小林さんおすすめの頭皮ケアエッセンス。

小林さんおすすめの頭皮ケアエッセンス。植物と糖の力でボリュームヘアに。頭皮にハリが出て、髪が根元から立ち上がる。「スーッとした清涼感があって、日中ケアにも心地いいですよ」(小林さん)カスイエッセンス 80ml ¥5,720/アジュバンコスメジャパン

②頭皮のコリを感じたら、「親指のつけ根マッサージ」を!

「頭皮の硬さが薄毛、抜け毛の原因になるので、凝った筋肉をほぐしましょう。両手の親指のつけ根を耳の上(側頭筋)にあてて、両側からはさむように持ち上げ、3秒キープ。実は薄毛、抜け毛の原因になっている頭蓋骨のゆがみ矯正にも役立ちます」

「頭皮を5本の指を使ってマッサージすると、首肩に力が入り、かえって頭皮への血流が妨げられてしまうことも。親指のつけ根を使うと、軽い力で効果的にマッサージできます。また、耳を引っぱったり回したりするのもおすすめ。朝晩はもちろん、日中疲れやストレスを感じたら行うのを習慣にして」

「目の疲れもストレスを招き、薄毛、抜け毛の原因に。疲れたなと思ったら、10秒目を閉じるのをクセにして。またお風呂で湯船につかりながら水で絞ったタオルを目にあてクールダウンしたり、眉毛をつまんでもみほぐすのもおすすめです」

頭皮用の美容家電を使うときは注意が必要

スカルプマッサージャーや頭皮用の美顔器を利用するのは?

「不要な摩擦や刺激を与えなければOK。また、頭皮は顔以上に繊細なので、顔モードで頭皮をケアするのはNG。かならず頭皮モードで時間を守って行いましょう。ですが、充電の必要もなく、いつでもどこでもケアできる、手によるマッサージがもっとも手軽で効果的だと私は思います」

ブラッシングは効果的?

「私はおすすめしていません。ブラッシングは、シャンプーを毎日できなかった時代のヘアケア法。ブラッシングするとどうしても髪にテンションがかかり、まだ抜けなくていい髪まで抜けてしまいます。途中で抜けても、毛周期は変わらないので、次に生えてくるまでの期間が長くなり、その間、髪のボリュームがダウンしてしまいます」

「正しい頭皮ケアをすると、頭皮が透明感を帯びてみずみずしくなり、フカフカに。髪が育つ土壌がととのい、成長期にしっかりと太い毛が育ちます」(小林さん)

食事編:海藻にこだわらず、まんべんなくいろいろな食材を

カラーリングのあと、頭皮にしばらくかゆみを感じるのですが、これも薄毛、抜け毛の原因?

「それはアルカリ性のカラー剤の刺激が強いせいですね。熟練の美容師さんは頭皮につかないよう少し根元から浮かせてカラー剤を塗布しますが、それでも洗い流すときに頭皮に付着してしまいます」

「カラーリングには、天然ハーブのカラーリング剤、ヘナがベスト。その場合、アルカリのカラー剤が混じっていないものかどうか、美容師さんに聞いてみてください」

【vol.1】で髪は食べていたものを含め、数年後に現れる生活の成績表というお話がありました。わかめや昆布を食べると髪が生えるというのは、やはり都市伝説?

「そうですね、ミネラルは髪にとってももちろん大切な栄養素ですが、それだけで髪が生えるということはありません。髪はケラチンというタンパク質でできていますから、お肉、魚、大豆製品を摂ることも重要。そして、それを髪の栄養に変えるにはミネラルやビタミンが必須。つまり野菜も含め、さまざまな食材をまんべんなく食べることが大事です」

「食生活でいうと、胃腸を荒らさないことも栄養を髪までしっかり届けるために重要。パンやパスタ、うどんなどに含まれるグルテン(小麦たんぱく)、牛乳やヨーグルト、チーズなどに含まれるカゼイン(乳たんぱく)は日本人が消化する能力が低く、便秘や下痢、腹痛のもとに。育毛、発毛のために、食べ過ぎには注意しましょう」(小林さん)

数年後の健やかな髪のために。正しいケアを続けたい!

数年後の健やかな髪のために。正しいケアを続けたい!

今回の取材で分かった、「薄毛、抜け毛対策は頭皮ケアにつきる」ということ。これまで薄毛、抜け毛は気になるものの、どうしても髪ばかりが気になり、頭皮のことをそこまで真剣に考えてケアしていなかったなあ、と。知らず知らずのうちに、頭皮に負担を毎日かけてしまっていた、と気づきました。

取材以来、シャンプーは泡パックで、お風呂から上がったら即頭皮ケア美容液をなじませ、なるべく自然乾燥で髪を乾かし、自分の手による頭皮マッサージや、日中の保湿ケアも行うようになりました。

すると、以前は頭皮がムズムズかゆいことが多かったのですが、自然といつも穏やかに。シャンプー時の抜け毛も少し減った気がします。自然乾燥や保湿ケアをこまめにおこなうことで、髪がまとまらない、ベタつくなどが出てくるかなと思っていたのですが、むしろ快適。朝スタイリングしたふんわりが1日キープされるようになりました。

でも、今ケアしていることの本当の結果は、半年後から数年先の髪の状態に現れます。私は57歳なので、60代になったときにボリュームのある髪でいられて、そして笑顔でいられるよう、焦らず、コツコツ、長期戦で。この先の楽しい人生を夢見ながら、頭皮をケアを続けていきたいと思います。

▼こちらの記事もチェック
Follow Us

What's New

Feature
Ranking
Follow Us