華組 岡部みわこブログ

岡部みわこ

岡部みわこ

外資系企業会社員

子育ても終了し、色々な事に挑戦中。座右の銘は「やってみなはれ」趣味が高じてワインと日本酒は、日本ソムリエ協会認定のワインエキスパートとSAKEディプロマを取得。ピアノとスキーも楽しんでます。夢中になれることがある幸せを噛みしめつつ、日々の気付きや喜びをブログでお伝え出来るよう頑張ります。

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春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展

3月初旬エクラ編集部の企画で、山本容子先生自らが作品の説明をしてくださる何とも贅沢なギャラリーツアーに参加。あまりにも素晴らしい版画展だったのでお気に入りのスプリングコートを着て再訪してまいりました。
山本容子先生の版画展は早稲田大学にある、
国際文学館(村上春樹ライブラリー)で5月27日まで開催されています。
あまりにも展示会が素晴らしかったので、
アートに造詣の深い華組の細谷奈弓ちゃんと、
春爛漫な週末に再訪しました。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_1
建築家、隈研吾さん設計のライブラリーは、
美しい曲線を描く木材の庇が印象的な建物となっています。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_2
先日のギャラリーツアーは、
お天気があまり良くなかった為、
建物の写真が撮れませんでした。
今回はライブラリーの外観もゆっくり鑑賞できました。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_3
版画展は2階展示室で開催されており、
吹き抜けの回廊にずらりと作品が展示されています。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_4
山本先生の著作越しに見える、
木製ルーバーのトンネルが美しいライブラリー
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_5
先日のギャラリーツアーでは、
アーティストとして山本容子先生がどのように作品を描いているのか、
本の装丁、挿絵は、
どのようなアイデアやインスピレーションに基づき制作しているのか等々、
大変興味深いお話を沢山伺うことが出来ました。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_6
山本先生の作品は繊細なタッチと独特な色彩が美しく、
物語の登場人物達は皆、
その表情や佇まいから、
どんな性格なのかを私達読者は想像することが出来ます。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_7
私はこのウサギさんの表情が大好き♡
ディズニーアニメに登場するウサギさんよりも、
オシャレでちょっとスノッブな印象が心に残ります。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_8
正直に言うと、
本の装丁や挿絵について余り深く考えを巡らせたことが、
今まで一度もなく、ただ美しいと感じたり、
本の内容を的確に表現していると思ったり、
また逆に本の内容とこれってあってるのかしら?と疑問に思ったり、
本の装丁や挿絵の持つパワーに気付きませんでした。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_9
今回、山本先生のお話を伺って、
本の装丁も挿絵も、
物語への深い理解とリスペクト、
そして、いかに自分をその物語の世界に没入させて行くかということに、
腐心されて描かれているのだと言うことが分かりました。
それを分かった上で見る作品はまた別の輝きを放っていました。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_10
シェークスピアのソネットという詩集の装丁と挿絵を制作するにあたり、
生家を訪ねるなどの取材は勿論、
詩集を読み込み、
自分というフィルターを通して感じる世界や、
見えてくる光景を描こうとされていらっしゃるそうで、
決して内容の説明画=イラストレーション、
は描かないポリシーを山本先生はお持ちとのことでした。
だからこそ、私達読者は、
先生の挿絵に想像力を掻き立てられるのかもしれません。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_11
私が大好きなこちらの挿絵は、
シェークスピアが穴からこちらにいる現代の私達を覗いている図。
先生自身が、
どうしてもシェークスピアの愛の詩に共感することが出来なかったため、
現代の私達がシェークスピアの時代を覗き込むことで、
作品への同調ではなく、客観的な視点を表現されたそうです。
うーん、深い。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_12
次は白雪姫の物語。
老若男女問わず皆が知っているこの物語ですが、
あまりにディズニーアニメのキャラクターのイメージが強すぎて、
描くのにとても苦心したと仰っておられました。
そこで先生は、重要なキャラクターだけれど、
すぐに顔が浮かばない狩人から描くことにしたそうです。
狩人は、当時チェコ旅行をした際に印象に残ったチェコキュビズムから、
インスピレーションを得たとのこと。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_13
そしてやはり、
山本先生の代表作といえば、
不思議の国のアリスではないでしょうか。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_14
壁一面に展示されたアリスの挿絵はまさに壮観!
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_15
私のお気に入りの一枚は右下の、
アリスが必死にフラミンゴを捕まえる挿絵。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_16
鏡の国のアリスのチェス版を表現したこちらの展示は、
鏡を使って敵陣営を上手く表現しています。
奈弓ちゃんと鏡を利用して一枚パチリ。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_17
前回、山本先生の説明を聞くのに必死で、
気になった作品もじっくり見ることが出来なかったのですが、
2回目ともなると、
全ての作品をゆっくり鑑賞することが出来、
新たな感動を覚えました。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_18
こちらは山本先生にサインしていただいたカード。
何とも言えない表情のワンコのイラストまで描いてくださいました。
我が家のリビングに大切に飾っています。
ナチュラルな笑顔が美しい山本先生と記念撮影。
作品への情熱とは裏腹な柔和な表情に、
すっかり魅了されてしまいました。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_19
ギャラリーツアー後に山本先生を囲んで、
茶話会が開催されたのですが、
その際に先生には大変嬉しい言葉をいただきました。

私が先生にサインしていただいた時に
「先生の作品を拝見して、大人になってすっかり忘れてしまった感性というものを今日、思い出しました」と感想をお伝えしたところ、
「今日、私が聞いた感想の中で一番嬉しい言葉だわ。山本容子の絵が好きだと言われるのは勿論嬉しいけれど、私の作品を通じて皆さんに何かを感じたり、考えて貰えたらそれが一番嬉しい。」そう仰ってくださったのです。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_20
私は小さい頃から本を読むのが好きで、
様々な作品を読むたびに、
その本が描く世界へと自分を埋没させていました。
悲しい物語を読むと、暫く悲劇のヒロインの様な気持ちになったり、
冒険物語を読むと、まるで自分が冒険家になったかのように、
見る景色にワクワクしたり、
いつもと違う道を通って帰宅してみたり。
でも、いつの頃からか自由自在に本の世界を行ったり来たりすることはなくなり、
感受性の扉を固く閉ざすようになっていました。

それは大人の知恵なのかもしれませんが、
職場でもママ友社会でも、
鈍感な方がラクな場面が沢山あって、
些細な言葉に傷つかない様に生きてきたら、
いつの間にか感動することも少なくなってしまったのかもしれません。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_21
山本先生が描くのに大変苦労した挿絵、右下のひっくり返るトカゲのビリー
これからの人生そう長くはないかもしれないのだから、
もう恐れるのはやめて、
錆びついた感性の扉を開け放つ、
私の今後の素敵な目標です。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_22
スプリングコート: 1er arrondissement, デニム:ZARA, バッグ:CHEVERE, シューズ:PIPPICHIC
今回再訪した際に、もう一つ嬉しいことがありました。
村上春樹ライブラリーで働いていらっしゃるスタッフの方から、
「エクラ華組の方ですか?ブログ拝読しております」
とお声がけくださったのです。
私は面識のない方にその様なことを言われたことがなかったので、
初めはびっくりしてしましたが、
私の拙い文章と写真を見ていただいているのかと思うと、
感激してしまい、
一緒に写真を撮らせて頂きました。
お声がけいただき、本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_23
お声がけ下さったスタッフさんは知性的で大変美しい方でした。お顔をお出しできないのが残念(涙)
展示会を十分楽しんだ私と奈弓ちゃんは、
お腹も空いたので飯田橋のピッツェリア、ピアットへ。
お花見の人が多い九段下エリアからは少し離れているせいか、
とても静かにランチができました。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_24
奈弓ちゃんのオススメだけあってピザはどれも美味しくて、
お値段もお手頃。
九段下でお花見した後のランチにうってつけのロケーションです。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_25
ランチ後はお花見もできました。
充実の週末に感謝です。
奈弓ちゃん、ご一緒してくれてありがとう♪
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_26
Webエクラをご覧の皆さまも、
是非、山本容子先生の版画展お出かけください。
きっと心惹かれる作品に出会えると思います。
春爛漫な週末に再訪 - 山本容子版画展_1_27
今回も最後までブログをご覧いただきありがとうございます。
寒暖の差が激しい日々ですが、
風邪など引かれぬようご自愛ください。
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